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2016年5月17日火曜日

倫理とダイヤモンド⁉

 最近は舛添東京都知事の疑惑問題で話題には事欠かない様な気がします。勿論彼は東大卒で頭が良いという前提にはなっているのですが、会見などを聞いていても本気で言っているのかなというくらい整合性に欠ける言葉を連発しています。

 まず、一番の問題は法律に触れていないという言葉、問題ないという言葉、これらの内容を聞いているととある政治家の顔が浮かびます。自民党、民主党の幹事長を務めた大物らしき政治家の小沢一郎氏であります。

 彼は資金の流れの問題や、政治資金での土地購入疑惑等々浮かび上がるたびに、法律に触れていない、問題はないというような今回舛添氏が繰り返して使っている言葉をよく口にしていました。しかし、税金で購入をした政治団体の土地や家屋が今や政治の舞台から消え去ろうとしている現在でも国に返還をされたとは聞いていません。

 一番の問題は法律が万能ではないという事です。目安であっても絶対的なものではないのです。
それゆえに裁判所も存在し、それなりの見解を正すのです。ましてや、政治家というのはその法律を作る立場にいます。それゆえに政治家は法律に触れる触れないではなく、高度な倫理観を持っていなければなりません。

 政治家が法律を作る時にどれくらいの精査をするかという事になると、抜け道や整合性を知り尽くしていくことになります。そういった意味では一般の庶民よりも法律に詳しいのは当たり前です。しかし、彼らの勘違いは自ら作った法律に沿って違法にならないように行動をしているのかもしれませんが、一般庶民の考える倫理観からは程遠くなっていくことに気が付かない事です。

 法律が絶対正しいのではなく、目安である以上多くの人がアウトと言ったことは方律に触れていなくてもアウトなのです。その事が理解を出来ていない人の頭が良いという感覚もわかりません。頭が良いというのは計算や帳尻合わせが上手いという意味ではありません。一般人の感覚での中でいかに整合性や融合性が見出せるかという事だと思っています。小さな世界しか理解が出来ない頭は決して良いとは思いません。それが現在の官僚にも当てはまるのでしょう。

 同じようにダイヤモンドや宝飾の世界においても一般の人々が理解を出来ない様な事も数々とあり、表現の仕方や宝石の命名の仕方はある意味業界の勝手につけているところがあります。ここにも政治の世界と同じように曖昧なところは一応の線引きをしていますが、業界側の人間は解っていても一般の消費者から見ると理解が出来ない業界の言われるがままという事もあります。しかし、やはり一般的な感覚からすると理解が出来ないと疑惑を持ち始める事になるのです。

 ましてや、その解釈を販売する側が間違って解釈しているとなると、いくら説明をしていても今回の舛添氏の会見のようになってしまいます。本来の意味と違う表現をしていても、それが多くに広がると当たり前のようになってしまいます。ダイヤモンドの4Cグレードの問題や、真珠の『花玉』問題などはその典型的な例でしょう。

 本来の意味とはき違えた知識はその職種を衰退に導きます。現在4Cグレードのみの販売をする人々が少なくなってきたことは良き傾向であり、真珠の花玉問題はまだまだ問題が起きてきそうな気がしますが、本来の花玉という意味合いが理解をされる時にはもう消費者が選挙民のように政治を見放し、興味を持たなくなったように宝石そのものに興味を失っていくのかもしれません。
http://ameblo.jp/diamonrow

 
 

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