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2016年4月20日水曜日

ダイヤモンドが与えた物!?

 最近ではインドがダイヤモンド研磨の主産国になっている事は多くの人が知っています。私がこのビジネスに参加したころはインドと言えば安い賃金の子供を使ったメレー(小粒のダイヤモンド)を主要サイズにした極貧国といったイメージでした。

 今では驚異的な経済発展を遂げたインドですが、未だに貧富の差は解消はされていませんが、平均的には多くの富をダイヤモンドが生んだといっても良いでしょう。イスラエルというダイヤモンドの多量研磨国でさえもイスラエル建国前のパレスチナという小国にダイヤモンドの研磨産業を根付かせたために今のイスラエルがあります。ヨーロッパのユダヤ人たちの今の地に招いたのは今反目し合っているパレスチナ人そのものであることは皮肉ですが。

 経済的に恵まれないパレスチナに産業をという事でパレスチナのナターニア市のベンジャミン市長がユダヤ人たちを呼び寄せたことがこの地のダイヤモンド産業の始まりなのです。今でもこのナターニアには多くのダイヤモンドピープルが多く居を構えています。

 また、今でこそ有名なオランダ・ベルギー地区においてもダイヤモンドが与えた恩恵はキリがありません。ブラジル、ロシアそして今のアフリカ諸国にとってもダイヤモンドから生み出されたものは限りがありません。勿論良い事だけではありません。時には戦争をそして時には国を滅ぼしてきたこともあります。

 しかし、多くの場合は人々に喜びを与え、希望を与えそして富を与えてきました。アフリカのボツワナなどはローデシアと呼ばれていた時代には英国に支配をされた極貧国でした。しかし、今は国連にも助けられたとはいえ、日本にも負けないGDPを誇り、多くの国民はダイヤモンドによって豊かな生活をしています。

 数え上げたらきりがないほど人々がダイヤモンドから得た恩恵は歴史さえも造ってきました。何よりも有限であるダイヤモンドは創り上げられた現在のバーチャル経済と違い引き際も教えてくれます。

 安倍内閣の言っているシャンパンタワー現象はいまでは儚い妄想にすぎません。今の富裕層は使いきれないほどのお金を貯めています。いくら贅沢に使っても末端に影響のあるほどは使いきれないほど一部に集中しています。つまり、ほどほどの人々にお金が回っていればシャンパンタワー現象も起きるでしょうが一部に集まり過ぎて、その人々だけでは使っても知れている訳です。

 ダイヤモンドは有限であるとともに人の手を渡り歩きます。それは奇跡的にも何百年、何千年にもわたって変質することもなく多くの人々がこの利益を共有することが出来るのです。ダイヤモンドはただの物としてだけではなく、経済という生き物の指針にもなるべく人々の間に存在するものです。

 これ等の文章だけを見ているとなんと大げさな解釈なのだと思われるかもしれませんが、この場面だけでは書ききれない根拠もあります。ただ、ここで言いたいことは単なるダイヤモンドは商品でもなく、資産でもなく意味ある存在であり、人々にとっての遺産になり得ない現存の歴史資産でもあるのです。http://ameblo.jp/diamonrow

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