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2016年9月9日金曜日

摩訶不思議⁉

 今週、展示会に参加をしていて不思議に思ったことがあります。それは初めてとか初めてに近いお客様に販売員が勧めているものについてです。

 普通に考えるとお客様の状況が分かればダイヤモンドから始まり、5大宝石なるもの等々からお勧めもしくはご説明をするのが順序と考えるのですが、多くの販売員はデザイン物やアクセサリー的なものを勧めているのです。

 そこの責任者と話していると多くの販売員は主要な宝石に対してのしっかりした知識がないためにどうしても言葉悪く言えば誤魔化せるもの、お客さんの目に入っているものといった順で進めている傾向があるということでした。

 だとしたらお客様は悲劇です。一般論ではありますが多くの販売員は派遣会社から来たり、結果を求められるあまり、その場限りの販売になってしまいがちです。この先将来とかその後のトラブル等々を想像できない手合いが多いのかもしれません。

 多くの場合とは言えませんがちゃんとした宝石の知識や販売の前後に対する気遣いが足りないように感じます。それは会社によっては専門的なことよりお客様の相手をしていてくれればよいという考え方や、そんなことは自分で学ぶことで当たり前のことだと責任を回避している会社もあるからなのでしょう。

 更にはその延長の話になるのかもしれませんが、デザイナーズ・ブランドと言われている魔訶怪しぎな連中の存在です。世界中の例を見てもデザイナーといわれる連中がチンドン屋よろしく商品よりも自分が目立とうという種族です。欧米諸国、アジアの多くの国で展示会等に参加をしてきましたが、デザイナーといわれる人々のほとんどはフォーマルな出で立ちでいかにもデザインに誇りを持っているといった人々が多いと思います。

 どこから勘違いが始まったのかは解りませんが、少なくても日本であっても以前のデザイナーズといわれる人たちはもう少しまともだったような気がします。最近の多くのチンドン屋さんたちは新宿とも言えない地方のホストクラブから派遣されてきたような出で立ちをしています。

 これらの多くが今の日本の展示会の主流だとしたら今後の宝石業界は消滅の危機になるのかもしれないと思わざるを得ません。

 本当に摩訶不思議です。ただ知っている限り百貨店等もレベルが下がってきたといわれてもチンドン屋さんを入れるほどまでは下がっていないようにおもいます。

 これは決してチンドン屋を卑下しているのではなくその様相を指しているのですが業種によっての服装もあるという意味ですので誤解をなさらないようにお願いします。
http://diamond-exchange.jp
 

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