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2016年11月2日水曜日

ダイヤモンドの投資用⁉

 ここ数年一部のダイヤモンドの値上がりやオークション等での高額落札の話題がままメディア等でも話題になります。勿論それらのメディアでは話題になっていないものも多くあります。これらの多くは投資用であったり財産の保全用としての用途でもあります。

 これらの話題をするときにこのことが全てのダイヤモンドに当てはまるかというとそうではありません。条件として宝石の5大条件(美観性、希少性、耐久性、携帯性)を満たしているという事になりますがこれらは時代や環境によっても変わってきます。

 例えば1ctのサイズであっても以前であれば良質のものであればという条件があればある程度の値上がりが考えられましたが、現在では値下がりはしないにしても思った様な結果になることはないでしょう。特にそれ以下のサイズに関しては量もあり、希少性という意味でも該当は難しいでしょうし経済状況にあまりにも左右されますので向いてはいません。

 と考えると美観を前提とした希少性を前提に考えることが一番妥当という当たり前の答えになります。つまり、宝石という前提を考えたときには換金性が条件なる訳ですから処理石、半貴石はその対象になることは難しいでしょう。

 また1ct以下のダイヤモンドに関しても換金はできるでしょうけれど冒頭のような話題に含まれることはないでしょう。勿論低品質のものであれば1ctであってもその例外ではありません。特に今通販で売っているような内容のものであれば換金も難しいでしょう。

 それでは投資用となればどんなところであれば向いているのかというと前提として大きさという事になるでしょう。美観が整っているという前提ではありますが、それぞれのファンシーカラーにしてもホワイトのものにしてもそれらの希少性の中で大きなサイズのものがより有利であることは間違いがありません。

 ただし、これらのものにたどり着くことは非常に難しく、お金があっても機会に恵まれなければ手に入れることはできません。仮にそれらは我々ダイヤモンドに長く携わってきた人間にとっても容易なことではありません。今までも数々のこれらのダイヤモンドに関わっては来ましたが現在においてはなかなか容易ではありません。

 現在、仮想通貨として話題になっているビットコインのマイナー(取引人)がごとく、そこにたどり着くこと自体が大変な状況でもあります。以前ビットコインはダイヤモンドビジネスそのものであるという事を書きましたがまさに現状はその状態です。

 BCの取引を扱うところをマイナーという呼び方をしますがこれは英語で鉱山会社という意味です。鉱山会社がダイヤモンドの鉱脈を探るがごとくBC市場の取引に参加するためにあらゆる手段を用いその都度その取引を手掛けることができるのはごくわずかなマイナーだけです。

 現状のダイヤモンド投資市場はBC市場がごとくそれを扱うこと自体が大変な状況にあります。少しでもそれらのダイヤモンドに近づくことが今後のダイヤモンドビジネスの成功にもつながるでしょう。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

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