昨夜出張先の香港から帰国しその直前の英国のEU離脱のニュースに触れ、驚くというよりなるほどなという感想を持ちました。
ドナルドトランプの勢いもあり、世界のナショナリズムに対して懸念をする向きもありますが、これまでの時代を考えると一つのEUの役割を終わったのかなという気もします。
知っている人も少ないかもしれませんがEC創立の陰に一人の日本女性がいます。名は『クーデンホフ光子』現在の欧州統合の礎となったオーストリア人リヒャルト・クーデンホフ・カレルギー伯爵の母です。
彼の欧州統合には母光子の影響がすごく大きかったという事を彼の自伝で書いてあるそうです。日本では明治の事なので興味のある方は調べて頂くとして、今回の英国の離脱問題ですが、70年かけてECを経て今の形になったわけですが、戦争が起きにくいように横の関係を強め平和に寄与し更には経済の相互発展を目的としてきた訳です。
本音を言うなら経済の強い国が前提となって現代資本主義の行き過ぎた形態にとって最も寄与をした形ではなかったかと思っています。例を上げればEUのどこか一国に本社があれば他のEU諸国には企業の実態を置く必要がない訳ですが、これらはファンドをはじめヴァーチャル金融システムにとってはこの上ない温床となったわけです。
これ等は一見関税やシステムの問題を同一にし、相互平等のような錯覚をしますが、実はこれが格差社会を助長している訳です。何事にも関所がある為に手間暇が掛かり、その為に努力の経過の中で人や仕組みが必要だったりします。しかし、現在は飛ばせるものは全てと飛ばし、場合によっては国の存在すら関係が無くなっています。つまり経済を中心として資本家たちの仕組みだけが残り、本来庶民が担ってきた部分には日が当たらなくなってきたのです。
本能的にナショナリズム的な動きが出ることは理解が出来ます。以前からこのブログの中でも触れてきましたがグローバリゼーションという言葉をはき違えてきているのではないか。巨大化したアメリカ資本主義の化け物の影響を受け簡単にお金が生まれ、それは一部の特権になっているのではないだろうか。
それらの不満、不信が今現れ始めているのではないかと感じざるを得ないのです。本来のグローバリゼイションとはそれぞれの存在を認めあう所にあります。しかし、現在は全てを一律にし、儲ける人にはもうけやすくハードルを下げましょうという風に映ります。
これらに疑念を抱きながらも今回の英国の離脱はダイヤモンドにどのような影響を及ぼすのでしょう。簡単に言うなら英国の今迄のダイヤモンドの対する認識、これから起きるかもしれないスコットランドの独立問題、更にはそのための財産の移動という事を考えると大粒を中心としたダイヤモンドの価格に影響がない訳はないという風にだけ示唆をしておきたいと思っています。
株式をはじめリーマン以来の乱高下を起こした相場ですが、現在をシステムの問題もあり、実はこの影響は政治家や経済評論家が言うほどではない限定的なものだと思っています。しかし、これを騒ぎ始めている背景の方が問題では無いかと思っています。このさきは・・・。
http://diamond-exchange.jp/ ダイヤモンドの実勢価格
http://ameblo.jp/diamonrow
ドナルドトランプの勢いもあり、世界のナショナリズムに対して懸念をする向きもありますが、これまでの時代を考えると一つのEUの役割を終わったのかなという気もします。
知っている人も少ないかもしれませんがEC創立の陰に一人の日本女性がいます。名は『クーデンホフ光子』現在の欧州統合の礎となったオーストリア人リヒャルト・クーデンホフ・カレルギー伯爵の母です。
彼の欧州統合には母光子の影響がすごく大きかったという事を彼の自伝で書いてあるそうです。日本では明治の事なので興味のある方は調べて頂くとして、今回の英国の離脱問題ですが、70年かけてECを経て今の形になったわけですが、戦争が起きにくいように横の関係を強め平和に寄与し更には経済の相互発展を目的としてきた訳です。
本音を言うなら経済の強い国が前提となって現代資本主義の行き過ぎた形態にとって最も寄与をした形ではなかったかと思っています。例を上げればEUのどこか一国に本社があれば他のEU諸国には企業の実態を置く必要がない訳ですが、これらはファンドをはじめヴァーチャル金融システムにとってはこの上ない温床となったわけです。
これ等は一見関税やシステムの問題を同一にし、相互平等のような錯覚をしますが、実はこれが格差社会を助長している訳です。何事にも関所がある為に手間暇が掛かり、その為に努力の経過の中で人や仕組みが必要だったりします。しかし、現在は飛ばせるものは全てと飛ばし、場合によっては国の存在すら関係が無くなっています。つまり経済を中心として資本家たちの仕組みだけが残り、本来庶民が担ってきた部分には日が当たらなくなってきたのです。
本能的にナショナリズム的な動きが出ることは理解が出来ます。以前からこのブログの中でも触れてきましたがグローバリゼーションという言葉をはき違えてきているのではないか。巨大化したアメリカ資本主義の化け物の影響を受け簡単にお金が生まれ、それは一部の特権になっているのではないだろうか。
それらの不満、不信が今現れ始めているのではないかと感じざるを得ないのです。本来のグローバリゼイションとはそれぞれの存在を認めあう所にあります。しかし、現在は全てを一律にし、儲ける人にはもうけやすくハードルを下げましょうという風に映ります。
これらに疑念を抱きながらも今回の英国の離脱はダイヤモンドにどのような影響を及ぼすのでしょう。簡単に言うなら英国の今迄のダイヤモンドの対する認識、これから起きるかもしれないスコットランドの独立問題、更にはそのための財産の移動という事を考えると大粒を中心としたダイヤモンドの価格に影響がない訳はないという風にだけ示唆をしておきたいと思っています。
株式をはじめリーマン以来の乱高下を起こした相場ですが、現在をシステムの問題もあり、実はこの影響は政治家や経済評論家が言うほどではない限定的なものだと思っています。しかし、これを騒ぎ始めている背景の方が問題では無いかと思っています。このさきは・・・。
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