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2018年1月11日木曜日

ダイヤモンドの値動き⁉

 昨年一年間のダイヤモンドの値動きが出てきましたが、大方の予想通りに3ctアップ以外のサイズにおいては値動きが鈍く、特に0.5ctに関しては15%以上の値下がりをしている状況は現状の世界経済を反映しているのでしょう。

 0.3ctに関してはもともと価格も弱含みという事で大きな変化はなく値上がりはなかったという程度で1ctサイズに関してもトータル5%程度の値下がりという事であり、大きな変動とは言えません。

 ただ、ここ2カ月程度を見てみるとそれぞれのサイズがクリスマスシーズンという事もありわずかではありますが値上がりをして言えるという状況です。

 一般論として大粒ダイヤモンド以外に関しては鉱山の生産が調整段階に入っているにも関わらず僅かながら下がっている状況は現在の経済のゆがみ現象でもあるのでしょう。

 日本などは顕著な例ですが株価等の値上がりに関わらず、相変わらずデフレ脱却が出来ない状況やそれぞれの企業が利益を出せずにいる状況は政府の経済政策の明らかな失敗であるといえるでしょう。最悪なのは政府がそれに気づいていないことです。

 つまり、実体経済が伴っていないのに株価が上がるという事は本来あり得ない状況であり、いわゆるバブル時期よりもバブルという事になります。バブル期は少なくて良いか悪いかは別にしても土地の値段が上がり、物も売れており、更には物価の上昇も伴っておりました。

 これはなにも日本だけの状況ではなく物が売れていないのに株価だけは上がるという金融資本主義の危険水域に見られる現象が先進国のあらゆるところで見られており、その現象の一つがダイヤモンドの値動きであり、バランスなのだと考えられます。

 過去の歴史はコントロールがあったことも有りますが一つのアイテムが値下がりと値上がりの現象が同時におこるという事は稀でありました。これはダイヤモンドの性質が同一でもサイズによって違う商品になってきたことを表します。

 ダイヤモンドビジネス自体も変質し、サイズによってのスタイルが変わってきたことを表していますが。私自身も現在の扱っているダイヤモンドのサイズを宝飾業界としての認識はありません。

 ダイヤモンドは値動きといっても扱い方によってはあまり意識をせずにいたほうが良いのかもしれません。特に宝飾品としてのダイヤモンドを扱う場合においては価格の変動よりも売り方の変化を意識した方が良いでしょう。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/

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