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2019年4月11日木曜日

適材適所⁉

 『適材適所』という言葉で最近有名というほどではないけれど名を馳せたのは前五輪相の桜田なにがしという人です。

 彼に関しては論評にも値しないというかなぜ大臣になったんだろうという事と何故7回も当選をしたのだろう?さらに言えば選挙区の人々は何を基準に彼を国会に出していたんだろうという気もします。

 正直に言って五輪相になって舌禍事件を起こさなければ存在すら気が付かなかった議員ではあります。彼を有名にしたというか知られるようになったのは野党議員の質問の何故選ばれたのかという質問に対して『何故か解らない。総理が適材適所という事で選んだのでは』という答弁により皆に知られるようになったといっても過言ではないでしょうか。

 大臣どころか国会議員としての資質が問題以前の皆無と言って良い人間をただ人が好い、面倒見がよいというだけで国会議員や大臣に選んでよいのだろうかという気がします。

 ただ彼の場合は多少なりとも自分には不相応だという認識がないとも言えない節もあります。という事になると選んだ方の任命責任という事になる訳です。

 一般の企業においても親戚だからという理由だけで管理職になっている人々も多くいます。しかし、その認識があれば何の問題もないという訳にはいきませんが、無いよりはましなのかもじれません。場合によっては自分の実力でその場にいるという勘違い管理職もいます。

 その事に関してはその人々の部下の境遇を考えると悲惨なものです。私自身の近くにもそのような会社がない訳ではありません。勘違い管理職自身が自分は頭がよくほかの部下は頭が悪いと思い込んでおり、周辺を見回す力や、学ぶ能力において劣っており、周りもあきらめて何も言わないというパターンです。これは会社の将来として悲惨なわけです。

いずれにしても適材適所という言葉は誰が使い、誰が評価をするのがそれこそ適材適所なのかと考えるわけです。国会レベルでもあのレベルであれば仕方がないと言わざるを得ないのかもしれません。

 しかし、一般企業においては他に変わりがいないという困った状況もあるわけですが派閥の順送りと違って血も繋がっている親戚関係というものは実にややこしいものです。よほどの能力がなければ親戚の会社に就職はすることはないでしょうけれど、一方では能力が有ったら親戚の会社は選ばないのではないかとも思います。どちらから見ても適材適所とは厄介なものです。

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