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2015年8月8日土曜日

繋ぐ⁉

 真夏の中の展示会も終わり、さあ夏休みといったところですが、今回の展示会で1ctのハートシェイプのダイヤモンドをお買い上げになったお客様のお話しです。

 札幌で行われていた展示会ですが、釧路から出張でお越しという事でした。たまたま数か月前に初めて展示会にお越しいただいたお客様のご紹介で待ち合わせ場所を展示会場にしたという事でした。

 当方のお買い上げのお客様は不思議な事にここ数回、ほとんどが既存の主催者のお客様というよりは新規でいらっしゃったお客様のご紹介で、次のお客様というケースがほとんどになってきています。勿論その間の担当者の気遣いという事もあります。

 釧路からのお客様は次の日の札幌での会議の為にお越しになったそうで、以前当方からお買い上げいただいたお客様とは数十年来のお知り合いという事で、一緒にお食事をするために待ち合わせたそうです。是非当方のダイヤモンドを見せたいとの事で会場での待ち合わせになったという事でした。

 『見る事は嫌いではないので、是非という事で来たんですけど、まさか出張先でダイヤモンドを買うとは思わなかったです。』とニコニコと笑顔を見せてくれました。

 そのお求めになったダイヤモンドを最初に目に留めたときに眼をキラキラとさせていたことが印象的でした。若い頃にはミス〇〇だったというこの彼女(かた)は色白で今でもその頃の輝きを彷彿させるような姿で
『ここで自分を魅了する様なダイヤモンドに出会って、手に入れることが出来るなんて・・・。今まで色々だ宝石を見てきたけど、こんな感じは初めてです。』
という言葉に私自身も感銘を受けました。

 いつもの事ではありますがダイヤモンドが繋いでくれる縁にはいつも感謝をしています。ここ数回は、お買い上げ頂いたお客様は初めて会場に訪れた方ばかりといって良いほどで、これらのお客様が根付いてくれるような会場や雰囲気作りを主催者にはお願いがしたいと思っています。

 宝飾品の展示会というものは必ずしも人間関係ばかりで成り立つものではありません。原点は販売している宝石やその販売方法が人を繋ぐものです。どんなに良い品物があっても販売方法や販売員がそれなりであればそれなりにしかならないし、どんない良い人間が販売をしていても物がそれなりであれば、それなりのお客様しか残りません。どちらも一流を目指す姿勢があって初めて宝石の一つの価値でもある繋ぐという意味合いが出てきます。

 バーゲン会場でバーゲン品しか売れないように、それなりの雰囲気の中ではそれなりの物しか売れません。その中で本物の宝石はやはり人の目を魅了します。だからこそその本物を販売するにふさわしい会場づくりも必要なわけです。

 せっかくダイヤモンドが繋いでくれた糸を切ることなく、今後に繋いでいきたいものです。改めて言いたい事ですが、お客様や宝石を舐めてはいけません。真摯に向き合えば、必ずしや糸を繋いで行ってくれます。自らが断ち切っている姿が鏡に映っている事に気付くのは販売員自身でしかありません。

 アメリカの市場調査会社の予想では日本の高級品の2016年の伸び予想は2.6%だそうです。決して悪い将来ではありません。
http://ameblo.jp/diamonrow

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