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2016年9月13日火曜日

ダイヤモンド・ファン⁉

最近の景況もあり、今後の宝飾業界について相談されることもようありますが多くの人が口をそろえて言う言葉は
『消費者が宝飾品に興味を持っていない。』
という言葉です。

 消費者がものに興味を持つかどうかはそれぞれの業界のプレゼンテーションなり、プロモーションもあるのでしょう。以前の宝飾業界であればダイヤモンドのキャンペーンとして多くの場面でダイヤモンドの魅力や役割を啓蒙する活動をしておりました。

 つまり、ダイヤモンドは単なる嗜好品ではなく実際の生活の慶弔事の中での役割等々をメディア等々で行っておりました。しかし、現在は一部のブランド等のみで全般的な啓蒙活動などはほとんど行っていません。

 婚約指輪、成人式などの祝い事にはダイヤモンドや真珠等の役割は大きかったと思います。その上での嗜好性やある種のプライドもあり多くの宝飾品は売れておりました。このことに異論がある方は少ないと思います。

 過去十数年その本来な価値である習慣やプライドをズタズタにしながら販売を行ってきたのが業界側でもあります。その場の売り上げに走ることにより本来の価値を下げまくってきました。値引き合戦や、いかにも高級と思わせるような演出で低単価で通販などを行ったりと、特に百貨店等の名前を出しTVショッピングで販売されるものは劣悪商品も多く、その信用を失うには十分な役割を果たしてきました。

 片方で一生懸命価値を高めていても、片方では一生懸命信用と価値を失うことに時間を費やしています。

 そこで冒頭の相談の答えにもなりますが、これら逆行してきた販売方法をやめ、さらには少し我慢をしてでも価値を高め本当に宝飾品としての価値ある品物だけを扱っていくということが大事です。

 つまり、宝飾品の販売をとり戻すには特別な方法はありません。本来の価値に照らし合わせ当たり前のことを当たり前にやるしかないのです。

 まずはダイヤモンドの好きな人は多くいますので、それらの人々を確実なファンにしていくこと、そして、宝石の魅力を感じてもらったところで次の段階の宝石に進んでもらうという地味ではありますがコツコツと進めていくということでしょう。

 そのためにも取り扱っている人は勉強をし、知識を高めていくことが大事です。よく展示会等でも何十年というキャリアを持つ販売員に多く出会います、しかし、多くの人々の販売をする知識としては不十分なために消費者の不信感を募らさせたのも事実です。

 本当の宝石業界は捨てたものではありません。中途半端を排除することにより必ずよみがえるはずです。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

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