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2016年11月21日月曜日

ダイヤモンドの変化⁉

 今朝、久しぶりにパスポートの延長の手続きの為に満員電車に乗りましたが、うわさには聞いていましたがこの目で見てしまったんです。

 満員の車内で座席に座っていた三十前後女性がおもむろにポーチを開けて化粧品を取り出したのです。よく見るとすっぴんだったのですが、ファンデーションから始まり手慣れた風にお化粧を開始したのです。

 よく口紅を差している光景は見たことがありますが、それすら行儀の良いことではないと思っていますし、ましてやお化粧を人前ですることはおトイレを人前ですることに等しいことと聞いていた世代には驚きの光景でした。

 その上で、しゃっくりをして横の人に『すみません』と声をかけていたので二重の驚きだったのです。恥外聞の基準がどこにあるのだろうと首をかしげる次第です。

 もちろん世の中の常識や感性の違いというものは時代とともに変化をするので眉をひそめてもそれ以上の関心を持ってもいけないのでしょう。

 ダイヤモンドの世界においてもシンジケートがコントロールしていた時代から価格の変化においても『価格は絶対に下がらない』と言う伝説から1980年代の暴落があり、さらにはシンジケートがコントロールをやめ、多くの鉱山会社が参加をするようになってきてからはたまたま経済状況が中国をはじめ発展途上国の需要が増え価格はそれなりに上昇を続けてきました。

 しかし、80年代の日本のバブル崩壊のあとのように中国の景気が陰り始めてくるとやはり価格が弱含みになってきています。現状においても日本だけの価格弱含みではなく、世界中の傾向になってきています。

 ただし、特殊な希少性の高いもの、例えばブルーやピンクのようなファンシーカラーの大粒や特殊な色物に関してはその限りではありません。勿論イコールダイヤモンドの価格が値下がりかというとそういうわけではないのです。

 ダイヤモンドの価格に関しては原石にお価格を指すことが望ましいのです。それは研磨においても最終ユーザーの手元に届くレベルにおいては流通の利益が絡んでいますので、現状のダイヤモンドの価格の値下がりは研磨済みのものという事になります。

 ただ皆さんの手元には研磨済みのものが手に入るのですから全体的は価格が下がっているといえます。これは研磨をしているところが在庫の流動性がなくなってくるとやはり売りが弱めになり、在庫の回転を上げようとする結果です。

 以前であればこのような現象はあり得なかったというところから冒頭の話になるのですが、時代とともに物事のとらえ方を変えていけなければならないと思うわけです。小生がこの業界に入った時から変わらないことは原石にかかるコストは増え続けているという事です。

 供給会社が増えたにも関わらずダイヤモンドの価格が維持をされたことは現場での難しさを物語っているのだろうし、多くのファンドがその鉱山会社に参加をすることによって原石の価格を暴落させるようなこともないでしょう。勿論時代が変わればわかりませんが・・・・。

 ただここ十数年で変わるほどダイヤモンドの基盤が弱いとも思えません。現状においては海外を含め、国内においても価格が弱含みであり、今が買い時なのかもしれません。しかし、ダイヤモンドが特に国内においては品不足であることも間違いがないでしょう。

 ダイヤモンドの価値が変わっていることはないのですが、販売方法や取得方法、換金方法も含めて時代とともに変わってきたことも事実でしょう。ダイヤモンドが変わることはありませんがダイヤモンドの環境が変化し続けることは今までとは変わってくるでしょう。
http://diamond-exchange.jp

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