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2017年4月29日土曜日

ダイヤモンドの世界⁉

 今ダイヤモンドの世界において色々なことが起きていますが、とうとうロシアの鉱山会社を舞台に世界的詐欺事件というか未遂というか疑念を持たれている事件が起きています。

 存在している鉱山を舞台にし、大量の原石の採掘の可能性を示唆しているがこの会社のサイトに写っている写真や図面は他の鉱山のものであったり、品質が良いといわれるダイヤモンドはCVDではないかといわれるものであったりと散々なレポートが出ている中でさらにアフリカの鉱山の買収計画を発表したりとどこまでが事実なんだろうと首をかしげてしまいます。

 今でも多くの小さな鉱山が発見をされたり、小さな鉱山から大きな原石が発見されたりと話題に事欠きません。しかし、そこをアウトルックするといくつかの疑問も出てきます。ダイヤモンドの価格構成の件ですが、今までは大粒といわれるダイヤモンドは値下がりがしないという事が既成事実としてありました。この大枠の条件は変わらないのですが大粒ダイヤモンドとはどれくらいの大きさを指すのかというところです。

 現在は2~3ctsのところも価格が下降気味ですが以前では考えられないことでした。しかし、長期で見たときにはどうであろうかというとやはり価格は上昇をするでしょう。ただし、今まではあまり無かった現象であることは事実でしょう。

 金融界の介入だったり、先物証券化の動きであったりと本来であれば決して向かないはずのダイヤモンドにこれらの関与が進んできています。これは金融界の材料が減り、新たな材料としてダイヤモンドに白羽の矢が立ったではないかと想像がつきます。プライムローンでリーマンショックが起きたことはまだ記憶に当たらいいことですが第二のプライムローンにならないことを切に願っています。

 しかし、ダイヤモンドがヴァーチャルマネーゲームの材料になっては大変です。今後もダイヤモンドの新たな世界の出現には目を光らしておく必要もあります。それと同時にダイヤモンドとは資産としての面が大きくあることを皆も忘れてはいけないのです。
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2017年4月27日木曜日

古希祝い⁉

 昨夜は私の兄貴分であり、友人の末席に加えていただいている俳優柴俊夫さんの古希祝いをなかまた地30人余り集まり祝させてもらいました。

 古希とは本来70歳まで生きることの稀さから名づけられた長寿を祝うものでもあるわけですが柴さんをはじめ私の近くにいる諸先輩はそのいわれからはおよそ遠く感じます。

 下は30代から上は70代まで、ミュージシャンから俳優さん会社員までと幅広い柴さんらしい交際範囲の広さを感じさせる集まりで奥様の真野響子さんもテンション高くみなさんと歓談をしておりました。

 長く活躍をされることの大変さは長く柴さんの周りにいさせていただくと感じます。又時にはあまり交友が得意ではない私に多くの方たちとも知り合いにさせていただいて、感謝感謝です。

 

2017年4月26日水曜日

宝石を買う⁉

 昨日のミーティングで7月、8月に東京と大阪で行うセミナーの打ち合わせを行い、タイトルと中身について話し合いを行いましたが、その中で現状の販売方法の問題点や課題についてということがテーマとなりました。

 その際に一番の問題は販売側が何を買い手に伝えているのかということでもあるという事でした。それは販売をしたいがために商品説明においても価格においても無茶苦茶になっているという事でした。それではお客様が何を基準に宝飾品を求めるのかという事になると自らが宝石を求めるという観点に立つことが一番であろうという事です。

 もし、自らが宝飾品を買おうとしたときに何を基準に買うのであろうか。それ以前に宝飾品と何ぞやという事を理解しているのであろうか。ほとんどの場合宝石を買う人は薦められるままに求めることが多いのでそれほどの金額を出そうと思ってはいないという事を感じているようです。

 本来のは宝石、ジュエリー、そして最近展示会でもよく目にするコスチュームジュエリー的なアクセサリーとなるのですが、宝石の価値を単純に言うなら換金価値であり、これはそこに期間の考慮もあるのですがまずは換金率でしょう。そしてジュエリーは技術価値として考える事が出来るでしょう。コスチュームアクセサリーにいたってはただの好き好きです。

 本来は宝石の中に換金性があることは誰もが知っていることですが過去あまりそれが話題になりませんでした、しかし、近来買い取りブームが来るとそこには顕著な差があることが消費者にも理解が出来るようになってきました。つまり、どんなに高額で購入しても換金するときには二束三文になる物とそれなりの換金率になる物があることを理解してきたのです。

 つまり、換金する時に無価値になるようなものは宝石として値しないわけです。例えば半貴石や処理された貴石は換金の時にはほとんだが評価をされません。ジュエリーにいたっても技術ではなく材料としてしか評価はされないわけです。それが販売時にはそれなりの価格でそれなりの説明をします。

 つまり、情緒的価値という事が加味されているわけでそれは換金時はほとんど評価がないわけです。その情緒のみを販売するにはそれなりの見識と経験が必要になります。しかし、多くの販売員を見ているとそれとはとても縁遠いように見えます。

 宝石を購入する場合にはまず宝石そのものを見て自分が感動なりがそこにあるかどうか、そしてそれをどのように身に着けたらもっとも自分が満足をするのかどうかといった観点で求めることが一番大事であり、販売する側もそのことに重点を置いて説明をし、まずかお客様が目を輝かせているかどうかを確認することが大事でしょう。
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2017年4月24日月曜日

現金と金⁉

 前回の続きのようになるかもしれませんが、ここのところ現金や金塊の話題が多く出てきているしTV等での色々とそれぞれの立場でコメンテーターが意見を述べていますが、一般の人であれば矛盾で首を傾げるようなことが実際には当たり前の事が裏では起きています。

 福岡で盗まれた現金に関しても綿密な計画性を示唆している人も多いが、もしそうであるならばそれは最初から仕組まれた金の取引があったこととなります。それは多くの場合現金で取引をされることが多いので販売側も購買側も慎重に進める意味でも、価格が相場制である金の場合は早いうちからの話が進むことはありませんから犯人側が早くから計画を立てることは難しいのです。

 極端な話、販売側がほんの少し前にどこへ売るかを決めれば良いわけですから、行動を予想することも難しいし、ましてや相場で動いているものをいつ取引するかを決めるのも瞬時に行われることが多いのです。それ故に事前にそれを察知して綿密に計画を何日も前から立てることは非常に難しいことでもあります。

 韓国人たちによる現金の関税法違反に関してもあれだけ高額な現金を動かしている人間が持ち出し制限があることは知らなかったといっていますが、これも単純に怪しいことと考えるのが当然でしょう。

 これらの両方の事件は関連がないような雰囲気になってきていますが、私自身は大きな流れの中でこれのの事件は無関係ではないと思っています。何故なら現金でこれらの高額を動かし金という物理的にも金融的にも流動性の高いものを動かすことは現代の市場でもめずからしいことではありません。特に裏地金市場の中ではむしろ常識なのです。

 違法な地金は世界中に流動しています。ネットで大量の地金を購入表明をすると怪しげな接触は大量にあります。以前にも米国で地金販売に関わっていた時には世界中から販売申し込みがありました。それはプラチナにしても金にしても何百キロ単位の申し出です。それも相場の90%で売りたいとか80%で売りたいとか、つまりは裏地金の売買申し込みです。取引場所の条件の殆どがスイスであったり、香港であったり他のタックスヘブンであったりと驚くほどの数の申し込みがあります。勿論ガセネタも多いので私たちが乗ることはありませんでしたが・・。

 これの事はもちろん国内でもあります。特に地金を扱っている会社や工場であればこれらの地金をロンダリングすることはそんなに難しい話ではありません。現実のマーケットはこれらが組み合わさってできているのです。ただし、その他との現金をどう処分するかという事になるとどこかで法を犯す必要があります。

 これらの一連の流れを考えた時にこれら二つの事件は無関係とはいえないのではと考えます。高級スーパーカーが現金でなければ取引できないなんて聞いたことがありません。起きた場所や状況を考えるとある意味の確信を持つにいたるのです。

 日本という国は役人や行政が自分たちの都合で法律が作られることもあり、世界基準で考えられる法の網の抜け道が多くあります。マイナンバーという網を作ったためにそこにも抜け道が出来てしまっているのではないでしょうか。

 矛盾にはその裏に理由があります。
本当の意味の矛盾は存在しないと考えています。
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2017年4月22日土曜日

現代の矛盾日本⁉

 世の中がおかしいとは普段から思ているのですが、時代の変化と価値観の変化だろうと思って理解をしようとしているのです。

 電子マネー化が進む現代で今回の福岡のような現金での支払いや怪しげな動き、それにまつわる金塊の売買における現金の動かし方や、その無神経ぶり。平和をうたいながら隣国を刺激し日本を射程にさせるような日本国総理の発言、さらには資本主義や民主主義を謳いながら社会のその動きに反する様な社会主義的なマイナンバーの導入と上げたらきりのないような矛盾だらけの日本。ソフトにお金を払わない日本といわれながらハードにお金を払わなくなった日本。職人、技術がどんどん無くなっていきます。

 前述の金塊強盗に関しては盗まれ方の言い分が真実であったとしても以前であれば考えられないような無防備。これは以前にも旅行会社の安売りに飛びつくお客に対する買い手責任を書いたことがありますが、今回は明らかに被害者責任は免れないことでもあると思います。

 金にしても資産性を謳いながら消費税が掛かるというわけの解らない国ですがこれに関してもだれも異論を殆ど挟まなかった税調なり有識者会議というのは本当に税金をわかっているのだろうかとさえ思います。

 土地にこそ資産という事で消費税はかかっていませんが金やダイヤモンドといった資産を前提としたものに消費税をかけるというのは他の国では考えられないことでもあります。勿論ジュエリーというと多少ニュアンスは違うかもしれませんが・・。

 しかし、資産という意味ではお金に消費税をかけるといった意味合いと同じになります。勿論、他の国で金やダイヤモンド、お金に対して消費税がかかるというのは聞いたことがありません。つまり、有識者や税調の連中は金やダイヤモンドを単なる贅沢品としてみているのでしょう。あまりにも世間を知らなすぎます。

 今回の金塊の事件にしても消費税のかからない海外で金を購入し消費税8%分を上乗せして販売が出来る日本があるからこそ起きる事件です。それ故に密輸をし、日本での販売といった危ない橋を渡る連中が多く出てくるのです。

 今回起きた現金強奪事件にしても安易に想像をしてはいけないかもしれませんが、海外で購入された金の買取が背景にあるのかもしれません。もしくは数年前に強奪されたアングラゴールドの買取があるのかもしれません。盗んだものであれば相場の10%以下で購入できるのであれば現金で隠密裏に販売をすることは十分に想像がつきます。

 それもこれも現代に日本の矛盾という大きな問題点から出てきていることなのではないでしょうか。あまりには現代の矛盾の差は大きすぎます。日本という国は本来他の国とは違う性質を持っています。それは海外から襲われたことのない島国のDNAです。(第二次世界大戦後の米国は別です。)

 あまりにも海外の考え方を持ち込みすぎるとまだまだ矛盾が出て大きな問題になりそうな気がします。前述した例はほんの一部です。

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2017年4月21日金曜日

ダイヤモンドな理由⁉

  私どものお店では色石を扱ってはいません。小売り、卸ともにダイヤモンドだけです。よく聞かれることですがお客様がご所望なさっていても色石の手配は行いません。それは現代に色石を扱うという事はあまりにも言い訳が必要だからです。

 多くの販売シーンで耳にする言葉が
『現代の市場ではほとんどが処理石で、非処理石はほとんどありません』
という業者の説明です。

 もちろん間違いではありませんが、正確ではありません。まだまだ非処理石の色石はあるのですが本来の宝石業ではなく催事屋業の人々が多くなってきたので扱うものが処理石が多くなって来たというのが実情です。催事業では基本的に品物そのものにはそれほどの拘りがありませんから必然的に処理石が多くなってきます。

 本来の宝石商では処理石を扱わないという業者さんたちも多くいます。ただ、宝石ですから手配しにくいことは事実です。宝石という事を考えると当たり前のことではありますが・・・。

 ただ、処理石に関しては公表が大前提ですが、多くの場合言い訳ならぬ余計な説明が必要なわけです。ダイヤモンドに関してはその必要がないという事が大きな要因でもあります。

 ダイヤモンドは廃業の折にすべてが現金化されることと、当店のように直輸入をしているとその差異はほとんどなく、場合によっては仕入れ時よりも価格が勝っていることさえあります。というよりも長く売れ残っていたとしたら間違いなく値上がりをしています。勿論ビジネスですから回転をしなければ意味がありませんが・・。

 また、普段からダイヤモンドは第二の通貨であると公言している立場としてはその実践という事もあります。さらに、現代においてはマイナンバーという社会主義的な発想の危うさから自信を守る意味でもダイヤモンドを身の回りにおいておくという事は大いに役に立つと思っています。

 現代では仮想通貨なる物が主体になる様相を呈しておりますが、現物ではない危うさがあり、さらには通貨なる物の危うさは現状の電子マネー化を見ていると不安さえ感じます。

 その両方の危うさを解消してくれるものがダイヤモンドであることは歴史、経験からしても疑う余地はありません。勿論それらダイヤモンドにも条件はあります。

 色々な知見からダイヤモンドに特化していることは将来何かの結論を導き出してくれると信じています。
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2017年4月20日木曜日

ダイヤモンドが与えてくれるもの⁉

 昨日、お店の中をのぞきながら躊躇気味にドアを押し開けてきた初老のご婦人が
『あの~、ダイヤモンドが本物かどうかをみてもらいたいんですけど・・。』
とバッグを覗きながら店内に入ってきました。

 丁度店頭で決算のダイヤモンドフェアを行っていたのを見て入ってきたそうです。最近気功に通うために自由が丘に来るようになり当店には以前から気づいていたとのことでいつか入ってみようと思っていたそうです。

 彼女がバッグから取り出したものはペンダント5点でそのうち3点はダイヤモンドでそれ以外の2点はキュービックジルコニアらしきものでした。

 『娘と孫がいるものですから、いつか譲ろうと思っていたのですが本物かどうかがわからないのでいつか見ていただこうと思っていたんです』

 一しきりダイヤモンドの話をしたところで話題はパワーストーンに及び
『色々と下げている人がいますがあれは効くんでしょうか?』
と彼女
『米国ではすでに何の効果もないことが証明をされていてその手の販売は禁止をされていますね。』と話をすると

『そうですよね。私なんか何も感じなかったわ』

 勿論、今だにいい加減な販売をしている人々も多くいますが、例えばダイヤモンドを見てその人がどのような喜びなり、驚きなりを感じるかという事になればそれは間違いなくあります。小売りをやるようになりそれは目の前で日常的にみている光景です。

 ダイヤモンドを目の前にして目を輝けせて溜息を吐いている人は何千回といっていいほどに見てきています。それはダイヤモンドの力かというと必ずしもそうは言えません。その見ている方の感性が大きく作用をしているのでしょう。

 しかし、多くの人々がダイヤモンドを見て美しいと思う事は間違いがありません。ただし、それから何を感じるかというとその人なりの経験や育ち方による部分が大きいのではないかと思っています。

 ダイヤモンドは確かに与えてくれます。それは深層心理に訴えかけるスイッチみたいなもので、その先に感じる思いや感激はその人の中にある物を引っ張り出してくれるという事でしょう。

 ダイヤモンドが与えてくれるもの。それは時には幸福感だったり、癒し効果だったりするものです。

 初めてのひと時をお店で過ごし彼女は
『このダイヤモンドは大事にして娘や孫に渡します。勇気を出してお店に入ってきてよかったわ。またこさせていただきます』
 とクリーニングを終えて、ひと際輝きを増したペンダントを大事そうにしまい込んでお店を後にしました。
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柴基金チャリティーゴルフ⁉

 昨日第10回子供のため柴基金主催によるチャリティーーゴルフが行われ盛況のうちに無事終わる事が出来ました。私自身は昨年仕事の都合で参加が出来ず、皆勤賞とはなりませんでしたが200人を超える参加者の中で4名ほどの皆勤賞となる方がおり、感謝賞を受賞なさっておりました。

 今回は千葉の700ハンドレッドゴルフクラブというトーナメントも行われる名門コースでしたが205名という大勢の参加者の中には芸能人の参加も多々あり、盛り上がりも見せておりました。700万円を上回るの収益金の中から東日本や熊本地震で災害を受け孤児になられた子供たちに寄付がなされ毎回の事ながら十分ではない助力であるかもしれませんが続けることの大変さをしみじみ感じ、その中で継続をしている理事長の俳優柴俊夫やそれをサポートなさっている人々には頭の下がる次第です。

 私自身も柴さんとは20年来の友人という事でスタート時からお手伝いをさせていただいている部分もありますが、私はあくまでもできる範囲という事でお手伝いをさせていただいております。

 前日には柴さんや理事の方、お手伝いの女子プロ等とラウンドを楽しみ、その後会場の準備を少しお手伝いさせていただき夕食となりましたが、皆食事を楽しみ会食を終えそれぞれの明日の準備の為にそれぞれの部屋に戻られました。

 いろいろな方がいます、裏方さんは大変だなと思いながらもボランティアでこれらのイベントを支える人々の笑顔が印象的でした。

 日本ではボランティアというとまだまだ未熟な部分もありますが、沢山のことはしなくても継続することの難しさを肌で感じることが多くあります。一団体を支援していても、次から次と起きている災害であったり事態は問題を常に定義してきます。最初の支援をおざなりにして次の新しい支援をすることはできません。だからといって、こちらはしてもこちらはできないのかというった指摘も多く受けることがあります。

 チャリティーコンペに参加をしていて思うことは自分たちも楽しい。そしてその結果子供たちの助力になれるのであればといったスタンスで十分なのではないかと思うことがあります。出来る事を出来る範囲でやるということが本当に大事だと改めて感じた一日でした。

 そこには自分のビジネスを通して何かお手伝いはできないかという気持ちも芽生えているのも不思議な現象でした。
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2017年4月14日金曜日

価値を売る⁉

 最近の展示会や販売等を見ていると販売員や業者は何を自分たちが販売をしているのかを理解してはいないように感じることがあります。

 お客様の利益よりも自分たちの都合で物を販売しているようそれは見えるのですが。決して理想論を言うつもりはありませんが、あまりにも自分たちのノルマだったり、満足感で動いているように見えます。

 本来販売というものは購入者にとっての価値を販売するものであり、それを理解することが販売への近道なのだろうと思っています。つまりは販売対象のものが如何に購入者にとって価値があるのかを説明することが販売術であって決してそこには嘘があってはいけないと思っています。

 一例ですが宝石の価値という事を考えると換金率と単純には言えませんがリターンを考えるという事は価値を理解し説明をする上では必要条件だと思います。

 例えばダイヤモンドですが、現状でも確実に換金が出来ます。さらに条件として2ct以上とか換金するまでの期間という事を考えると換金率は非常に高くなります。また、非加熱の貴石に関しても同じようなことが言えるでしょう。

 一方では価値がありそうに販売をしている加熱処理の貴石や半貴石はどうかというと現状での買取ではほとんど価格が付きません。つまり換金率はほとんどないという事になります。これはほとんどの販売をしている人間であれば理解をしていることだと思います。

 そうなると付加価値なる価値のみで売らなければならなくなりますが、これは一番怪しいわけですが、販売者が事実のみを説明し、購入者が共感をして感じてくれるのならばよいのですが多くの場合はそれは難しいことです。さらには虚言ともとれるような内容での説明も多く会場では聞かれます。販売者本人が理解をしているかどうかはわかりませんが・・。

 つまり価値を販売するという事は一番の基本ですが、実用品は簡単ですが宝石のようなものはそうはいきません、一番わかりやすいのが換金できるかどうか更にはその換金率(期間は別として)がどうかが価値の多少であり、そこには購入者の一定の価値を約束したものになります。

 もちろん情緒的価値もありますがそれの購入者の心情によって変わってしますものでもあります。一番まずい販売方法は勝手に相手の懐具合を考え、その価格帯に合うものを価値は別にして販売ノルマをこなすために勧めることです。

 明確な価値を販売することを心がけていれば信頼を失うことはないでしょう。多くの販売者が売り上げを落とすのはこの信頼を失っていることが大きな要因で必ずしも社会状況だけではないのです。

 どれだけの人が価値を売っていますか?
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2017年4月8日土曜日

ダイヤモンドの色⁉

 ファンシーカラーや一般的なD~Zカラーに至るまでに色々な色がダイヤモンドには存在しますが、ファンシーカラーの場合はベースとしてどの様な色があるかという事が重要になります。

 例えば黄緑色に見えるカラーダイヤモンドは黄色がベースなのか緑色がベースなのかでは価格にも差が付きます。黄色と緑色のどちらに希少性があるかという事があるからです。勿論この場合は緑色の方がはるかに希少なので緑ベースの黄緑色が高価になります。

 グレードでいうイエロッシュ・グリーンという事になります。またその逆はグリニッシュ・イエローという事になります。勿論ダイヤモンドの色には純粋な原色はありませんので何かにつけて混色になるのですが、これらのものも見た人間の主観になりますのでピンクやブルーなどは単色で表しますが実際には複合色なわけです。

 一般的にその色それぞれを美観的に綺麗かきれいではないかというほかに希少性が高いからとか大きいからといった実質な的価値観で見られがちですが、実際にはブラウンやイエローの中にも印象的に素晴らしいダイヤモンドも多く存在します。

 一般的には評価が高くないのですが薄いブラウンにバイオレットが入ったものなぞは素晴らしいものがあります。 実際には印象だけであまり存在がないものなのですがブラウンという色が条件に入っただけで敬遠をする人が多くいますが、それは間違いです。どんなに濃いピンクであってもテリもなければ内包物が多いものよりはTTLBTop Top light Brown)と表現をしますが、極薄い色のブラウンの物のほうが綺麗だし、さらにはそれにバイオレットがかったものであれば更に美しく見えます。

 このようにダイヤモンドには様々な色の組合わせがありますので単純にグレードや表現だけでものを選んでしまうと大きな間違いを起こしてしまいます。

 ダイヤモンドに関していえば他者の判断よりも自分の目で選ぶことが大事で、結果的にどのような表現をするのかをグレーディングレポートで確認をするという事だけで、実際に自分で見えた色と違う場合も多々あることに気が付くと思います。

 因みに私は前述をしたバイオレットがかったブラウンの薄いものが好きなので意識をしていますが良いなと思うものは取引所の中を含めて一年に一度お目にかかるかどうかです。さらには形が気に入るかどうかというと5年に一度と一ってもよいでしょう。もちろんプロはそれを知っていますがなかなか話題になるところではないので評価的にもそれほど高くはないのです。

 そこがダイヤモンドの面白いところです。
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2017年4月7日金曜日

史上最高額⁉

先日香港で行われたオークションで59.6ctsのピンクダイヤモンドが落札をされました。私は一瞬『エッ⁉』と思いましたがその理由というのはその石目でした。記憶にあったこのピンクダイヤモンドは2014年に落札をされたのではなかったかと思ったからです。

 もし同じダイヤモンドであるなら前回は約83億円で落札をされ、今回は約79億円となると私が普段から言っていることが違ってくるのではないかと少し焦った次第です。実はこのダイヤモンド前回の落札者であるアメリカのダイヤモンドビジネスを行っている人が入金ができなかった為に宙に浮いていたようです。

 今回の落札者は香港では知らない人はいない宝石商ですから入金の問題はないでしょう。宝石商とは言いながらバス会社をはじめフェリー、不動産、さらには中国本土の1000店舗を運営する会社ですからね。

 今回の件は単純に宝石商だからという事ではなく投資用物件が香港や中国本土では頭打ちになってきたのではと勘繰りたくなります。というのは多くのチェーン店を経営する宝石商はとてつもなく大きなものは避ける傾向にあります。何故なら実質のビジネスとしてその資金をより回転の良い商品に向ける傾向にあるからです。

 もちろん大手のブランドジュエリーに関しては大物を持っていることは事実ですが前述のチェーン店ほどの店舗もなく、むしろ高級品を扱っていますからそれはそれで理解が出来ます。

 今回のピンクダイヤモンドも数年後には100億円という大台に乗って落札をされることは十分に考えられます。今回のピンクダイヤモンドに関わらずファンシーカラーのダイヤモンドの高騰は過去には例のないような現状です。

 あの日本がバブルに興じていた時代ですらそのようなダイヤモンドが出てくることはなく、ほとんどが絵画の話題でした。それは日本にはダイヤモンドの文化がなく、あくまでも宝飾品としてしか見られていなかった事情もあるでしょう。ただそのころの絵画の殆どは価格も下落をしています。

 もし、バブルの頃に日本にもっとダイヤモンドの文化が根差していたならもっと日本に多くの大粒ダイヤモンドがそろっていたことでしょう。又それ以外の理由としても近年多くの新しい鉱山勢力が出てきて多くのファンシーカラーダイヤモンドが採掘されている現状もあるでしょう。

 ただ無限ではないという事と唯一無二のものが多いという事実は変わりません。
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2017年4月6日木曜日

四月病⁉

 昔五月病、今四月病ではないけれど今年就職をした新社会人のうち10%前後の人たちがもう会社をやめたいと思っているという事です。理由は毎朝の早起きがつらい、会社の就業規則が面倒くさい、人との交流に自信がない等々理解に苦しむような理由が列挙されていました。

 世の中が最近になって急激に変わったとは思いませんが、我々の時代も少し下の今60歳前後の人々を宇宙人とか新人類とか評していたものです。勿論我々も諸先輩たちからどのような評され方をしていたかはわかりませんが、多分似たような物でしょう。

 しかし、立場上で社会に問題がないのならそれでも良いでしょうが今回の今村なにがしという復興大臣に関しては腹ただしさを通り越してこんなのが国会に送り込まれていて大臣までやっているような国はどこか狂っているとしか思えませんでした。

 福島原発での自主避難者は『戻るか戻らないかは自己責任で行うのが当たり前』といった内容の発言でしたが今まで何年国会議員をやっていて、この認識はなんなのだろうと呆れます。このでくの坊とも言いたくなるような輩は旧国鉄の出身と聞いて納得をする部分もあります。

 それよりも選挙区の佐賀県人は恥ずかしいのではないかと思います。こんな輩を20年余り国会に送り続けてきたのですから当然です。彼の略歴を見ていてもほとんどが副のつく役職ばかりで
自民党においてもそれほど認めてはいられなかった御仁なのだろうと推察します。

 福島原発問題は東日本震災といった自然現象とは離れた国策として自民党が主になって進めてきた失策であり、その失態の責任を国民に押し付けようなんてさらっと流して良いような内容ではありません。過去の復興相もほとんどが幼稚な内容の失敗で左遷です。まともな人間を復興相に着けることのできない現政権は何を考えているのでしょうか?

 新社会人のような四月病的な大臣ばかりでは将来に不安ばかりが残ります。政府の統計では景気指標が連続伸という事ですが、他の統計では手取りの減少、学生への仕送り金が’86年以降最低を記録し、生活保護が増える等々どこが景気が良いのかを綴ってもらいたいほどです。

 四月病というのは以前の五月病のような環境の変化による精神的な物とは違い、価値観の乱れや国家としての背骨のゆがみといったことの末端現象ではないかと思います。

 これからは我々は自覚を持ち自身で身を守ることを考えていかなければならないのでしょう。こんな税金の無駄遣いを見せつけられ続けるわけにはもう行かないような気がします。
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2017年4月5日水曜日

ファンシーシェイプダイヤモンド⁉

 ダイヤモンドにはいろいろな形がありラウンドブリリアントといわれる、皆さんが一般的にダイヤモンドと認識をしているいわゆるフェイスアップで見て円形の物以外のものをファンシーシェイプといいます。これは簡単に言うと原石から一番効率よく歩留まりよく研磨されるものであると考えてもいいでしょう。

 ラウンドブリリアントは前提としてダイヤモンドの原石である一般的な等軸晶系の八面体結晶を考えられています。その他の六面体だったり十二面体、さらにはそれらの結晶が崩れたものだったりするものに関してはその原石の形から一番想像ができる形に研磨をします。

 勿論、それらの形にしてもダイヤモンドの特性でもある輝きを前提にして研磨をしてはいますがラウンドブリリアントに比べるとそれは少し劣ります。

 ラウンドブリリアントカットは数学者でもあったトルコフスキーが考えたダイヤモンドの理想的なカットというものですから、ある意味ではそれ以外はファンシーシェイプとしても良いのかもしれません。

 最近ではきらめきを前提にトルコフスキーの『アイデアルカット』とは少し異なもので日本製のエクセレントカットなる物やカット数の多いもの、はたまたダイヤモンドのリフレクションがいろいろな形に見えるようにする一見ラウンドブリリアントカットもどきのものもありますが、付加価値を高めるために多少のアレンジをするものも多く現れています。

 ファンシーシェイプの楽しいところは原石の形が反映されますので、例えばハートの形であればその形になるべくして生成された原石ですから、何らかの地球からのメッセージを感じるような気がするところです。

 勿論、ほとんどの場合計算上で一番効率よく利益を生むかという事を前提にどのようなカットにするかを考えるわけですから必ずしもイコールではないかもしれませんが、基本的には地球が創りだした形をそのまま生かすことが多いので、ある意味ではラウンドブリリアントよりも価値があるのかもしれません。

 ファンシーカットは殆どが同じモデルであっても同じように見えものがありません。それ故にマッチングつまり、2個のダイヤモンドの形を合わせる事はかなり困難な作業です。勿論最初から意識して合わせれば別ですが・・。

 そういった楽しみもダイヤモンドにはあります。ぜひそのような目でもう一度ファンシーカシェイプダイヤモンドを眺めてみてください。
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2017年4月3日月曜日

変化しないダイヤモンド⁉

 フィギアの世界選手権の羽生選手を見ていると人間の変化というか進化というものを目の当たりにするような気がします。

 私たちが幼き頃に見ていたフィギアスケートは女子では1回転男子で2回転のジャンプだったような気がします。しかし、現在のフィギアスケートは女子で3回転、男子で4回転さらには5種類の飛び方があるという事ですが、羽生選手にいたっては彼の名が世界に出てきてからでも世界最高得点を連続で更新をしています。

 何年もかかって、何人も経て出来上がっていた技を彼はわずか一人で進化させていっています。それは同時期に同じような優秀な選手がいてそれぞれが切磋琢磨をするという好条件、好環境も整っていたとはいえ人間の能力のすごさを感じさせてくれています。どこまで進化をするのだろうと思います。

 変化進化というものは人間の必須条件であることは解りますが、特にスポーツ界での進化を同じ時代で見ていると、多くのスポーツは道具の進化によるものが大きいのに対してフィギアスケートは道具にはそれほど進化があるとは思えませんので人間の身体能力の進化というものはやはり素晴らしいとおもいます。

 同じように体一つで競う陸上競技もすごいとは思いますがせいぜいコンマ数秒の世界の進化でしかありません。それを考えるとフィギアそのもののスポーツというものがまだまだ発展途上の可能性もあるわけです。人間は5回転ジャンプまで可能だという事ですから・・。

 ほとんどのものの進化という価値を認めつつも進化するたびに過去の価値は無価値に近いものになっていく訳ですが、何事も踏まえてという事を考えるとそれなりに意味はあるのですが価値の変化というものは常に頭に入れておかなければならないことです。

 ダイヤモンドはもちろん変化などしないわけですが、時代時代の変化や物の見方によりその価値は変化をする可能性はありますが、変わらないことを唯一の価値としているわけではないダイヤモンドは時代の変化やトレンドの変化に関わりなく対応できる不変の価値といってよいでしょう。

 人が進化をするという事は常に人間の欲望があるという事が前提ですが、不思議なもので人間という動物は変化しない事への安心感も持っているような気がします。
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2017年4月1日土曜日

ダイヤモンドの何が良いの?

 ダイヤモンドは第一前提として嗜好品であることは事実ですが、そこには結果的にその本質がゆえにある意味での財産性やシンボリックな性質を持つようになりました。

 先日、ゴルフをしていた時に一緒に回ったゴルフ場の支配人からの質問が
『ダイヤモンドってよくわからないんですけど、どういうものなんですかね?』
男性らしい質問だなと思いまながら、

『難しい質問ですね。ある人には価値があり、ある人には価値のないものというものは沢山ありますよね。価値があると思っている人が圧倒的に多いものがダイヤモンドとしか言いようがないですね。』
解りにくいかもしれませんが、まったくの当たり前の話しかできませんでした。

 ダイヤモンドが好きという方に説明をすることは仕事でもあるのでそう難しい話ではないのですが、『ダイヤモンドってどういうものですか?』と聞かれると答えに躊躇してしまいます。

 多くの人が認めるものという事になれば必然的にそれが『価値』という事になるのですから、本来であればそれを説明して販売をするということ自体が矛盾をしているような気もします。

 多くの人々がダイヤモンド美しいと思い貴重なものだという事が解っています。しかし、その理解をどのようにすべきなのかを説明することが販売方法でもあるのだと思います。つまり、感覚で理解をしているものに対してロジックを与えることにより、具体的にその価値を体感してもらうという事になります。

 それ故に、販売員がダイヤモンドそのものを理解していなかったり、中途半端な知識しかなければ当然購入者が勘違いをしたり、疑念を持ったりする訳です。その結果宝飾業界が怪しく思われるという事になる訳です。

 『ダイヤモンドの何が良いの?』
という質問に対しては
『あなたが何を望み、どう感じるかで判断をしてください。』
という言葉を返すことがあります。

 それは人によりパワーを感じる人もいれば、記憶の中にある思い出を感じる人もいれば、場合によってはそれで利益を得る人見るでしょう。それは人それぞれなので何とも言えませんが、言えることは人々に何かを与え、それを価値と感じる人が多いという事が歴史を通じて多くの国の人々が共有しているという事実でしょう。
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