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2015年9月29日火曜日

不変の価値⁉

 土地柄もあり通勤姿の外国人をよく見かけますが、今朝の電車の中で私のすぐ横にいた白人女性が広げている新聞を見るとなんと日経新聞でした。昨今では日本人のサラリーマンですらその姿を見る事は少なくなってきたので少しびっくりしました。

 失礼とは思いながら彼女の視線の先を見ると、ガンについての記事でありました。最近もタレントの北斗さんや女優の川島なおみさんのガンでの死亡などの話題が世間を驚かせ、ガンが身近な病気であることは解っていますが、欧米人に比べ日本人は予防検診等を受ける人は少ないと聞きます。

 川島さんといえばワインで有名でしたが、ワインには抗がん性を持つレスヴェラトロールが豊富に含まれているということでも有名ですが、ワインを愛し、ワインエキスパートの資格を持つ彼女がガンで亡くなることは皮肉にも感じます。

 私自身の父もやはりガンで亡くなっていますので、意識をしないわけではありませんが、自治体からくる定期検診の案内に関しても強い意識をもって臨もうという気持ちは希薄ではあります。私の友人にも余命宣告1年を受け6年経った今も健在でいる方もおります、彼は抗がん剤治療に臨み、大変ではありますが、日々戦っている姿は尊敬します。

 不治の病といわれたガンも今では早期発見や予防で何とか治療が出来る病ともなりました。数年前にイギリスのとある研究所でダイヤモンドを応用してガン治療の研究をしているという事を思い出しました。確かダイヤモンドの原子構造の整列性を利用しガンの原子構造から治療をしていくというものだったと思います。

 最近ではイスラエルの医療チームがガン細胞を使い、ガンを治していくという治療法を開発中だと聞いておりますが、なんともユダヤ人的発想だなと相変わらずの彼等の発想方法には関心をさせられます。

 彼等の発想はアインシュタインをはじめ、インテル、グーグル等はじめ現代のあらゆる場面で現代に影響を与えています。彼らの考えを聞いた時にはいつも『それは逆だろう?』と思うような疑問符から始まりますが、結果的にはそれ等の発想が社会の役に立っていきます。

 日本人は常に順法を重んじますが、『逆もまた真なりと‼』いう言葉があるように時間、季節は巡っり、同じように繰り返される中に日本の文化は有りますが、実は同じことの繰り返しは二度起きていないことを感じるべきなんでしょう。

 前回も書きましたが変化は唯一不変の原理なわけで、変わることが当たり前と考えれば解決することも多くあると思うし、それゆえ変わらない事に価値があるという理屈です。そのように考えると不変のダイヤモンドこそが自然の中の頂点に立っているという事になるのでしょうか。

 大げさに書きましたが、伝統を含め、絶対に変わらないという事は無理であっても変わらない価値に対してもっと目を向けても良いのだろうと感じます。

 冒頭にも書きましたが、今の光景は十数年前にはなかった光景ですが、この光景が数十年後にあるかというとやはりなくなっていくのでしょう。変わらないことが唯一無二の価値であることを理解しているユダヤ人だからこそ、創り上げることの出来る物語がダイヤモンドストーリーなのでしょう。
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2015年9月27日日曜日

ダイヤモンドは長し、人生は短し⁉

 一昨日、お店に入ってこられたお客様が
『以前からこの前をとおていたのだけれど、なかなか敷居が高くて入りずらかったんですよ。』
と云われ、思い切ってお入りになったという事でした。

 要点は、とあるブランドのダイヤモンドリングが欲しいと思っているけれど、中々高くて手に入らないという事で当店の価格を他店と何度か照らし合わせてみて、安いと感じられたという事でした。

 お話をしながらダイヤモンドの裸石を決め、デザインを話している折に
『テレビでよくやっているリサイクルダイヤモンドというもので造るともっとお安くなるんですか?』
というお言葉が出てちょっとびっくりしました。

 最近TV等でもリサイクルダイヤモンドという言葉をよく聞きますが、いわゆるここ十年の間の地金の買取りブームに合わせてダイヤモンドの買取が横行し、そのダイヤモンドを海外のバイヤーが買いに来ており、『日本はダイヤモンドの都市鉱山だ‼』と評されている其れの話です。

 日本国内でも業者間でもリサイクルダイヤモンドという言葉をよく耳にしますが、私自身は少しこの言葉に抵抗を感じます。以前にも書いたことがあるのですが、ダイヤモンドは地球上においても地球誕生前の60億年前のダイヤモンドが発見をされているくらいです。

 勿論60億年前のダイヤモンドは隕石なりで地球にやってきたものでしょうけれど、私自身はダイヤモンドの生成状態を考えても宇宙創成間もないころから存在するのだろうと考えています。この考えがあっているかどうかは別にしても、明らかに人類の歴史、ましてや一人の人生とも比べようのない時間ダイヤモンドは存在をしています。

 リサイクルとは一般に物の使い回しを言う訳ですが。その際に劣化をし、用途として未満の材料となっていくわけですが、ダイヤモンドは人類が発見をする前から存在し、人類が滅びても存在をしていくものです。いわゆるダイヤモンドにとっては人類そのものをリサイクルしている訳です。

 言い方としては大げさではありますが立場を変えればそうなります。不変を前提にした物がどれ位あるかといえば普段人が目にするものにおいてはほとんど皆無といって良いでしょう。逆に言えば『変化するという事自体が不変の要素』なわけです。

 ダイヤモンドを資産として紹介をしている意味はそんなところにもあります。勿論金というものも同じような要素がありますが、扱う人間がどのような運用をするかによっては過去、将来を通してこんなに安定をしている物は例がないでしょう。

 株価も下がりはじめ、アベノミクスの正体もばれ、日本の国債の信用度も下がってきています。
これからは投資コンサルタントの人々には申し訳ないけれど株価の安定は難しくなった来るでしょう。何故なら、物価が下がりはじめ、またデフレ時期に入る時に隆盛を誇ることになる新規参入の安売り店が異常な速さで店舗拡大をさせています。

 昔から不況に強い金といわれますが、ダイヤモンドはもっと強いのです。ただそれを手に入れることが至難の業といっても良いでしょう。いずれにしても人の人生は短いものです。将来の孫子の為にも時代の変化に惑わされないダイヤモンドを一考してもらいたいものです。
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2015年9月25日金曜日

正当価格⁉

 シルバー期間中にご来店頂いたお客様が陳列をしているファンシーカラーダイヤモンドをご覧になり
『好きな色はこの黄色だけどこの価格の違いが判らないわね。』
とポツリ。

 ファンシカラーダイヤモンドの価格というものは普通の宝石店さんでも理解をしてもらいにくいものです。何故なら何を基準に価格が決まっているのかがほとんどの販売をしている方達には解りにくいものです。多くの場合は一番量の集まっている取引所等で経験値で取引をされ、それが市場にまで影響をしてくるからです。

 つまり、プロのディラー達の取り引きをする金額がそのまま流通の利益を乗せてその時の決められた価格によっては最終価格にはそれなりの差が付く訳です。私自身が長年携わってきた分野でもありますから一定の値ごろ感はあります。しかし、絶対量のあるものではありませんから絵画のごとく環境を考えて値決めをしていきます。

 価格を比べるものがない物の強みでもあり弱みでもあります。それゆえブランド等の取ってはこの上ない材料でもあります。勿論、量のあるものではありませんから高額なものとなる訳ですが,ティファニーやグラフなどもこぞってイエローダイヤモンドを取り扱っています。

 展示会などに出ていますとお客様からよく
『ここの価格は少し高くないですか?』
などという声をよく聞きますが。まさか
『値引きが前提となってる価格が付いていますからね』
とも言えませんから
『業者さんなりの価格が付いていますからね。ご予算があるのならその範囲を選び、欲しいものがあるのであれば価格を比べて見る事ですね。』
とよくお答えをします。

 つまり、多くの人はお金がなければ、その範囲で物を選び、欲しいものがあるのであれば頑張ってお金を払う事を考えるでしょう。その時に欲しいものがあるけれど予算をオーバーしているときに価格交渉をするなり、予算を上げることが良いのですが、宝石の場合多くの業者さんたちが勘違いをしていてお客様は価格が解らないから値引率で物を買うというふうに思っています。

 普通に考えると値引きが最初から前提になっているよりは最初からそれなりの値段を付けておいた方が興味を持つと考えますが・・。中には5割、6割引という業者さんもいますが宝石に関していうと世界的にそんな例は殆どありません。つまり、ついている値段が適正かどうかも含めて価格を理解している業者であれば、そんなリスクが高い事はしません。

 勿論、志向品でありますし、希少性が高い物でもありますから、その説明をしその上で価格を理解して頂けるお客様に購入をして頂くのが一番良い訳です。その業者を信用するのかどうかは消費者の文化度でもあり、その責任は消費者自身が負わなければいけないことです。

 それゆえ値引きに頼る販売をする業者を信用するかどうかも消費者次第ですが、ほとんどの確率で値引きを前提とした販売のリスクは消費者が負う事になります。私自身も品物を決める時には自分の価格と品物に対する」イメージを持ちながら購入品を決めますが、納得をしてかうので公開をする事は殆どありません。

 値引きをしてくれたから購入をするという動機は極めてリスクの高い購入方法だと考えます。業者は購入をしてもらう為に値引きをしますが利益を損ねる訳でもありません。それゆえそれなりの価格を設定します。

 しかし、値引がすべて悪い訳ではありません。本当に気に入ってくれたものを販売者が自らの利益を削ってもお渡ししたいという事もある訳ですが、それは最初から値引きが前提という事ではなく、販売側が出来る範囲でという事と消費者側の物に対する興味の度合いという事だと思います。

 ファンシーカラー・ダイヤモンドに関しては需要と供給のバランス。つまり、双方の兼ね合いだと思います。つまり、オークション等の値決めと同じという事になるでしょう。ダイヤモンドに関わらず、志向性の高いものは絵画にしてもその他芸術品含めて売り手と買い手の都合により決まる訳です。

 勿論、通常の買いものにおいては適正と思われる価格を販売側が示し、購入側が其れが妥当ではないと考えれば購入をしないという事だと思います。それゆえ、最近ではオープン価格なるものが家電販売では主流になってきています。但しこれらは比べるものが豊富にありますので消費者その中から選べばよいのですが、宝石に関しても同じことがいえ、比べることの出来ない物の時は自らの予算合わせることが賢明なのでしょう。

2015年9月24日木曜日

ダイヤモンドと投資⁉

 先日なんとなくネットサーフィンをしていたらある大手金融機関の投資チーフアドバイザーなる方の投資に関する私見がのせられていました。

 内容的には現在の投資環境という事でしたが、その中で金などの投資は良いがダイヤモンドの様なものは数社の鉱山会社が価格コントロールをしているので決して投資向きではないという内容でした。この方がどこまでダイヤモンドを熟知、もしくはしているつもりなのかはわかりませんが、内容を読む限りは投資そのものの意味も理解をしていないのではと疑いたくなるようなものでした。

 つまり、意図的なコントロールをするものであるので暴落も有り得るというものでした。意図的にコントロールをしているのであれば落とすわけがないし、何時の時代の話かと思いたくなる意見であり、コントロールをしているという企業は日本の財閥系の商社をはるかに超える規模の会社ばかりであり、中には国営企業もある訳で、実際にこれ等の鉱山会社はお奨めの金や地金を相当量をまかなっている訳で言っている事自体が本当に理解をしているのかと疑いたくなる内容です。

 そして彼の本業という事でいうなら投資そのものとギャンブルを勘違いしているようで、その場その場での経済状況で一喜一憂し、絶対とは言えない様な銘柄をハイリターンという名の利益を追求する物を投資と思っているフシがあります。現在の金融というものはお金がお金を生むといったシステムの実体のない物がほとんどです。

 本来であれば有名なウォーレン・バフェット氏や日本でいえば武田和平さんの様な将来を長い目で見て企業に投資をするというものが本来の姿ですが、現状は数時間数日間で売り買いをし、当該企業に何らかのメリットがあるのかと思いたくなるようなものです。

 例えば、来年には母豚が5匹の子豚を生むけれど、餌代がないので100万円ほどお金を出してもらえないだろうか?その代わりに子豚が生まれたら2匹を差し上げます。そして2匹の子豚は120万円では売れるはずです。但し、母豚が病死をしたりすると、そのお金は返せません。そのような条件ではありますがお金を投資してもらえないでしょうか?というものが本来の投資です。つまり、そこに実態があります。

 現在の投資は必ずしも実態が無く、証券であったり、保険であったりと起きる可能性もないかもしれない事であったり、帰らないかもしれないリーマンショックの様なクレジットの保証の証券であったり、ハイリターンではあるけれどハイリスクのある意味一部の企業の思惑で動くことが多く、そして一番のリスクは物が存在しないという事です。

 それに反して、ダイヤモンドは過去の歴史から見ればここ30年値下がりをしていない(原石ベースで)という事もありますが必ずしも投資をうたっている訳ではなく現物としての財産保全を前提にしています。結果的には値上がりをしているという事で投資にもなっている訳です。

 もう一つは各鉱山企業がコントロールしているのは原石ベースであり、あとは市場が動かしています。特に大きなダイヤモンドはサザビー、クリスティーなどの世界的オークション会社がその金額の目安として落札をさせています。

 これらはあくまでもジュエリーを主体にした嗜好性の高い物ではなくあくまでも宝石としてのダイヤモンドであることは付け加えておきます。

 つまり本来の投資という事とは違いますが、財産保全という意味での金融価値が現状の国債や有価証券などとは違いはるかな安全性があるという事になります。なによりどこかの国や企業が保証するわけではなく、歴史と地球が保証をするという絶対性があるという事です。

 勿論あらゆる条件があります。どんどん採取が難しくなる原油等と比べても採掘は少なくなりますが掘られたそのものがなくなる訳ではありません。ましてやこれから採掘をしようとするものはコストがどんどんかかっていくようになると、保証はできませんが他の金融証券よりは高い確率で保証が出来ます。

 ただ、金融市場においてもダイヤモンドが話題に上るようになってきたんだということを感じます。
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2015年9月21日月曜日

変わらない事⁉【ダイヤモンド】

 変わらないことの難しさは多くの人も実感していると思います。なぜなら変化するという事実こそ変わらないのですから。解りにくい言い回しになりましたが、どんどん変化をする世の中で多くの人はその変化についていこうとします。

 しかし、世の中の変化が激しくなっていくととてもじゃないが付いていくことに疲れ、諦めていくという選択をします。変化をするという事は皮肉ですが不変です。常に変化をし、進化、改革が自然界でも行われてきました。

 自身が生まれた頃には、TVもなく電話に至っては柱に取り付いていて横についていたハンドルを回し、交換手を呼び出してから通話をするというものでした。しかし、現在はというとご存知の様な事です。現代ではTVと電話が一体化し、携帯できるのです。もっと言うならそれに音響ラジオが付き、更に手紙までついている訳です。先日、終戦70周年という事で沸き立っておりましたが、それらの進化もわずかに60年間の出来事です。

 私自身の仕事はダイヤモンドビジネスです。仕組基準が変わったといっても扱っているものが変わったわけではありません。40年も経つのにです。しかも、ダイヤモンドの生成から考えるとその期間は感覚的に日本全国の距離を1mmほど動いた距離にもなりません。

 現代はIT産業をはじめ進化変化が前提になっている物がビジネスとして考えられています。しかし、これらの価値は変わらないことの価値に比べると、細菌にもなり得ない細胞程度の寿命もありません。今後は人工頭脳などの進化も進み、それに合わせたビジネスが生まれてくるのでしょう。

 生まれては消えゆく、変化というものは不変な仕組みです。故に変化をしないビジネスが究極のビジネスの様な気がします。ITと言いうものは本来アナログの効率化という事ですが、それ自体がビジネスの主体になることはあり得ない様な気がします。

 どんなITが進んでもそこにのせられる情報や物というアナログが無ければ、無用の長物です。物流が無ければ本来お金というものはいりません。しかし、お金自身がお金を生むような仕組みになってきている社会の仕組みですが、それは妄想です。実際にはその根拠となる物が無ければ意味がありません。

 日本を含め、世界の多くの老舗というものは守るものは変化をしない前提があっての、進化を行ってきました。そこに価値があり、それ故に長い間ビジネスとして成り立ってきています。

 へそ曲がりかもしれませんが、以前は『木を見て森を見ない』という言葉にもあるように、小さなことに拘っていると全体が見えなくなってくるという比喩がありましたが、あえて言うと木をよく見ないと森が成り立っている土壌を見失い、森がなくなることも気が付かなくなるかもしれないと言いたいのです。

 つまり、森というものは木が健康に成長を続け、そこに息づく生物がいて成り立っています。森に見えていたものがいつの日か枯れ木の残骸になっていないように願うのです。ダイヤモンドは変わらなかったし、これからも変わらないでしょう。そこに価値があるのです。そして、それは人類の歩むべき道を示唆しているような気がします。http://ameblo.jp/diamonrow

2015年9月18日金曜日

ダイヤモンドの価格システム⁉

 ダイヤモンドの価格の一般的指標の中ではプライスは110にカテゴライズされています。カラーでいえばDカラーからMカラーまで、クラリティーでいえばIF(インターナリーフローレス)からI-3までの組み合わせにより分かれています。勿論この中に分けることの出来ないものもたくさんあります。しかし、グレードの問題に関しては何時も書いているようにダイヤモンドの一部の表現でしかありません。故に、4Cグレードだけで価格を比較したりすることもできません。

 前述した110の価格の指標はありますが、さらにカットやプロポーションの問題もありますのでその組み合わせは山のようにあります。シンジケートの統計では価格を決めるポイントとして14,000ポイントあるという事ですから、とても110の中に収めることは不可能です。

 以前のように、大きさや品質的に同じようなところな販売しかしていない市場であれば、その中で収まりますが現状の様なダイヤモンドの多様化が始まるととてもではありませんが無理な話です。

 それこそ歴史の名を残しているようなダイヤモンドでグレード評価されている物は殆どないでしょう。強いて言えば重さでしょう。しかし、現在であっても110の中に収めることは不可能で、同じ内容のグレードであっても最低10%から30%の価格差があります。さらに鑑定会社間のグレードの誤差まで考えるととても難しい事です。

 多くのダイヤモンドビジネスに携わっている人々はグレード結果においてビジネスを行いますので価格の違いを知る人はあまりいません。現実にはグレードの付いていないダイヤモンドを見せられて価格が解る人はほんのひと握りの人間でしょう。その延長線上に販売がありますから、同一グレードにおいての価格差があっても致し方がないといっても良いでしょう。特に今流行の買取屋さんにいたっては価格がほとんどわかりませんから損をしないようにできるだけ安く買取をしようと思いますので、消費者がびっくりするような安価になる訳です。

 特に大量にあるサイズやグレードのところであれば、ある程度の価格比較はできますが、大粒や希少石に至っては比較をする価格がありませんから、今後はそのへんの指標となるものも必要となってくるのでしょう。今後のダイヤモンド業界の為にも必要な事だと思います。

 本来であれば100万円での買取が妥当であっても実際には50万円とか30万円になるのですから小売価格から考えると5分の一になったとか10分の一になったとかの声をよく聞きます。其れには幾らの価格で購入したのかという問題もあります。小さなサイズのものであれば、商品そのものよりデザインや加工代、サービス等の価格が反映されますので材料代引き取ることが原則ですからある程度価格が下がってもやむを得ないでしょう。

 しかし、大きなサイズのものはデザインや加工代、サービス等は小さなサイズのものと何ら変わる訳ではないので、率からいうと材料代の方が高いので本来であれば購入価格との差はあまりない筈です。何故なら、本来買取価格というものは材料代と手数料を上乗せした程度で引き取るべきですので大きなサイズほど購入価格との価格差はない筈です。もしあるとしたら購入先の選択が間違っていたのでしょう。

 当然、百貨店やブランドというものはそれ以外の付加価値を売り物にしていますから、材料費と小売価格との価格差が大きくなることはやむを得ません。但し、ダイヤモンドというものはどこで購入してもダイヤモンドですから、よく市場を見て回り選ぶことが良いのだと思います。
 

2015年9月17日木曜日

コロンビア・デビスカップ⁉

 明日からテニスのデビスカップがコロンビアで始まります。私自身にとっては両方ともに切っても切れない間柄です。学生時代の殆どをテニス生活に費やし、社会人になっても、米国時代もいつもテニスが自分の周りにありました。

 学生時代の全国大会や米国時代のロサンゼルスオープン大会などは特に印象に強く残っています。辛かったことも喜んだことも悩んだことも今となっては良い思い出です。一度下火になったテニスブームも錦織圭プロの活躍もあり、現在はテニスブームが再来という感じであります。しかし、我々の頃とはプレースタイルもラケットのレベルもすべてが進化し、誰もが気軽に楽しめるものになりました。変わったものです。

 変わったといえばコロンビアです。私がコロンビアに行った頃は世界で一番危険な国として、渡る時に大学時代の同級生で保険会社の社員であった友人から『コロンビアは保険の対象除外国だから気を付けるように』といわれたほどでした。実際にその頃は米国人が入国をして被害にあう確率が50%を超えているという話でした。

 それまでにも何度か海外では、危険な目にも合っていたこともあり、高をくくっていたのですが、行ってみた現実は想像を超えるものでした。買い付け事務所の入り口はまるで牢獄かと思うような鉄格子に、銃を構えたガードマン。そして、中に入るなり挨拶が終わると銃を持つかどうか質問をされ、自分の身は自分で守ってくれということでした。

 現実に毎日のように街中には銃声がとどろき、一番驚いたのは事務所近くの国立図書館に人質100人を超える籠城事件があり、あとで聞くところによるとマフィアがらみのゲリラという事でしたが、身代金を要求する彼らにとった政府の対応はいきなり戦車で国立図書館に砲撃を開始というものでした。中にまだ人質がいるのにです。

 理由は、いちいち交渉をし要求を聞いていたらまた同じことが起きる。そのような要求に絶対に
応じることはしないという見せしめでもあるという事でした。勿論その頃の状況や世界の環境もありました。米国のマリファナの殆どがコロンビア製でしたし、コロンビア国内の主力企業は殆ど航空会社も含めてマフィアの傘下にありました。とにかく例を上げたらきりがないほどの危険なところでした。

 そのコロンビアで平和を象徴する様なデビスカップ大会が行われるという事は国内の情勢が変わったことを伺う事が出来るし、世界が以前の様ではないことや、不安定の中で暗躍もしていた米国の関与を含めすべてといっても良いくらいにあからさまになっていく世界を感じる思いです。

 いずれにしても明日からのデビスカップ大会、日本の選手には活躍をしてもらいたいという思いです。
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