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2017年4月14日金曜日

価値を売る⁉

 最近の展示会や販売等を見ていると販売員や業者は何を自分たちが販売をしているのかを理解してはいないように感じることがあります。

 お客様の利益よりも自分たちの都合で物を販売しているようそれは見えるのですが。決して理想論を言うつもりはありませんが、あまりにも自分たちのノルマだったり、満足感で動いているように見えます。

 本来販売というものは購入者にとっての価値を販売するものであり、それを理解することが販売への近道なのだろうと思っています。つまりは販売対象のものが如何に購入者にとって価値があるのかを説明することが販売術であって決してそこには嘘があってはいけないと思っています。

 一例ですが宝石の価値という事を考えると換金率と単純には言えませんがリターンを考えるという事は価値を理解し説明をする上では必要条件だと思います。

 例えばダイヤモンドですが、現状でも確実に換金が出来ます。さらに条件として2ct以上とか換金するまでの期間という事を考えると換金率は非常に高くなります。また、非加熱の貴石に関しても同じようなことが言えるでしょう。

 一方では価値がありそうに販売をしている加熱処理の貴石や半貴石はどうかというと現状での買取ではほとんど価格が付きません。つまり換金率はほとんどないという事になります。これはほとんどの販売をしている人間であれば理解をしていることだと思います。

 そうなると付加価値なる価値のみで売らなければならなくなりますが、これは一番怪しいわけですが、販売者が事実のみを説明し、購入者が共感をして感じてくれるのならばよいのですが多くの場合はそれは難しいことです。さらには虚言ともとれるような内容での説明も多く会場では聞かれます。販売者本人が理解をしているかどうかはわかりませんが・・。

 つまり価値を販売するという事は一番の基本ですが、実用品は簡単ですが宝石のようなものはそうはいきません、一番わかりやすいのが換金できるかどうか更にはその換金率(期間は別として)がどうかが価値の多少であり、そこには購入者の一定の価値を約束したものになります。

 もちろん情緒的価値もありますがそれの購入者の心情によって変わってしますものでもあります。一番まずい販売方法は勝手に相手の懐具合を考え、その価格帯に合うものを価値は別にして販売ノルマをこなすために勧めることです。

 明確な価値を販売することを心がけていれば信頼を失うことはないでしょう。多くの販売者が売り上げを落とすのはこの信頼を失っていることが大きな要因で必ずしも社会状況だけではないのです。

 どれだけの人が価値を売っていますか?
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.ne.jp
 

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