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2018年1月31日水曜日

政治家たる者は⁉

法律というものは絶対的な物でなければいけないが万能ではないという欠点があります。

 江戸時代の下町奉行の『大岡裁き』という法律を超えた人情であったり、倫理感であったりといった人間性が優れた人間が地位の上での解釈として裁きを行ったことは有名です。

 しかし、残念ながら現在の日本ではそれが望めないのか、法律を決める政治家のレベルがあまりに低いのか、それを選ぶ国民のレベルが低いのか情けないまでの失態が続いています。

 まずはなぜに何度も失言暴言を繰り返す政治家を選び、国政に送る選挙民の倫理観に関しては理解を超えています。殆どの舌禍問題を起こす議員はいつも一緒です。

 舌禍問題にならないにしても国会議員の気持ちの中には『法律にふれなければ』という気持ちが何時もあるように思います。法律というものは目安であり、万能のものではない以上それを創る国会議員は倫理の上に立っていなければいません。

 今回オリンピックを控えた禁煙区域設置法案に関しても、80平米以下を除く飲食店での喫煙の禁止する内容がいつの間にか『自民党たばこ議連』なる者たちの意見により130平米まで広げられたという事でその理由が『タバコは嗜好品であり、法律で禁止されているものではない』という理屈だそうです。

 法律で禁止されているかどうかではなく実際に健康被害や副流煙による間接喫煙、また飲食店などでの味覚障壁等々上げたらきりのないくらいの問題があるわけです、これらを看過せずに法律にしていくのが国会議員の役割です。自分ら都合や嗜好性で法律や倫理を無視して良い訳はないのです。

 以前からどれだけ『法律にふれてはいません。』という言葉を国会議員の口から聞いただろうか、国会議員は法律に触れているかどうかではなく一般常識の中での倫理観に反していないだろうかどうかを考える人でなけれなならないはずです。

 多くの官公庁の中での喫煙は禁止されている現在において国会議事堂や議員会館は禁煙ではないという事を考えると自分らの都合で法律を作っているといってよいのでしょう。

 130平米以下の飲食店を対象にした喫煙可能区域は東京都の飲食店の80%をj超えるという事です、そうなると東京の殆どの飲食店は喫煙が可能ということになります。そうなるとオリンピックで来日をするはずの多くの外国人は日本人をどのようにみるのでしょうか?

 ひとまずは皆さんで考えてみましょう。
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2018年1月29日月曜日

仮想通貨トラブル⁉

 仮想通貨については以前から書いてきていますが、今回の『コインチェック取引所』の事件に関してはいろいろな問題が提示されたような気がします。

 一つにはこの取引所の開発者であり、社長の問題だと思いますが、IT関連の才能は優れているようですが、社会経験不足というか金融の仕組みと社会というものが基本的に理解が出来ていないという事です。

 それは今回の問題の仮想通貨の流失に関しては、流失というより起きて当たり前といういことが起きるまでの気が付いていないという事とその重大さが記者会見を見ている限り理解をしていなさそうでした。

 つまり、銀行がお客様から預かったお金を金庫へしまわずにカウンターの上にそのままにしていたという事です。本来であればコールドウォレットという外部と遮断をしたところに預かっているコインを保管しておかなくてはならないのですが、今回はホットウォレットという誰も出入りしているところにおいていたという事です。

 これは、人様のお金を預かり扱っているという認識やネット上のものでも通貨というものは現物と同じ扱いをしなくてはならないという一般常識的な物の欠如という事になるのでしょう。

 仮想通貨という特別な物と考えているようですが実際にはネットバンキングや電子マネーと同じ性格をしているわけで、ただ発行元と発行量が違うというだけの話ですから、普段のお金と同じように扱わなければなりません。

 デジタル世代とアナログで育った世代のはざ間にあるこの仮想通貨狂想曲というものは通貨という名前がついているばかりに勘違いもしますが、それ以前に通貨というより投資対象であるという勘違いを起こさせるわけです。

 つまり、リーマンの時にあったプライムローン的要素も内在しているわけで、本来の通貨という形で流通すればこんなに便利な決済手段はありませんが現在のところはマイナー国の通貨のごとく安くなるのか高くなるのかわからないけど『為替が動いたら面白いよね。』というレベルでしかありません。

 多くの通貨は発行国のコントロールで発行量を減らしたり、増やしたりと調整を行いますが、仮想通貨に関しては発行量をあらかじめ決めておく訳ですから購入者が多くなれば高くなり、売る人間が多くなれば安くなるという単純な原理ですからその裏付けとなる物が不特定多数の管理者という極めて無責任な物でもあるという事を認識すべきでしょう。
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2018年1月27日土曜日

ダイヤモンドの本質⁉(2)

 昨夜は国立能楽堂で行われた『世界と能楽、能楽の国際化を問う。』というタイトルのシンポジウムに行ってきました。この中で知人が英作文によるスピーチが表彰され,その一環として能楽を観賞してきました。

 私にとって恥ずかしながら初めての体験で鑑賞をしていても訳も分からず、この中で何を伝承や守ろうとしているのかを考えながらの時間でした。

 その中で感じた事は『能楽というものの本質とは何だろうか?』というより『現在の能楽とは何を伝えようとしているのだろうか?』という事でした。

 能楽の発祥は諸説あるそうで平安時代に大陸から渡ってきた舞台芸能が大衆文化として猿楽として発展し、それが現代の能楽になったのだという事ですが、だとしたら現在の能楽はその舞や立ち振る舞いを伝承しようとする伝統芸能なのだと理解をしました。つまり、現代の我々には突き詰めなければ理解がしにくいものなのだと感じたわけです。
 

 そこでふと頭に浮かんだことは、それでは我々のビジネスであるダイヤモンドの本質とは何だろうという事です。つまり、何故にダイヤモンドなのだろうという疑問が湧いてきたのです。今更ですが・・・・。

 4Cグレードというものがダイヤモンドの本質的な物を見失わせているような気がしたのです。ダイヤモンドが世に出て認められ重宝をされるようになった頃には勿論4Cのグレードなんて言うものはありませんから何故にとふと考えたわけです。

 勿論美しさや耐久性、希少性等々の理由があったにせよ何故にと考えたわけです。結論から言うとそれらの条件が揃っていた故に現在のダイヤモンドがあり、それを説明するために4Cグレードというものが考案されてきたのですが、勿論それはダイヤモンドのすべてではなく価格の整合性という意味の位置づけのために考えられた手段に過ぎなかったわけです。

 『氷山の一角』という言葉がありますが、一角に関しては4Cグレードで説明がつくわけですがその他の大半についての説明はつきにくいわけです。しかし、本来の価値(本質的な物)はその部分にあるわけです。

 一昨日『国際宝飾展』に行ってきましたが、ここにも同じような現象が起きており、本来業者の為の宝飾展としていたわけですが、実質的は消費者のための即売会化しており、特定多数にためのものが不特定多数の入場を許しており、例年がごとく中国の窃盗団の入場を許し、やはり窃盗が起きてしまいました。

 数人の海外の出展社とも話をする機会があったのですが、『我々が思っている宝飾展とは違う』と言っておりました。もう二度と出展をすることはないだろうとも言っており、現実に昨年同じような事を感じたフランスの業者はほとんどが参加をしておりませんでした。

 勿論、想定をされることでこれは主催者の落ち度といってよいでしょう。それはやはり本質的な物を無視して起きたことですからその責任は大きいのでしょう。しかし、主催者にはその認識がないようです。本質というものは何においても大事なことだと感じたここ数日間でした。
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2018年1月26日金曜日

SNS⁉

 現代においてSNSは通信手段であり、発信手段であり、場合によってはメディアでもあるわけですが、最近少し気になることがあります。

 数日前も地方議員が国会議員に対して『股さきの刑』などと書き込みをして、SNS上において批判を受け、最終的に辞職という事になったようですが、このような書き込みをすること自体が如何とはもちろんおもいおもいます。

 しかし、最近その手の書き込みに対してのSNS上での反応に対して少し疑問に思うわけです。

 自分の書き込みに対してそれほどの反応を意識せずに行った行為が、瞬く間にネット上で叩かれてしまうという状況を懸念する訳です。勿論、意識の低い書き込みを行ったほうが悪いのですが、そのミスなのか勘違いなのかは別にして待っていたかのような反応がSNS上に起こります。

 その発言の検証や意図、弁明を問うことなく一斉非難が行われることはSNSという通信手段という意味でも少し違和感を感じます。まずは名乗ってその真意を問い合わせたうえでのやり取りであればまだ別ですが、多くの場合はただ叩きに行っているだけのように見えます。

 勿論、最初の発信者の低レベルな問題もありますが、このままにしておくと本来注視すべき内容に関しても批判ばかりが集中し、発信を恐れる人が出てくるのではないかとか、魔女狩りになるのではないかとか言った不安が横切ります。

 助けを求める人々に『甘えるな‼』という一言を投げかけるのは簡単です。また、育った環境や性格により判断が違うことも有ります。その際に炎上をするような批判が集まるのではないかといった懸念も持ちます。

 SNSとは人々を結ぶものであって断絶を生むものではないと考えています。今後もいろいろな形でSNSが発展をしていくでしょう。しかし、その中にはそれぞれの倫理観というものが存在し成り立っていくものだと考えています。

 現状のSNSに対して幾ばくかの心配をしているのは私だけでしょうか?
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2018年1月25日木曜日

現物回帰⁉

 ダイヤモンドや地金等の値上がりが続いています。株価や仮想通貨等の高騰もあり、一時は落ち着いた様子のあった現物資産に資金が回帰をする現象が強くなってきました。

 金は勿論ことプラチナ・パラジュウム等なども続伸をしています。金などもしばしの円安もあり価格が高値を付けていたような気がしますが、国際市場では実際にはそれほどな動きがあったわけではありません。

 2012年の1600ドル/トロイオンス台から比べるとまだまだ高値という訳はいきません。ましてや2011年の最高高値1800ドル台から比べるとまだまだ伸びる余地があるでしょう。

 リーマンショック後の迷走の中、現物資産が価格を付けていったことには偶然ではないと思っています。現在もハイリスクハイリターン的な投資から旧来の株や現物に回帰しているのは仮想通貨等のギャンブル的な投資やリーマンの再来ともいわれる米国のデリバティブ市場への不安も重なってきているのでしょう。

 勿論米国や欧州の利上げ兆候も理由の一つではありますが、現在の多くの投資といわれるものは主にギャンブルで動きも早く一つ一つは大きな要因でなくても引き金にはなるので、投資家たちのチキンゲーム的な動きが金融市場を動かしているような気がします。

 そこで多くの投資家はとりあえずの避難先として現物資産へと動いているのでしょう。ただし、ダイヤモンドに関しては安易に手に入るものでもありませんし、その選択をできるほどの情報量は今の投資家にはありませんから大きな動きとしては見えていませんが、やはり大粒に関しては特に30cts以上のものに関しては大きな動きを見せてはいます。

 いずれにしても現物回帰傾向にあるという事は多きの砥石化が何らかの不安を抱えているということでもあり、やはり現物は『森の石松』ではありませんが、『誰か忘れちゃーいませんか?』というときに必ず頼りになる存在だという事だと思います。(かえって例が分かりにくいかもしれませんが)
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2018年1月24日水曜日

歪められたダイヤモンド⁉

 グレードがなぜに採用されたかという話は以前からしていますが、あくまでも販売員の販売補助ということということが目的であくまでも取り扱い説明書的な物であるという事は言うまでもありません。

 しかし、どうも日本ではそれが価格にすべてが連動し、いかにも地金の金賞マークのような扱いがされてきました。そのれがゆえにダイヤモンドやその販売業態が歪められてきたことは言うまでもありません。

 例えばそのグレードを表す文字が先行するためにVSクラスと言えどもばいかにもVVSクラスに比べ内包物が見えやすいかのような印象を与え、販売の妨げになってきたように思われます。

 実際には経験から言うと多くの販売員が10倍のルーペを使ってVSクラスを容易に探す人は少なくその程度の内包物であるという事です。

 つまり、実質的な販売方法をとってきたならもっとダイヤモンドは普及し、別の視野が目に入ってきたことでしょう。それは色についても同じことが言えます、実際に横において比べると若干の違いは分かるかもしれませんが、別個においてみた場合には非常に分かりにくいものです。

 実際に日本人の価値観にハマったところがあり、『小さくても白くて無傷な物』という感覚はまさにこの価値観にはストライクだったのですが実際にはそれは正しいのかというとダイヤモンドに関しては疑問です。勿論価値観ですからそれでも良いのですが・・・。

 実際には小粒のダイヤモンドは値下がりのリスクが多く、更には過去のデーターを見てもD、IFが一番値下がり率が高いことは以前にも書きました。バブルが起きると大粒でもD,IFが異常な値上がりを見せますがその反動は単なる価値観としてのものなので絵画同様に値下がり率も大きいのです。

 むしろローカラー、の方が値上がり率は低いのですが確実に値を上げてきます。確かに最高品質の物の方が希少性は高いのですがダイヤモンドは単なる付加価値ではありません。実質的価値を前提としているダイヤモンドにおいては付加価値率が高くなるという事は危惧をしなければならないことなのです。

 勿論ファンシーカラーは除きます。何故ならファンシーカラーは付加価値そのものだからです。また、その評価においても科学的根拠というより個々の主観によるものだからです。

 ダイヤモンドにおいてその真の価値を見直すことはダイヤモンドビジイネスの発展にも影響を与え、更には今後のダイヤモンドの在り方と社会への寄り添い方にも影響を与えるでしょう。

 少なくてもダイヤモンドに価値に『小さくても白くて品質の良いもの』という定義は当てはまらないのです。
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2018年1月22日月曜日

ダイヤモンド価格の特徴⁉

 ダイヤモンドの価格は多くの人々が知っているように20年ほど前まではデ・ビアスというシンジケートの意向が大きく左右し彼らのコントロールの元価格は決められていました。

 しかし、ここ20年はというと複数の大手鉱山会社の台頭と小規模ながらときには大粒の原石を産出する多数の鉱山会社による出現により、より市場が価格を決める面が多くなってきました。

 以前はシンジケートによる原石の価格のコントロールだったために時には市場価格が高騰し、暴落をするという面もありました。例として1980年ころの1ctのD、IFが53,500ドルに対し、10年後の1990年には18,000ドルといったことになっていたことも有ります。

 多くの日本人はシンジケートの妄想に取りつかれていたために1980年代当時は『ダイヤモンドは値下がりをしない』と信じ込まされていました。それは為替の問題や国内税の物品税の存在もその理解の障壁になっていました。

 現在では原石の価格の問題よりも市場原理がより鮮明になり、小さめな一般市場向きのサイズは経済状況により大きく価格が変動することは多くの人が理解をしています。しかし、当時やみくもにデ・ビアスやGIAを信じてはいけないと言っていた私たちは変わり者扱いをされていたものです。

 勿論、大粒のダイヤモンドに関しては絶対量の問題もありますが、常に経済状況に左右をされない富裕層向けという事もあり価格が大幅に下がることは考えにくいという事はあります。

 ここ30年の価格の粋を見ると1ct平均で58%前後の価格の伸びがありますが、Ð、IFに10%前後、F,VVS2になると65%前後、H,VS2 で100%、K,SI2で65%前後と1ctのサイズだけ見てコマーシャル品質ほど価格の上昇があり、付加価値的な価格の伸び率はそれほどでもありません。

 一方大粒といわれる10ctsクラスになるとD、IFに関していうと20年ほど前に私自身が取引をした価格が@60,000ドルであったものが5年前には一時@200,000ドルを付け、現在でも@180,000ドル前後で推移をしているという現状にあります。

 総合的に判断をすると大きさという絶対条件があり、その次に市場性があり、付加価値がそれに続くといったことが現在のダイアモンドの価格を決めているといってよいでしょう。
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2018年1月20日土曜日

ダイヤモンドと紛い物⁉

 以前から話題でもあるCVD(人造ダイヤモンド)を最近検品をする機会があり、0.3ct程度のサイズのピンクとイエローのものをクラリティーはVSupでカットはヴェリーグッドup程度のものでした。

 これらを扱う事の良し悪しは別にして、販売方法というものを宝飾業界の人間は苦労をするにしてもアクセサリー業界の人間は絶好のチャンスが訪れたと考えるのであろうと思います。

 何故なら本物のダイヤモンドであることには変わりなく、ただ天然ではないというだけのことです。価格も天然に比べると20分の1以下の価格になるだろうし、美しいという利点と今までキュービックジルコニアや人造クリスタルを扱ってきた業界にとってはむしろアップグレードをすることになるのでしょう。

 つまり、アクセサリーの会社が見栄えを気にしてアクセサリー協会ではなく、日本ジュエリー協会に所属し、いかにも宝飾業を装うように、人造物とはいえダイヤモンドを扱うことはむしろ見栄えの良いことでしかないのです。

 本来は天然の宝石と金のみの重量表示であるはずの『カラット』表示を模造石にまで使用することを黙認してきたことによりどれだけのデメリットを業界に与えたのか。また、不信感を消費者に与えることになったのかを考えてほしいのです。

 これらを踏まえ人造ダイヤモンドを扱う事は誰にメリットがあり、誰が迷惑をこうむるのかというとアクセサリー業界にとってはメリットがあり、更に一時的には消費者にもメリットがあるということでしょう。

 そして、宝飾業界にとっては大きなデメリットであり、長期的には消費者にとってもデメリットであると考えます。

 それは、現在の呉服屋等の展示会をはじめ、宝飾業界の礎の類の販売方法を行っているところの例を見るまでもなく、本来の宝飾の価値を無視した販売方法が現在の宝飾業の凋落の様相になっているわけです。

 つまり、紛い物商法は短期的には一定の利益を残しますが、長期的には栄えることもなく、更にその業態自体に大きなダメージを与えるだけではなく、消費者からの期待を失うことになるのです。

 宝飾業界の発展を願い、長年にわたり努力をする人々がいる反面その努力をいとも簡単に水泡に帰してしまう人々もいます。消費者の立場に立つという事はイコール自らの立場と利益を守ることにもなります。そしてその場の自らの利益を追うという事は結局自らの衰退を招くことにもなるのです。

 多く販売員は大きな視野で販売を行うというより会社の要求により販売を行っているのだとは思いますが、それは決して消費者の為にも自分の為にもなりません。自らの信用を失い、そして自らの利益を失う事となるのです。

 昨今の安売り商法は旅行代理店しかり、晴れ着商法しかり、結局は本来の消費者の利益を守るべく方向性がなければ自らも退出することになるのです。

 文明の進化は時に正に見える負を生み出します。そして、それは短視眼的にはお金を生み出す打出の小槌に勘違いを起こします。それが紛い物なのです。
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2018年1月12日金曜日

外交⁉

 中国にしてもお隣の韓国にしても自分を中心に物事を考えるというのは外交の基本であることをいつも感じざるを得ません。

 昨日の中国軍艦と潜水艦の日本の接続水域に侵入したことに関しても菅官房長官が遺憾の意を表明したのにもかかわらず、中国外交部は日本政府の姿勢に対して『日本はイタズラにトラブルの要因を創りだそうとしている。』と述べた訳ですが、いつもうまい切り返しをするなあと感心してしまいます。

 韓国の慰安婦の合意問題にしても国対国の合意問題に対し評論家のように自らの政府が合意したことに対して『決して慰安婦問題を解決するような内容ではない。』と評価をし、自国の決定ではなかったかのように論評しています。

 これらの問題に対し日本の政府は大人の対応がごとく気を使った遠回しなコメントを出していきます。それこそ我が国の領土や面子の問題であるにもかかわらずです。

 まずは自らの主張がありきで、それから落としどころを測るのであれば納得も行くのですが、これらの外交には外務省の都合が関わっているといわれることがあります。それは、外交官がそれぞれの国に良い顔をしたいという事ともめ事をとにかく起こさずに任期を務めたいという個々の理由から政治家に対するアドバイスを行っているといわれています。

 日本の外交官は何処の国に駐在しても贅沢な大使館を建て現地の人気取りだけを行っているという事は以前に聞いたことがあります。ロシアでの大使館にとてつもない外交官用のプールを作らせたり、ワシントンではとてつもない大きさのワインセラーを創り、とてつもない価格のワインを大量に貯蔵していたことはニュースでも取り上げられました。

 外交はある意味喧嘩でもあります。中国に対しては最初に日本側が『トラブルが起きるようなことをするな。』と断言し、韓国には日本の関知しない内政問題であり、前政権のやったことだというなら、日本側も戦時中の政府がやったことだから現政府は関知しないといえばよいだけのことです。

 余りにも相手側の懐で対応する日本政府に対しては心もとなさを感じ、さらに現地の外交官はうまくやることも大事であるが、国民の大事な税金であるがゆえに自らの役割をきっちりと果してもらいたいものです。
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2018年1月11日木曜日

ダイヤモンドの値動き⁉

 昨年一年間のダイヤモンドの値動きが出てきましたが、大方の予想通りに3ctアップ以外のサイズにおいては値動きが鈍く、特に0.5ctに関しては15%以上の値下がりをしている状況は現状の世界経済を反映しているのでしょう。

 0.3ctに関してはもともと価格も弱含みという事で大きな変化はなく値上がりはなかったという程度で1ctサイズに関してもトータル5%程度の値下がりという事であり、大きな変動とは言えません。

 ただ、ここ2カ月程度を見てみるとそれぞれのサイズがクリスマスシーズンという事もありわずかではありますが値上がりをして言えるという状況です。

 一般論として大粒ダイヤモンド以外に関しては鉱山の生産が調整段階に入っているにも関わらず僅かながら下がっている状況は現在の経済のゆがみ現象でもあるのでしょう。

 日本などは顕著な例ですが株価等の値上がりに関わらず、相変わらずデフレ脱却が出来ない状況やそれぞれの企業が利益を出せずにいる状況は政府の経済政策の明らかな失敗であるといえるでしょう。最悪なのは政府がそれに気づいていないことです。

 つまり、実体経済が伴っていないのに株価が上がるという事は本来あり得ない状況であり、いわゆるバブル時期よりもバブルという事になります。バブル期は少なくて良いか悪いかは別にしても土地の値段が上がり、物も売れており、更には物価の上昇も伴っておりました。

 これはなにも日本だけの状況ではなく物が売れていないのに株価だけは上がるという金融資本主義の危険水域に見られる現象が先進国のあらゆるところで見られており、その現象の一つがダイヤモンドの値動きであり、バランスなのだと考えられます。

 過去の歴史はコントロールがあったことも有りますが一つのアイテムが値下がりと値上がりの現象が同時におこるという事は稀でありました。これはダイヤモンドの性質が同一でもサイズによって違う商品になってきたことを表します。

 ダイヤモンドビジネス自体も変質し、サイズによってのスタイルが変わってきたことを表していますが。私自身も現在の扱っているダイヤモンドのサイズを宝飾業界としての認識はありません。

 ダイヤモンドは値動きといっても扱い方によってはあまり意識をせずにいたほうが良いのかもしれません。特に宝飾品としてのダイヤモンドを扱う場合においては価格の変動よりも売り方の変化を意識した方が良いでしょう。
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2018年1月10日水曜日

ダイヤモンドが好き⁉

時々ダイヤモンドが解らなくなる時があります。

 ダイヤモンドが希少鉱物であることは間違いない事実として、更には美しく、耐久性にも優れています。ここに人間が付加価値を見出し、換金性や携帯性の利便性といった実質的経済価値というもの利用してきたわけです。

 そこから人々の関心が離れていくとしたら何が原因なのだろうか?

 現在でも高額なダイヤモンドに関しては実質的経済価値を持ちオークション等で取引が行われています。しかし、それは金持ちの一部の減少でしかありません。そこに皆が参加が出来るわけではありません。特別な関心を持ち、経済不安や資産の保全といったことに思いを持つ人々のものであろうと思います。

 それでは一般的といわれるジュエリーとしてのダイヤモンドへの関心が薄れてきたのはなぜだろう?と考えると紛い物的なコスチュームジュエリーやクリスタルアクセサリーの台頭もあるでしょう。
更には婚約といったものの象徴的な物であったにもかかわらず、婚約そのものをないがしろにするけないがしろにするけ意向があるという事もあるでしょう。

 ただそれだけでは言い表せないような気がします。つまり、本物でなくてもよい代表的な存在となったのではないだろうか?

 そして人々は本物にこだわらなくなり、販売する側もその場での売り上げの為にダンピングという自殺行為ともとれる販売方法をとることとなり、それが結果的には本物といっても大した物ではないといった印象を消費者に植え付けたのも事実でしょう。

 それでも単純に『ダイヤモンドが好き‼』という方もいらっしゃいます。ダイヤモンドに関わらず宝石が好きという方も多くいらっしゃるのも事実です。この方たちをいかに大事にしていくかがダイヤモンドをはじめ宝石という存在を守っていく手段なのでしょう。つまり本物を守るという事です。

 それには業界の結束も必要ですが美しいという付加価値を取り扱っているという事実を理解することが大事であり、美しいものは手に入れることは簡単ではないので安くはないという簡単な理屈を理解することが大事なのでしょう。

 いくら美しくても簡単に手に入り、安く手にはいるものには、いずれ慣れてしまい美しいことに価値を見出さなくなります。今の問題はそこにあるのでしょう。美人も中身がなければ3日で飽きるのです。
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2018年1月8日月曜日

ダイヤモンドのグレード⁉

 以前から私がダイヤモンドのグレードに関して否定的な言い方をしてきているように思われる方も多くいらっしゃるようですが条件がそろっていれば必ずしもそうではないのです。

 簡単に言えばランク分けですからそのニュアンスでとっていただければと思います。つまり、工業生産物ではないものに関してはある意味のランク付けは必要なわけです。しかし、それが絶対的な物かと言えばそうではないというわけです。

 例えば和牛等にも使われていますがランク付けは必ずしも受け手のもではなく生産者側のある意味自己満足なわけです。私自身も霜降りの柔らかすぎる牛肉は苦手だし、ある年齢が行くと胃がもたれるとして敬遠する方もいます。

 工業製品なら素材を含め精度、品質表示の問題もあり、わかりやすいのですが、嗜好品となるとそうはいきません。それぞれの好みがあるのですから。しかし、日本の宝飾業界においてはダイヤモンドのグレードがいかにも統一をされた精度の評価表示のように使用されたことが悲劇の始まりだったのです。

 宝飾品に関しては例えば北米ではシルバー系の真珠が好まれるのに対して南米ではゴールド系の色合いのものが好まれます。ある意味ランク付けされないものはそれぞれの嗜好で買うので問題がないのです。

 勿論最近では真珠にもグレード方式を用いていますがそれは多くの場合養殖というある意味人工生産品でもありますので、表面からはわかりにくい巻厚であったり、真円度などは機械で査定したものが有っても良いのかもしれません。

 ダイヤモンドのグレードもある意味比べるのでなければ必要であるとは思います。しかし、価格競争をやるための比較としてはあまりにも未完成過ぎるし、そのこと自体にも意味がありません。何故なら自然のものですから一定の枠で測る事が出来ないのです。もし分けるとしたら数万段階が必要になるでしょう。

 つまり、出来ないことを前提に販売のツールとして大雑把な分け方をしたものがダイヤモンドのグレードですから大雑把な物を価格で細かく分ける事自体に無理があるという訳です。ましてやそのグレードもそれぞれの国のそれぞれの機関のそれぞれの人間がグレーディングをしているわけですから購入者にとってみればそれを前提に勧められることは決してフェアとは言えません。

 勿論、ある程度の大きさがあり、資産性のあるようなオークションにかかるような品物は第三者としての世界的な機関がその状態をグレーディングすることは現物確認の意味では必要になるとは思います。それはすでに嗜好性の世界ではありませんので後年の為の同一性を確認する意味でもありますが、それをグレーディング機関が保証をするものではありません。
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2018年1月7日日曜日

何故にダイアモンドなのか⁉

 松の内が開けようとしている昨日に星野楽天前監督の訃報も入り慌ただしい日曜日となりました。大発会での株の高値やNYでのダウの高値更新と一見景気の良さそうな正月明けのような気もしますが、果たしてどうなのでしょう?

 日本の株価は以前から書いていますが日銀やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資金が50兆円以上入ってのものですからこれらは差し引かなければなりませんし、ダウにしてもトランプアメリカ大統領政策や彼の経済政策ブレーンを見れば当然のことでしょう。

 果たしてこの数字は以前にも書きましたがそのままとってよいのでしょうか?

 世界は植民地政策が終わり、東西冷戦が終わりアメリカ資本主義が経済植民地化の様相を呈し、賃金の安い国に投資をし、利益の殆どを先進国へと運び、それらの世界の工場になっていた中国の台頭し、アメリカ型資本主義経済が終わると今度は金融資本主義へと移行し、格差がさらに大きくなってきました。

 その結果グローバル化は悪い面を多く見せ始めてきました。人種、宗教、文化、国の対立がそれです。一部の階層が潤い、その他の階層が貧困にうごめき、それがテロを生み、更には内戦、国と国との争いと言いはじめると限がありません。

 ネットを通したグローバル化は国境を越え、同じ思想も持った者たちがSNS等を通してつながりあい、更には右傾化と称した原理主義の台頭をゆるしました。米国のトランプ政権の誕生はそれに更なる拍車をかけ、開戦前夜の様相を演出し、軍需産業やそれらの関係企業の株価を押し上げ、日本の安倍政権もそれに加担をし、さらに金融市場の株価を押し上げるといった状況です。

 現在の金融経済はAIが主導をし、すでに人間のレベルの速さや目論見が追いついていかないような中でこのまま頭でっかちの金融資本主義経済が続くようであれば実態と更なるギャップが生じ、あっという間に世界恐慌を迎えるjことになるでしょう。

 1929年に迎えた世界恐慌は近代経済の負の見本だったはずです。世界の経済がつながったために一斉に世界の経済をズタズタにし、昨日まで普通に生活をしていた人々がどこかの経済の歯車の組み合わせが狂ったためにあっという間に食べることさえできなくなったのです。

 要因はアメリカでの仮想ギャンブル的な投資熱の崩壊がその原因だったはずです。製造業も現物市場も堅調だったにもかかわらずです。その頃ダイヤモンドのシンジケートであったデ・ビアス社もダイヤモンドを扱っていながらその波にのまれ倒産という事になったわけです。

 そのシンジケートを買取引き継いだのが地金現物業者であったA、オッペンハイマーです。彼はいち早くダイヤモンドをコントロールし、現物の強さを見せつけて見せたのです。長くなりましたがそれ故にダイヤモンドなのです。
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2018年1月6日土曜日

ダイヤモンドを着ける⁉

 正月にゴルフの打ち初めとしてプレー後の事でした。一緒にプレーをして頂いた女子プロがいきなり
『高木さんダイヤモンドはどんな時に着ければいいんですか?』
質問に驚いた私は
『どんな時ってどうゆう事ですか?』
と思わず聞き返しました。

 彼女曰くプレーの時は着けるわけにはいかないし、あまりオシャレをして出ていく時も少ないという事でせっかく持っていても身に着けるチャンスがないという事のようでした。

 実際にそのように訊かれる場合も多く、『買うのはいいけど着けていく場所がない』という言葉も多く耳にするように思います。

 ダイヤモンドというのはもともと身に着けるというよりも権威の象徴的な物でしたが、現代においてはその派生的にオシャレととかフォーマルにという見識をお持ちの方も多いように思います。

 しかし、実際にはダイヤモンドそのものが好きという方もいらっしゃいますし、お守りのようにお持ちになる方や親御さん等からの受け継いで身に着けていらっしゃる方も多いように思います。勿論ちょっとした見栄や背伸びでなさっている方もいらっしゃいます。

 現在においては持ち方も多様ですからあまり考えないようにした方が良いのですが、現在は多少下火にはなりましたが(パワーストーン)としてとらえている方も多くいます。

 実際にパワーストーンというものは如何わしいと思っていらっしゃる方も多くいますし、日本ではいまだに行っているパワーストーン商法は現実にアメリカでは禁止をされています。日本でも問題が多いのも事実です。

 しかし、ダイヤモンドに関してはどうなのかというと全部ではないにしろ見ただけで圧倒される輝きを放つものが有ります。それに関してパワーを感じることも事実です。

 実際に一番多くのダイヤモンドを検品していた頃の経験ですが、一日10.000ピース近いダイヤモンドを検品していると何十個か何百個のなかにおもわず溜息をもらしたくなるようなライフ(輝き)の強いダイヤモンドにも出会うことがありましたが、その頃はビジネス上そこを探求する訳にもいかずおりました。

 現在では量のビジネスではないので出来るだけライフ(輝き)を中心としたものを取り扱うようにしていますが、そこを追求するようになるとダイヤモンドそのものに魅了される方たちが増えたような気がします。実際に男性客も増え必ずしも身に付けるわけでもなく、ただ見て楽しむという方も多くいます。

 ダイヤモンドを身に着けることに躊躇される方にアドバイスをしたいことはTPOに関わらず身に着けたいときに身に着け、眺めたいときに眺めて癒され、励まされたいときに見つめ、そんなダイヤモンドであってくれれば良いと考えています。
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2018年1月5日金曜日

時代は繰り返さない⁉

 多くの会社が仕事始めとなり、株価もご祝儀とはいえ27年ぶりの高値を付け、バブルの再来と世間で入っているようですが、歴史は繰り返さないとでも言いましょうか、世間ではその実態が感じられないというのも事実です。

 東京オリンピックにしてもそろそろ2年という時期を迎えても以前のような高揚感がありません。それは事実としては同じような状況なのかもしれませんが時代が違うという言葉では解決できないような状況が今あるという事です。

 以前の東京オリンピック時には物がない時代から物を創り出さなければならない時代にあったという事でしょう。高速道路、新幹線、衛星放送等々これからの時代に必要なものが丁度時期も重なり、日本がその実験現場であったという事と人々の気持ちが戦争の傷跡も癒えはじめ、さあ世界を知りたい、もう一度日本を世界に認めさせようという気概もあったように思います。

 しかし、現在は人々の気持ちに高揚感はなく、又何かを創りだそうという意気込みもなく、情報はパソコンの前に座っていれば手に入る時代です。もちろん実際にオリンピックが始まれば皆日本選手団を応援しもり上がるであろうという事は間違いがありません。しかし、それは単なるほかのスポーツイベントがごとく盛り上がるだけで、決して国威発揚というわけにはいかない。ましてや以前と違うのはトラブルが色々と表面化し、その内容が殆どが利権に絡むことなのです。

 バブル再来の株価にしても当時はおおくの人にお金が回りましたが現在では、私自身は国の経済政策の失敗だと感じていますが、金融関係への優遇処置や金融市場への個人投資家の参入優遇とバーチャル経済への目論見が過ぎ、実体経済とはかけ離れた経済活動の結果だと思っています。

 ギャンブルを禁止しながら実際には国民皆ギャンブラーではないかと思うような経済実態、働くよりも株価や投資で儲けようとする輩に対しての優遇処置は単なる失政とは言えない状況にまで来ています、ましてや現在の財務大臣の無能さはは他から見ていて恥ずかしい限りです。

 もっと実体経済への環境が整わなければ一挙に日本の経済は失速してしまう年になるような予感がします。勿論そうならないことを望みますが・・・。
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2018年1月3日水曜日

仮想通貨の使い方⁉

 新年あけましておめでとうございます。

 今年もつつがなくというか正月気分にもなれずに新年を迎えました。年々年越し、正月に気分がなくなってきたといわれるようになってから十数年が経ちます。

 グローバル化、ネット社会等々もその根幹にはあるのでしょう。つまり、情報が飽和状態になり、それぞれのローカリゼーション的な物が色を薄め、それぞれの土地で教え、伝えれてきたことが世界を知ることにより、それぞれの伝統や文化の重要度が少なくなってきたという事なのかとも思います。

 以前にも書きましたがグローバル化とは世界がすべて同じ基準になるという事ではなく、それぞれの文化や伝統を尊重しつつその融合という事なのだと解釈を、私はしています。

 金融をはじめ多くのことが国境を越え自由に行き来する事亜否定をするわけではありませんが。その多くがただの金儲けとなって物事の文化や交流が少なくなってきているような気がします。

 その顕著な例が仮想通貨だと思います。この年末から正月にかけての乱高下はあまりにも不安定です。本来は国境なき為替リスクなく決済をする方法として世界を結ぶことを前提に考えられた仮想通貨ですが現在はそれが間違った方法で活用されています。

 本来の通貨としての役割ではなくギャンブル的なマネーゲームの材料となっています。もうすでに通貨とは言えないのかもしれません。それゆえか国税局が仮想通貨長者に対しての課税と徴収を本格的に行う方針を固めたようです。

 本来でいえばおかしなことで通貨の価値が上がったからそれに課税をするという事はすでにそれを通貨としては見ていないという事になります。勿論換金をしてその差益という事ですが・・・。

 それであれば換金せずに仮想通貨のままで使えば課税はされないという事になります。つまり、ビットコインであればビットコインのままで買い物をすれば課税をされないという事です。国内でも現在数百社の仮想通貨を使用できるところがありますがこれからも増えていくでしょう。

 しかし、仮想通貨の所有者がそれを通貨という認識を持たない限りは課税対象になっていく可能性はあります。例えばダイヤモンドを仮想通貨単位で販売をしているところがあればそこでダイヤモンドを購入するというのも一つの手になるでしょう。

 つまり、1ビットが1万円で換金したとしましょう。それが1ビット百万円になったとします。このまま換金をすれば99万円を対象に課税が行われますが、1ビットのダイヤモンド(百万円相当)を購入する分には持っていた1ビットで購入をするわけですから99万円の利益を得たことにはなりません。

 これ以上書くと問題も発生するので後はご想像にお任せします。
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