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2016年5月5日木曜日

今は江戸時代!?

 先日TVを見ていると江戸時代の文化について触れていました。その中でいくつか現代にも通じるというか日本人のDNAと文化は変わらないなと思ったことがありました。

 江戸時代は貨幣の発行が幕府だけではなく各藩によっても発行をされていたので、其々はその他の藩でも通用することで貨幣の乱造になり貨幣の価値が落ちていくことになり、インフレになっていたのです。これは現在の円の価値が下がり、マイナス金利にし、インフルエの対策としていることに近いものがあります。

 江戸時代に人々の対応策は価値ある花器や茶器を手元に置くことにより財産としていきました。しかし、それほどの余裕のない庶民の対応策は・・・・?ここが重要ですが価値が下がる前に使ってしまおうという事になる訳です。これはは現在のお金で持つより現物でという現実と貯めていては目減りをするという懸念と似ています。勿論現在の人々は江戸時代の人ほど思い切りはありませんから消費にそこまでは使わないかもしれません。

 『江戸っ子は宵越しの金は持たない』という気前のよい話ではなく現実的であったことの象徴の言葉であったんですね。

 さらには江戸時代は圧倒的に独身男性が多く、その理由は地方からの次男や三男坊が国では仕事が無いので花の都に出て仕事を探すことが多く、長屋の多くの住人は独身男性だったそうです。江戸で嫁をとることはよほどのことが無ければあり得なかったそうです。

 その結果、国に帰り江戸で覚えた技術や知識で新たな商売をはじめたり、継ぎ手のいない田畑を分けてもらって生計を立てたそうです。高度成長期やその後に東京に集中し、上手くいかずにUターンやIターンといった現象が起来ている現在にも通じるところがあります。

 ここで見えてくることは間違ったインフレ対策や人口対策をおこなわない為にも江戸時代や過去をもっと謙虚に見習うべきという事です。日本の政策は主に役人がまとめ政治家がその手先となり動いていきますから、その場の繕いだけを行う為に間違いばかりが起きてしまいます。

 最近では東京オリンピックに更なる費用がかかるという事ですが、オリンピックの為だけの付帯設備が当初700億円余りで見積もっていたものが実は3000億円くらいになりそうだという事です。いい加減にしてほしい物です。

 国立競技場、恒常施設、臨時施設と当初見積もっていた金額が総額が3000億円くらいだったはずです。それが正確に見積もってみたら7000億円くらいになったということです。国立競技場もあのまま建てていたらさらに上乗せです。何を考えているのかという事と過去には100年年金、社会保証、税収見込みと数え上げたらきりがないほどの見積もりミスばかりです。役人の何処が優秀なのか未だに不思議です。

 発想は多分に金がかかりすぎるとしたらオリンピックが出来ない。安く見積もっておかなければ新しい組織が出来ない等々の自分たちの立ち回り先を先に造ることばかり考えての事だろうとは思います。

 今、田中角栄待望論が噴出しています。また、前東京都知事の猪瀬氏の復活を願う声があります。脱役人こそが現在の日本を救う方法なのかもしれません。稼がずにお金を沢山作っていた江戸時代の役人の二の舞を許してはいけないのだと思います。

 お金を稼がずに使う事ばかり考えている役人や都知事をこのままにしておいてはいけないのではと思います。http://madam-g.blogspot.jp/

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