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2015年7月18日土曜日

ダイヤモンドの個性⁉

 ダイヤモンドの魅力を構成するものとしていくつかの要素はありますが、みな同じ魅力を持っている訳ではありません。ブルーであったり、ピンクであったり、イエローであったりとそれらを複合した色々なヴィジュアルであったり、とてつもなく輝くものそれほどではない物と様々です。

 ダイヤモンドの個性はそれぞれですが、まず第一に生成過程に由来するもの、第二に産出場所に由来するもの、第三に研磨技術に由来するものとあります。

 第一の生成過程に由来するものとしてはその環境近くにあった鉱物なり元素がなんであったかによる色です。一般的に皆さんが見るものは窒素の多少による、いわゆるDカラーからZカラーに至る色の濃淡です。これは純粋なイエローではありませんが黄色がかっていくものです。これにより見栄えが変わり、其々の好みも出てきます。勿論、ファンシーカラー等は含有される元素によって色が違っているものですからこの要素は決して小さくはありません。

 第二に産出場所に由来するものですが、これは経験からの事でしか表現はできませんが、靱性です。つまり、硬度に対するひねりの靱度です。これはスクラッチに関しては硬度は10となっていますので違いはないのですが、靭性に関しては産地により若干の違いがあるようです。過去にも石留等で欠けたり。砕けるものを総合すると一定の地区の物に多く現れます。これは石留の職人も経験値で見解を持っています。これらは輝きにある程度の違いを示すことがあります。

 第三に研磨技術に由来するものですが、ダイヤモンドは透明石ですから光学的数字があり、数学者のトルコフスキー博士が考案したカットが最も美しいとされていますが、これは単純に技術の差という事ではなく、研磨する方の利益の都合がありますので重量を重視し行う事もありますので一概に言えません。しかし、そのカットの差が見た目の美しさの違いを出すことも間違いはありません。

 但し、すべての色に対してトルコフスキーカットが良い訳ではありません。色の付いたものはむしろ魅力を失わせる場合も多くありますので、後天的要素でもあるのである程度の人のサジ加減もある訳です。

 これ等の要素が複合してダイヤモンドの個性が成り立ち、其々の魅力になっている訳です。勿論このほかにも質を含めた要素もありますので、これだけが全てという訳ではありませんが、それをジャッジするのに4Cというグレードがある訳ですが、これはミスコンの審査員が審査するのとは大差がありません。

 好みがありますからそれぞれに違いがあり、大よその人が美しいというかもしれませんという物を評価している程度です。ダイヤモンドも人間と同じように個性があることを理解するともっとダイヤモンドを楽しむことが出来るかもしれません。
http://ameblo.jp/diamonrow

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