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2017年4月7日金曜日

史上最高額⁉

先日香港で行われたオークションで59.6ctsのピンクダイヤモンドが落札をされました。私は一瞬『エッ⁉』と思いましたがその理由というのはその石目でした。記憶にあったこのピンクダイヤモンドは2014年に落札をされたのではなかったかと思ったからです。

 もし同じダイヤモンドであるなら前回は約83億円で落札をされ、今回は約79億円となると私が普段から言っていることが違ってくるのではないかと少し焦った次第です。実はこのダイヤモンド前回の落札者であるアメリカのダイヤモンドビジネスを行っている人が入金ができなかった為に宙に浮いていたようです。

 今回の落札者は香港では知らない人はいない宝石商ですから入金の問題はないでしょう。宝石商とは言いながらバス会社をはじめフェリー、不動産、さらには中国本土の1000店舗を運営する会社ですからね。

 今回の件は単純に宝石商だからという事ではなく投資用物件が香港や中国本土では頭打ちになってきたのではと勘繰りたくなります。というのは多くのチェーン店を経営する宝石商はとてつもなく大きなものは避ける傾向にあります。何故なら実質のビジネスとしてその資金をより回転の良い商品に向ける傾向にあるからです。

 もちろん大手のブランドジュエリーに関しては大物を持っていることは事実ですが前述のチェーン店ほどの店舗もなく、むしろ高級品を扱っていますからそれはそれで理解が出来ます。

 今回のピンクダイヤモンドも数年後には100億円という大台に乗って落札をされることは十分に考えられます。今回のピンクダイヤモンドに関わらずファンシーカラーのダイヤモンドの高騰は過去には例のないような現状です。

 あの日本がバブルに興じていた時代ですらそのようなダイヤモンドが出てくることはなく、ほとんどが絵画の話題でした。それは日本にはダイヤモンドの文化がなく、あくまでも宝飾品としてしか見られていなかった事情もあるでしょう。ただそのころの絵画の殆どは価格も下落をしています。

 もし、バブルの頃に日本にもっとダイヤモンドの文化が根差していたならもっと日本に多くの大粒ダイヤモンドがそろっていたことでしょう。又それ以外の理由としても近年多くの新しい鉱山勢力が出てきて多くのファンシーカラーダイヤモンドが採掘されている現状もあるでしょう。

 ただ無限ではないという事と唯一無二のものが多いという事実は変わりません。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

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