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2016年5月23日月曜日

社会を斜(ハス)に見る⁉

 G7も近づき何かとメディアや首都圏の警備の方が慌ただしくなってきています。何時も気になる事ですが、G7は山の中か孤島で行えばよいのではないかという事です。確かにぞの前後で近隣に若干の経済効果があるかもしれませんが、今回も数十億掛けてメディアセンターを造り、終了後に取り壊しを行うという事です。これらの財源や防衛費等々の財源はついぞ話し合われることはありません。

 社会保証、介護、育児支援となると財源がとか増税の話がよく出てきます。その上で時間ばかりかけ、結論はなかなか出てきません。これらに起因することは何だろうと考えるとやはり、今回の舛添問題が全てではないかと思います。

 法律に触れない範囲内で自分たちの利益を確保しようという政治家、官僚の思惑が全ての要因にあると思いませんか?

 行政府の如何に税金を使おうかという官僚が草案を造ったものを政治家が成立させるといった悪しき習慣そのものに全ての根源がある様な気がするのは私だけでしょうか。

 議員立法というのがありますが、これは政治家が個人で調べ立案し、国会に提出し法律にするものですが、かの田中角栄氏は30代で二十数案の議員立法を成立させていたという事ですが。今の議員の殆どがこれを出来ていません。何のために政治家になったのか?その答えが舛添問題だと思っています。

 彼は今まで税金の無駄遣い等々や使い道に厳しい姿勢を売りにしていました。しかし、歳費の削減に関しては何故か反対をしてきたのですがその理由が『政治にはお金がかかるから、歳費を削減したらお金持ちの子息しか政治家になれない』という理由でした。

 彼は政治学者ですから、今回の政治資金規正法に関しては精通しているのでしょう。多分法律自体に触れることはしていないという事になると思います。しかし、前にも書きましたが法律は万能でもなく、目安でしかありません。つまりそれを作る政治家はそれを守れば良いのではなく、その上の倫理としての姿勢を貫く必要があるのです。

 彼の一連の行動を見ていると、政治でお金を稼ぐという政治屋という職業としての典型的な行動パターンを示しています。国民や都民の事を考えてではなく自分の懐が第一としている心情のように見えます。勿論それは彼だけではないでしょう。極端な話が政治屋さんたちの半分はそうゆう状態なのだろうと思っています。故に今回焦っている議員は他にも沢山いるのでしょう。

 しかし、東京都知事はまずい。政治資金規正法というザル法といわれる法律は政治屋たちが造ったものなのでこれはある意味仕方が無いと思いますが、都知事は世界に向かっての顔ですから彼の顔という訳ではなく考え方が良くないと思います。

 政治への不信と疑念は尽きることもありません。そして財界は『パナマ問題』これらの問題は現代でありながら格差や身分制度の変形の名残なのかもしれません。法律には必ずある階級に都合よく造られています。その部分を逆に巧みに利用する庶民が成りあがっていくのでしょう。

 つまり限りなく黒に近い灰色部分を渡り歩く精神と頭が今の時代の成功には必要なのでしょう。勿論庶民は白い立場から物を見るので、それらは疑念と不信となって蔓延するのです。

 これはあまりにも社会を斜(ハス)に見過ぎなのでしょうか?http://ameblo.jp/diamonrow

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