前回ダイアモンドのある一部分での価格の下落を書きましたが、一部分ではありましたがほとんどが付加価値性の高いところという事もあります。つまり、日本の政府が発表している国内の経済状況が堅調であるという言葉とは裏腹にリセッション(景気後退)状態にあることをダイアモンドは示しています。
ダイアモンドというものは世界の経済状況の鏡の部分があります。一つの国の経済環境が悪いからと言って価格に影響が出ることはありません。世界の経済に連動をしているわけですが自民党がよく言う民主党政権下での日本の経済状況のお寒い中でもダイアモンドの価格は堅調でした。それはもちろん中国の経済の台頭です。
高度成長下の日本とその後のバブル時代にもやはりダイアモンドの価格は上昇をしておりましたが、一方で一番価格が上がりそうなバブルスタートの頃は逆に価格が弱含みでした。それはそれまで迷信でダイアモンドは価格が下がらない。それはシンジケートが全てのダイアモンドを握り価格をコントロールしているからというものでした。
しかし、1980年代その迷信は見事に崩壊をしました。その要因は日本市場への異常なまでの依頼心による供給過多でした。日本市場には歴史的にもダイアモンドの保有が少なかったことも有り日本からのバイヤーが連日のように世界各国の取引所に現れ買いまくっていたことも有り、週間ごとにダイアモンドの価格は上昇をしておりました。
結果としてソ連のアフガン侵攻というきっかけを境に経済への不安や足踏み状況の中で過度な供給がたたり価格が下落状況に転じました。シンジケートは大量の資金を投じて研磨市場からダイアモンドを買いまくりましたが後の祭りという事がありました。しかし、日本はバブル真っ最中だったのです。
現在の状況はその時の状況とは明らかに違い、マーケットにダイアモンドがあふれていることに加え、すでに多くの人々がダイアモンドを保持しているという事と供給元が複数あるという事が環境にあります。
それ故に1ctサイズ以下のダイアモンドが売れないことは理由もはっきりとしています。しかし、大粒サイズはというと、どんなに掘り続けても絶対数がありませんから価格の下落はありません。しかし、付加価値の付き過ぎたところに関していえばやはり明らかな経済状況に起因をする価格ですから状況が悪くなればやはり下がるわけです。
現状を考えると付加価値性の高いダイアモンドの価格を引き上げる状況にありませんからその下のところは下がらないといっても上がる状況にもありません。
ダイアモンドに関わらず宝飾業界自体が低迷期に入り出口の見えない状況にあるわけですから今後は多くの業者が退出をすることになるでしょう。しかし、業界の強さはそこからです。
つまり、業界を虫食いしてきたなんちゃって業者が退出をすることにより、正常化をしていく可能性があるわけです過去にも同じようなことがありました。宝飾業界自体は2000年以上の歴史を刻む業界ですから無くなることはありません。
しかし、しばしの間は日本の経済状況に関わらず世界的に低迷期に入るでしょう。しかし、その反面を持っているのも宝飾業界の強さでもあります。ただ、ダイアモンドに関しては長期間で測ることが大事です。
https://ameblo.jp/diamonrow
ダイアモンドというものは世界の経済状況の鏡の部分があります。一つの国の経済環境が悪いからと言って価格に影響が出ることはありません。世界の経済に連動をしているわけですが自民党がよく言う民主党政権下での日本の経済状況のお寒い中でもダイアモンドの価格は堅調でした。それはもちろん中国の経済の台頭です。
高度成長下の日本とその後のバブル時代にもやはりダイアモンドの価格は上昇をしておりましたが、一方で一番価格が上がりそうなバブルスタートの頃は逆に価格が弱含みでした。それはそれまで迷信でダイアモンドは価格が下がらない。それはシンジケートが全てのダイアモンドを握り価格をコントロールしているからというものでした。
しかし、1980年代その迷信は見事に崩壊をしました。その要因は日本市場への異常なまでの依頼心による供給過多でした。日本市場には歴史的にもダイアモンドの保有が少なかったことも有り日本からのバイヤーが連日のように世界各国の取引所に現れ買いまくっていたことも有り、週間ごとにダイアモンドの価格は上昇をしておりました。
結果としてソ連のアフガン侵攻というきっかけを境に経済への不安や足踏み状況の中で過度な供給がたたり価格が下落状況に転じました。シンジケートは大量の資金を投じて研磨市場からダイアモンドを買いまくりましたが後の祭りという事がありました。しかし、日本はバブル真っ最中だったのです。
現在の状況はその時の状況とは明らかに違い、マーケットにダイアモンドがあふれていることに加え、すでに多くの人々がダイアモンドを保持しているという事と供給元が複数あるという事が環境にあります。
それ故に1ctサイズ以下のダイアモンドが売れないことは理由もはっきりとしています。しかし、大粒サイズはというと、どんなに掘り続けても絶対数がありませんから価格の下落はありません。しかし、付加価値の付き過ぎたところに関していえばやはり明らかな経済状況に起因をする価格ですから状況が悪くなればやはり下がるわけです。
現状を考えると付加価値性の高いダイアモンドの価格を引き上げる状況にありませんからその下のところは下がらないといっても上がる状況にもありません。
ダイアモンドに関わらず宝飾業界自体が低迷期に入り出口の見えない状況にあるわけですから今後は多くの業者が退出をすることになるでしょう。しかし、業界の強さはそこからです。
つまり、業界を虫食いしてきたなんちゃって業者が退出をすることにより、正常化をしていく可能性があるわけです過去にも同じようなことがありました。宝飾業界自体は2000年以上の歴史を刻む業界ですから無くなることはありません。
しかし、しばしの間は日本の経済状況に関わらず世界的に低迷期に入るでしょう。しかし、その反面を持っているのも宝飾業界の強さでもあります。ただ、ダイアモンドに関しては長期間で測ることが大事です。
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