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2016年6月27日月曜日

ダイヤモンドの内包物⁉

 英国のEU離脱が決まってからのイギリス人をはじめ、というよりイギリス人て実際にはスコットランド人だったリ、北アイルランド人、ウエールズ人と言った人の総称でもあるのでそれが正解かどうかは解りませんがおう囚人たちの発想には驚きます。

 離脱決定後スコットランドの独立提唱は理解が出来ますが、ロンドン市の独立投票を行ったり、終わったばかりの離脱問題に再度国民投票を呼び掛けたりと、日本人なら簡単に諦めてしまいそうなことを投票行動までもっていってしまう個の強さを感じます。

 ダイヤモンドに関しても同じような事が言えるのですが日本人はダイヤモンドに関してはこのようなグレード基準があり、このような価格設定がなされますという風になっていれば販売側も購入側もそういうもんですかという風になります。

 しかし欧米人は個々の判断を大切にし、自分にとって何が大事であるかを真剣に考えますから本来のダイヤモンドの考え方をしているように見えます。ダイヤモンドの持ち方はそれぞれにとっての意味が違いますからダイヤモンドというものの何を大事にしているかに差があります。

 先日の展示会で1ctのダイヤモンドを眺めている男性がいたのでダイヤモンドに興味がある様なのでルーペで覗くことをお勧めしてみましたが、覗いている男性が発した一言に驚くとともに歓びも感じました。

 『社長このダイヤモンドの中に見える内包物は格好が良いですね⁉』
他のダイヤモンドも覗きながら興奮をして次々と見入っていました。

 『ダイヤモンドには同じ顔が無いんですよ。勿論無色無疵でコンピューターで計算をしたカットをしていればそれは別ですが・・・。それでもよく見ると違いはあるんですよ。』
と私が説明をすると

 『なんでこんなに個性があり、楽しいのに不思議ですね。』
彼のついてきたこの言葉は過去のダイヤモンド売り方についての話をしていた後の言葉ですが
私はこのビジネスをしている間にこんな言葉を聞くことがあるとは思いませんでした。

 以前からグレードに関しては機会があるごとに話し、書いてきたのですが日本での販売にはいかにも一律性があるような販売方法が日本での販売には向いていたのですが、矛盾を抱えていたのも事実です。鑑定書で価格が決まるのなら全国同じ価格で中ればおかしい、其々グレードを見ている人が違うのにおなじというのもおかしい等々、過去にも一般の人々が疑問に思うようなことでもそれを通し、当たり前となっていました。

 本来は内包物にこそダイヤモンドのおもしろさや、場合によっては価値があるものもあります。例えばダイヤモンドの中に他の宝石の結晶が内在していると日本ではグレードの低い認定をされますが、本来宝石の定義の希少性という所とを考えればこちらの方がむしろ価値がある訳です。

 物を一律では見ないという考え方を前提に考えればダイヤモンドの売り方は当然これから違ってくるのではないのかなという予感も今はしています。
http://ameblo.jp/diamonrow

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