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2015年12月5日土曜日

誰の為に⁉

 昨日ご来店を頂いたお客様が宝石の展示会に最近言ってこられたことをお話になり、
『驚きましたよ⁉ お盆の上に重なり合うようにジュエリーが積まれていて販売員が持ってお客様の後ろについて歩いているんですよね。』
と驚きを現わしていました。

 私自身も今どきまだそんなところがあるのかと驚きました。私が参加をさせて頂いている展示会も以前はそんなことがありました。最初は目を疑いましたが、現在ではほとんどがそんなバカな事をする販売員はいません。

 まず、一言を言うならば『ジュエリーを愚弄している』そして『品格に欠ける』といった言葉だけでは済まないような内容です。まず人は5つ以上の選択には無関心になり拒もうという心理が働くことは既に証明されています。選択を容易にできるのはせいぜい3点からで、宝飾品に関しては理想から言えば一点でじっくり考えて頂くことが決定を容易にします。

 多分に知識のない上司からの指示なのだと思いますが、販売員も自らが購入する立場になれば理解が容易な事だと思います。一生懸命にやっているというアピールがしたいだけなのか、少しでも買ってもらいたいという気持ちなのかはわかりませんが、どちらにしても、お客様の事は度外視的な発想です。

 先のお客様曰く
『まるで雑貨品がのせられているような感じで、私ならそこから買おうとは思わないわね』
と仰っていましたが、まさにその通りだと思います。実際に自分が高級洋品を買おうとブランドショップへ行って山積みにされたら買う気を失せてしまいそうです。それは皆が同じことだと思います。

 展示会でのパフォーマンスなどもお客様の為なのか、販売側の都合の為なのかをよく考えた方が良いでしょう。お買い上げを頂いた際に行うパフォーマンスなどは本当に気を付けた方が良いでしょう。

 後は販売時に業者が商品説明をした後にお支払方法になってもその場を立ち去らないという無礼もよく目にします。本来は懐具合を関係のない業者に知られたくはないことです。勿論販売員との仲は別ですが、商品説明の終わった業者が何時までもそこにいることはマナー違反である訳ですが、そんなことも理解しない輩が多いのも事実でしょう。下手をすると気を利かして立ち去った業者の後に入り込み商品をひっくり返していくゲスもいます。

 そんな内容では宝石に良いイメージを持ってもらう事も無理だろうし、怪しがられてもしょうがないと思います。前述のお客様が感じている事は多くのお客様が感じている訳ですが、そんなことはよほどでなければお客様は言ってくれません。ただ、立ち去るのみなのです。

 誰の為に行っている事なのかをよく考えてほしいものです。http://ameblo.jp/diamonrow

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