ページビューの合計

2016年12月20日火曜日

これからのダイヤモンドの視点⁉

 先日邦画『海賊と呼ばれた男』をみてきました。出光石油の創業者出光佐三の物語ですが、今の現状の出光石油の問題を考えると、創業者の理念よりサラリーマン役員たちの理念のなさを感じることは無理もないかもしれません。

 体制よりも国を憂い、体制よりも社員を思う精神的強さというか支柱としての役割を改めて感じた次第です。現代において多くの業界団体や協会が衰退していく姿はこの映画を見ることにより反省すべき点が多々あるように思われます。

 現代においてはどこかの親睦団体に入り政治を動かそうという時代錯誤的な感覚はIT関連の業界においてはほとんど意味をなさないという事です。もし、そうであればソフトバンクの孫氏や多くのIT関連事業主は今の地位を手に入れることはなかったでしょう。楽天の三木谷なにがしは別ですが・・。

 先日の展示会で男性のお客様と話をしていて大きなダイヤモンドはそんなにもうそんなには買えないという話から自分で付加価値を創れないものかという話になりました。たまたまインテンス・イエローのメレダイヤ70ピースほど所有をしていたものをシャンパングラスの形を形成させたものをご覧になりながら『これ面白いね。』と言いながらしげしげと眺めておりました。

 昨何末には0.1~0.7ctほどの大きさのロットで蛍光性が青はもちろんの事黄色、オレンジ、黄緑、ピンク等々のダイヤモンドをお求めになりそれでクリスマスツリーや花火をかたどって楽しんでおられた方なので、そのシャンパングラスには目を輝かしておりました。

 『高木さん、こうゆうのばかりを集めるの楽しいね。』

『それは楽しいですよ。ただ、なかなか集めることは大変ですけれどね。なんせ小さいといってもファンシーカラーですから。』

『でもこんなものだけを集めていたほうが楽しいし、付加価値もあるでしょ。』

『もちろん一組ぐらいではそれほどでもないけれどこれが何十組ともなれば話は別ですよね。』
と私が言うと
『よし、それでは今後は高いものは買えないけれど一組百万円くらいでそんなものがあれば集めよう』
と言いさしたのです。
『もちろんそれが50組も集まればそれなりの価値は出てくるでしょうね。集めるのには時間がかかるし、国内の普通の百貨店や小売店さんでは集まらないでしょうからね。』

 私自身もかつて60pcsほどの0.1ctで60種類のカラーバリエーションでダイヤモンドを集めたことがあります。しかし、ほとんど毎月かいがいの取引所を回っていた時でさえ、集めるのに20数年をかけました。勿論ついでに集めていたこともありますが・・・。

 ただそのことが今後の付加価値になっていくことも自覚をしていましたがなか中をそれを始めることはできませんでした。これ御機会に少し考えてみようとも思っています。また、昨日ゴルフをしながら知人と話をしていたのですが知人が
『50ctsくらいのダイヤモンドを持つとそれなりに財産にもなりますか?』
という疑問に
『最近では10ctちょっとくらいのブルーやピンクが数十億円単位で動いています。もし真剣に考えるのなら50ctsを10個集めることをお勧めします。何故なら平均するとトップランクでなければ2億円前後で50ctsのものが手に入ります。つまり、20億円前後で10個くらいが手に入るわけです。』
と私が言うと
『それはおもしろいですね。付加価値が増しますものね・・・。』

『ただし簡単に手に入れることはできないし、集めていることが知られると根が動き始めるでしょうね。いつものセリフになりますが、金持ちよりダイヤモンドのほうが少ないのですから・・。』

 こんな会話があり、前述のカラーダイヤモンドや後述の大粒のダイヤモンドの件は明らかに新たな視点でダイヤモンドの付加価値を創り始めなければという供給者としての提案でのあるわけです。ダイヤモンドそのものの付加価値だけでは今の現状を乗り越えるのは難しいのではと考えているのです。

 現代において何の業種においても出光佐三のような突進力と仲良しクラブを良しとせずに本懐を見つめ、目先ではなく物事を創り上げていく心構えが必要なのでしょう。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

0 件のコメント:

コメントを投稿