今朝、TVを見ているとさる牛丼チェーンが『プレミアム牛丼』を出すというニュースが流れておりました。中身は90円ほど値上げをして材料を変えていくという旨でした。
私が首をかしげたのはそこの社長のインタビューで
『今後はおいしさを追求していきます』
と述べられていたことです。
食べ物屋さんの本分はおいしさを追求することではないのかと不思議に思ったわけです。もしかしたら多少不味くても価格対応ができればと考えたのかもしれません。しかし、そこには限界があるので、本来のおいしさの追及にしようと思ったのかもしれません。
勿論そういう需要もあるのですから、それはそれなのですがその本人から『今後はおいしさを追及していく』といわれるとお客目線で行くと、どう映るのだろうと思う反面、世の中が要求していることは品質ではなく価格なのかもしれないと思わないこともないです。
ファストファッションなども言葉としてはカッコよく聞こえますが、要は粗悪品(失礼)であることには違いがないし、着ている姿を見て決してセンスが良いとは思えません。つまり、見栄えにはデザインだけではなく素材も入っているわけですから。
それぞれのファストファッションのオーナーたちのほとんどはハイクラスのブランドのものかオーダーメードのファッションを身に付けていることが多いのは何故でしょうね。
本分とはその業においてすべき事で、本懐とはその業において望むものという事になる訳ですが冒頭の発言等を見ていても食べ物屋さんにおいてもファストファッション業界においても本懐はお金儲けであり、本分に関しては少し横においてきたのですがやはり今後は本分なくしては本懐もないと考え始めてのでしょうか。
私の友人に、ダイヤモンドのプリンセスカットを考案した人間がいます。すでに過去の人となったのですが私より一つ下でした。彼に一度尋ねたことがありました
『なぜ、プリンセスカットの特許を取らなかったの?』
彼は言いました
『私は研磨工ですから、考案したカットが認められて、それによりダイヤモンド業界が発展し、皆が利益を上げることが出来たらそれで満足だよ』
彼はいつでもニコニコとした笑顔で皆を見つめている事が多かったのですが、今朝にTVを見ていて本分が横におかれても平気な世の中になってきたのかなぁ・・と感じるとともに本懐を優先するがあまり、本分を少しはき違えられてきているような気がします。
企業としては利益を上げなければいけませんが、本懐そして本分の上にそれが成り立っていかなければ、その業は退場をせざるをえなくなってしまうのではないでしょうか。
私は第一に本懐があり、その上で本分を全うするような人がすきです。
研磨工の名前は『モティ・イスラエル』私の友人であり家族でした。彼がなくなって十年の歳月が流れようとしています。彼を思い出すきっかけになった前述の社長の発言には感謝をすべきなのでしょうね。
勿論、我々の業界にも言える事でしょうけれど、本懐と本分を考えてみてください。
私が首をかしげたのはそこの社長のインタビューで
『今後はおいしさを追求していきます』
と述べられていたことです。
食べ物屋さんの本分はおいしさを追求することではないのかと不思議に思ったわけです。もしかしたら多少不味くても価格対応ができればと考えたのかもしれません。しかし、そこには限界があるので、本来のおいしさの追及にしようと思ったのかもしれません。
勿論そういう需要もあるのですから、それはそれなのですがその本人から『今後はおいしさを追及していく』といわれるとお客目線で行くと、どう映るのだろうと思う反面、世の中が要求していることは品質ではなく価格なのかもしれないと思わないこともないです。
ファストファッションなども言葉としてはカッコよく聞こえますが、要は粗悪品(失礼)であることには違いがないし、着ている姿を見て決してセンスが良いとは思えません。つまり、見栄えにはデザインだけではなく素材も入っているわけですから。
それぞれのファストファッションのオーナーたちのほとんどはハイクラスのブランドのものかオーダーメードのファッションを身に付けていることが多いのは何故でしょうね。
本分とはその業においてすべき事で、本懐とはその業において望むものという事になる訳ですが冒頭の発言等を見ていても食べ物屋さんにおいてもファストファッション業界においても本懐はお金儲けであり、本分に関しては少し横においてきたのですがやはり今後は本分なくしては本懐もないと考え始めてのでしょうか。
私の友人に、ダイヤモンドのプリンセスカットを考案した人間がいます。すでに過去の人となったのですが私より一つ下でした。彼に一度尋ねたことがありました
『なぜ、プリンセスカットの特許を取らなかったの?』
彼は言いました
『私は研磨工ですから、考案したカットが認められて、それによりダイヤモンド業界が発展し、皆が利益を上げることが出来たらそれで満足だよ』
彼はいつでもニコニコとした笑顔で皆を見つめている事が多かったのですが、今朝にTVを見ていて本分が横におかれても平気な世の中になってきたのかなぁ・・と感じるとともに本懐を優先するがあまり、本分を少しはき違えられてきているような気がします。
企業としては利益を上げなければいけませんが、本懐そして本分の上にそれが成り立っていかなければ、その業は退場をせざるをえなくなってしまうのではないでしょうか。
私は第一に本懐があり、その上で本分を全うするような人がすきです。
研磨工の名前は『モティ・イスラエル』私の友人であり家族でした。彼がなくなって十年の歳月が流れようとしています。彼を思い出すきっかけになった前述の社長の発言には感謝をすべきなのでしょうね。
勿論、我々の業界にも言える事でしょうけれど、本懐と本分を考えてみてください。
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