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2016年11月12日土曜日

豹変⁉

  ドナルド・トランプ次期アメリカ合衆国大統領の当選後の豹変ぶりには少しびっくりしています。特にオバマ現大統領と会談後の両者揃っての記者会見においてはまるで借りてきた猫のようでもありました。

 多分に会談の中で大統領としての仕事内容や見識について話し合いも持たれて改めて大統領の大変さに躊躇していたのかもしれません。

 こんなはずではなかったと思っていたかもしれないし、まさか本当に当選するとは思ってもいなかったのかもしれません。

 もちろん本人の豹変さもそうですが、政治評論家なる者の豹変ぶりにも反吐が出そうでした。多くの評論家たちはドナルド氏の当選には否定的であったにもかかわらず、当選をしてみると『彼は本当は頭がスマートで暴言は演じていたのだろう』とか『彼は実に合理主義ではあるけれど今後の政策にはそれが役に立つであろう』等々、昨日まで否定的であった人々とは思えないようなコメントが続きます。

 今回の大統領選に関してはほとんどの評論家はボンクラ揃いだったといえるでしょう。木村太郎氏などは最初からトランプ氏が当選するだろうといって、変わり者扱いされていましたが結局は彼の判断が正しかったという事になるのでしょう。少数派であってもちゃんとした分析と判断は何事にも共通しているような気がします。

 トランプ氏のTPP離脱に関しては私自身も肯定的で、以前からグローバリゼーションの限界の話を何度か書きましたが、保護貿易とは言いませんがそれぞれのローカル色があって世界はまとまっているのです。一律化することが必ずしもグローバル化ではないと思っています。

 それぞれの地域性や民族の特殊性があって当たり前なので、それぞれの特徴を生かしたものを生かしていけばよいので、一律にして貿易の均衡化をすること自体に問題があるような気がするのです。

 平等ほど不平等はないのです。それぞれの得意分野があって当たり前でそれを選択するのがそれぞれの民主主義でもあると思います。高い関税をかけて保護貿易をすることは必ずしも良いとは思いませんがそれぞれの競争があっての資本主義であれ民主主義の根幹だと思うのです。

 決して利権集団を守るための関税であったり、保護であったりしてはいけないのですが必ずしもなにからなにまで競争になるわけではないので、それぞれの強みを生かしたローカルを出すことが本来のグローバリゼーションだと理解をしています。
http://diamond-exchange.jp

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