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2016年11月11日金曜日

トランプ・ショック⁉

 アメリカ合衆国の次期大統領が不動産王のドナルド・トランプ氏に決まり世界中が騒然としていますが、一部の人たちの間ではある程度の予想はしていたとの声もあります。つまり想定内でもあったという事になります。

 私が驚いたのはそのこと自体ではなく金融相場への影響がたったの一日しかなかったという事です。つまり、以前であれば世界的ショックなわけですからもっと多くの影響が出ていたと思うわけです。TPPでは日本国内ではここ一年騒然としていたわけですし、ましてやその関連を考えればTPPに反対をしている人間がアメリカ大統領に選出されたわけですから相場が荒れて当然とも言えます。

 しかし、混乱は本当に一日も続くこともなくほぼ平穏に戻りました。このこと自体は以前にも書きました実体経済のバリューよりも仮想経済のバリューのほうがやはり大きくなってしまったことの証明でもあるでしょう。

 日銀の金融政策や欧州の中央銀行などの政策が殆どせ会の経済に影響を与えることもなく、ましてやFRB(米国連邦銀行)の理事長を再選しないとまで公言しているアメリカ大統領が選出されたのに金融相場は何ら影響をされることがありませんでした。

 つまり、それらのことを総合して考えると金融相場はもはや人間の心理や実態ではなくコンピューターがデータとシステムにより判断をした内容でのみ変動し、その実態は人間の心理的なことが引き金にはなるのでしょうけれどその後の運用判断はコンピューターにより行われその規模は実態をはるかに超えているという事でしょう。

 一番怖いのはリーマン・ショックの時にもありましたがデリバディブによる連鎖でしょう。それが起きた時にはリーマン・ショックの比ではないような気がします。勿論そのきっかけは一部の人間の作為的な物から始まるかもしれませんし、誤作動によるものかもしれません。

 そして、それは今後大きな資産を持っている人々にだけ富が集中し、仮想通貨の時代に本格的に入ったことを意味していることでもあるでしょう。

 いずれにしても、私の『トランプ・ショック』は彼が選ばれたことでもあるのですが、世界最強の国の大統領選においてとてつもない波乱が起きたのも関わらず金融相場の動きが限定的であったことです。

 アメリカなどのダイヤモンド業界はこの結果を肯定的な目で見ていることも事実です。オバマケアが否定され中間層の減税などの視野に入れるとその結果は投資用ダイヤモンドなどにも良い結果をもたらすだろうとみています。このことが今後のダイヤモンドの価格に影響を与えることも必然的にあるだろうとも考えています。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

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