ラボグロンダイアモンドの事は前回書いていますが、現在、行われている国際宝飾展なるものの中にラボグロンダイアモンドのコーナーがあります。そこがTVの取材を受けたこともあり、問い合わせが数件ありました。この宝飾展を前述のように表現することもいかがなものかと思いますが、そのことは置いときましょう。
極端な問い合わせとしては『なぜラボグロンというのか?』という問い合わせもありました。一時はカルチャーダイアモンドという名もありましたがいわゆる養殖真珠をカルチャーパールと呼ぶようにでありますが、研究所で成長させてという意味合いでラボグロンという命名がされているのです。
実際には工場で大量に生産されている工業製品ですから、表現方法としてもいかがなものかと思います。実際に元々は宝飾用として生産されたものではありません。光学用ないし工業用として製造をされたものであり、以前は天然のダイアモンドを工業用として質の悪いダイアモンドを使用していました。また、光学用としては小さなサイズの良質な天然ダイアモンドを使用していました。
人工のダイアモンドを生産して光学用として使用することの必然性は当然です。しかし、だんだん大粒のものが製造する事が出来ると別の目論見を持ち始めた中国の企業は早速宝飾業界にアプローチを始めました。勿論それまでも同種の人工ダイアモンドは製造されており、実際に販売もされておりました。ただ、品質的には黄色からブラウンのものも多く一部の(特にアメリカ)宝飾店では1990年代半ばから販売をされておりました。
私自身米国でのビジネスをしておりましたので取引先の宝飾店で発見すると『本物の店で人工ダイアモンドを販売していて問題はないのか?』と尋ねると決まって『GIA.GGを持っている人間がお店にいて説明ができるので何の問題もない。』といっていたのを思い出します。
しかし、現実にはGIA自体は2003年に初めてラボで確認をしたといっておりました。勿論、そんなはずはありませんが、その時点での看破方法は完全ではありませんでしたので、それ以前にグレーディングしたダイアモンドへの心配があり、そのような発表があったのだろうと認識しています。
さて、中国で大量生産が始まるようになるとあらゆる現象と影響が出てきました。
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