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2012年11月14日水曜日

ダイヤモンドとお金持ち!?

 国内の多くの業界人はダイヤモンドの価格が下がっていると囁いています。それは確かな事だと思いますが、反面海外のオークションでは落札価格の高騰が続いています。

 ダイヤモンドと一口に行っても、いつも述べている様にジュエリーの材料としてのダイヤモンドもあれば大きな意味での財産としてのダイヤモンドや光学機器用のダイヤモンドと多種であります。

 業界人の多くが述べているのはジュエリーの材料としてのダイヤモンドを述べている訳ですが、これは現状の市場を眺めてみれば仕方のない事です。売れていない現状では材料そのものが安く取引をされることになりますからね。

 しかし、現実には海外のオークションの現状を見れば価格の高騰が続いています。先日もある人から何故にそんな状況が続くのかという質問をいただきましたが
『それはダイヤモンドの方がお金持ちより少ないからです』
と答えると
『そんなことはないでしょう?』
とけげん顔・・。

 オークションというのはお金を持っている人々が一つのダイヤモンドを競い合い落札をするのですから当然数人のうちの一人だけが手に入れる訳です。
 つまり、お金持ちよりダイヤモンドの方が少ないという訳です。

 それでは、そのレベルはという事になると、ある一定の大きさと品質を持っていることか特殊な特徴(色など)を持っているものという事になります。

 例えがあっているかどうか解りませんが相撲取は沢山いますが関取は数少なくなります。その中で三役となると数人です。ましてや横綱となると一人か二人です。つまり、ダイアモンドといってもただの相撲取りだと角界の構成員の一人になります(ジュエリーの素材)が関取や横綱となるとダイヤモンドの本来の堪能するレベルという事になります。

 相撲好きは序の口の相撲も好きな通ですが、本来の相撲は関取以上の取り組みですよね。例えが解りにくかったかもしれませんが、一般的な場合タニマチ(金持ち)より関取衆の方が少ないみたいなものです。

 ただ、お金を持っている人々が皆ダイヤモンドに興味を持っているかというと、そういう訳ではありません。もし、金持ちが皆ダイヤモンドに興味を示したら価格はもっと上昇するでしょう。

 しかし、一般的には序の口を含めたダイヤモンド好きの方も沢山いらっしゃいます。ただし、景気が悪くなるとやはり足は遠のきます。

 常に書いている事ではありますが、ダイヤモンドはそのほかに情緒的な感性に訴えている部分も多分にあります。それは価格の問題ではなくその輝きや存在を励みや癒しにしている方も多くいます。

 こんな時代だからこそダイヤモンドの変わらぬ存在感を身の周りに置いておくことも良いのではないでしょうか?お金を持っているだけでは手に入らぬ其々の価値がそこにはあります。

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