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2016年12月7日水曜日

時代とともに⁉

 イスラエルのラマット・ガンにダイヤモンドの取引所ができてから既に30年以上が経とうとしていますが、その前はテルアビブの北に40分ほど行ったナターニアという町で多くのダイヤモンドビジネスがおこなわれていました。建国前のイスラエルの前身であるパレスチナの市長がオランダからダイヤモンドの研磨職人であるユダヤ人を募ってきて開いた街でもあります。皮肉なことに今はユダヤ人のイスラエルの国の一つの街になっています。

 多くのダイヤモンドに携わる人々は今でもこの町からダイヤモンド取引所のあるラマット・ガンに通ってきています。それゆえに幼いころからの仲間たちがこのビジネスを形成しているところがあるのです。

 過去にはオランダのアムステルダムや米国のロサンゼルスもダイヤモンドの街として栄えていましたが、今ではその面影もありません。アントワープもかつての勢いはありません。イスラエルにきて最近感じ入ることはこの国のこの町も歴史の役割を終え始めてのかなあ・・ということです。

 多くの人々がこの業界を去り、研磨をする量も以前ほどではありません。取引所の中なども閑散としているような気がします。勿論まだ人は多くいるのですが一時は取引所の中が立錐の余地もないというようにさえ感じたものです。

 インドやアフリカでの研磨も増えその他の国でのダイヤモンドビジネスの変遷を考えるとそろそろ別のスタイルも考えなければならないのかなとも感じます。勿論未だに規模は世界最大ではありますが・・・。

前回も書きましたが、町の中もナンチャッテ寿司バーや、昨日は豚のバーベキューを食べに友人とレストランに行ったことを考えると以前ではありえない話でした。ユダヤ人の中の宗教観も少しづつ変わってきているのでしょう。いずれにしても私にとっては特別な国なのであと何回来るのだろうなどと考えてしまいます。
 
 
 
 
 

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