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2015年5月15日金曜日

蜜蜂の箱⁉

 ビジネスの帝王カーネーギーの言葉に『蜂蜜を欲しければ蜜蜂の箱を蹴飛ばすな‼』という言葉があります。これは他の言葉にいくらでも置き換える事が出来ますが、手に入れたいものがあればそれを侮辱なり卑下するようなことをしてはならないという事です。

 人は自らの意思で動くもので、決して人の意思で動くものではありません。もし他人の意思で動くとしたら何かの代償がそこにあり、報奨なのか銃による脅しなのか、何らかの影響を駆使している訳です。

 そして、影響を与えている人間は決して自分が間違っているとは思ってはいません。善良な事をしている人であれ、極悪人であれ、その行動は自分にとっては正当であると考えている訳です。

 つまり、何が言いたいかというと、何かを成功をしたければ、その何かを損なうような行動をとってはならないという事ですが、その場の売り上げを作る為に本来の価値を損なうような売り方をしてはならないという事に当てはまる訳です。

 今回参加をしていた展示会である業者の社長が『綺麗事だけでは仕事になりません』という言葉を吐いておりました。それは極端な値引き攻勢をかける事への批判に対してであります。これは明らかに勘違いで、消費者をまやかす様な売り方にこの言葉は当てはまりません。

 一つ間違えば詐欺のような売り方も本人にとっては理があるのでしょう。しかし、その売り方自体が本来の価値を損なうものであれば、他の同業者に対しても利益を損なわせている訳です。この辺の考え方は既にその人間性となるので、仕事だけの考え方ではなく他の人間関係に対しても同じような考え方をしている事が容易に想像できます。

 自らの利益を損なう訳ではない過度な値引きは、考え方によっては脅しに近い影響を消費者に与え、本来の消費者に意思による決定ではなく、外的要因を行使してのものですから後々良い影響がある訳がありません。現にその業者の参入と集客数の半減期間が比例している事は単なる偶然とは思えない諸事が多々あります。

 理解をしているかどうかは別にして『蜂蜜が欲しければ蜜蜂の箱を蹴飛ばすな‼』という言葉はやはり、ビジネスの帝王が提言する通りだと改めて感じいる訳です。宝石は信頼と誇りです。それを損なうような行動や発言はやがて結果となって現れるでしょう。『盛者必衰の理(ことわり)現す。』
一時良くても永続性がなければ必ずや没落をしていくものです。

 彼にあえて言葉を送りました。
『君はまだ若い、将来のためにも市場は大事にしなければならない。』
彼の一言は
『ダメになったら、他の業種を探します。』
でした。

その一言へ
http://ameblo.jp/diamonrow

 

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