先だっての展示会でダイヤモンドの価格についてお客様から初歩的な質問ではありますが、
『同じグレードが付いていてもなぜ価格が違うんですか?』
という質問を受けました。
もちろん、お客様はグレードというものは同じものだという勘違いが前提にあってのことなわけですが、今まで何度も書きましたのでその辺は少し控えますが、本来どこのお店がどのように体制で、どのように仕入れたダイヤモンドをどのように販売をしているのかでかおおよその価格は決まります。
ブランド店であれば、ブランド店での価格設定があるでしょうし、百貨店であれば会社で決められた掛け率があるでえしょうし、また小売店であればどこの問屋のダイヤモンドを扱っているかで決まるでしょう。以前であれば広告にグレードをうたって価格競争や販売をしていたところもあるでしょうけれど、今日まだそんな時代遅れの販売をしているところはあまりないとは思います。
ただし、それはあくまでも小売店での価格設定ですが、今日投資用(といっても良いのかどうかは迷いますが)や財産保全用のダイヤモンドに関しては少し事情が違います。多くの場合は世界で共有できるプライスチャートを目安にしてその価格の前後何パーセントプラスだったり、マイナスといった形で価格は合意されていきます。
ダイヤモンドの取引所での価格構成はそのプライスリストにおいても目安にすぎません。なぜなら、それとは関係なく原石の値段がありますし、希少性も変わるからです。さらに以前にも書きましたが仮にグレードが表記されていても、グレードは価格ほどシヴィアに分かれてはいませんので、やはり目安にしかなりません。
例えばクラリティーグレードであれば、フローレススには無傷ということで範囲はありませんがIFとなれば無疵に準ずるということになりますので、1mmの幅があったとします。そうなるとVVSー1には2㎜の幅があり、VVS-2には4mmの幅があります。さらにVS-1には10mmの幅があり、VS-2には20mmの幅があります。そのようにSI-1には100mmの幅があり、SI-2には200mmの幅があるという風に感覚的にですが、分けていくと同じグレードになったとしてもそれなりの幅があります。
同じようにカラーグレードもそのようにしていくとそれぞれの幅のどこに当たるかということを考えると同じグレードであってもかなりの違いが出てくるわけです。ましてや鑑定機関や人や時代が違えばさらにその後差は大きくなるわけです。
あまり細かく分けるとダイヤモンドに夢がなくなるようですが、ダイヤモンドのディーラーはこのような範囲内での価格設定を行っています。合っているかどうかは別にして例でいえば価格は各駅停車ほどの間隔で止まりますが、小売りにおいては特急レベルか新幹線レベルでの停車駅間隔位でのグレードの価格がついているわけです。
しかし、小売りにおいてはそれ以上の要素としてサービスだったり、広告だったりといった経費が掛かりますのでグレードによる価格は今やあまり大きな意味をなさないのかもしれません。とにかくご自身が質問をしてみて、納得のいったところでお求めになることをお勧めします。
『同じグレードが付いていてもなぜ価格が違うんですか?』
という質問を受けました。
もちろん、お客様はグレードというものは同じものだという勘違いが前提にあってのことなわけですが、今まで何度も書きましたのでその辺は少し控えますが、本来どこのお店がどのように体制で、どのように仕入れたダイヤモンドをどのように販売をしているのかでかおおよその価格は決まります。
ブランド店であれば、ブランド店での価格設定があるでしょうし、百貨店であれば会社で決められた掛け率があるでえしょうし、また小売店であればどこの問屋のダイヤモンドを扱っているかで決まるでしょう。以前であれば広告にグレードをうたって価格競争や販売をしていたところもあるでしょうけれど、今日まだそんな時代遅れの販売をしているところはあまりないとは思います。
ただし、それはあくまでも小売店での価格設定ですが、今日投資用(といっても良いのかどうかは迷いますが)や財産保全用のダイヤモンドに関しては少し事情が違います。多くの場合は世界で共有できるプライスチャートを目安にしてその価格の前後何パーセントプラスだったり、マイナスといった形で価格は合意されていきます。
ダイヤモンドの取引所での価格構成はそのプライスリストにおいても目安にすぎません。なぜなら、それとは関係なく原石の値段がありますし、希少性も変わるからです。さらに以前にも書きましたが仮にグレードが表記されていても、グレードは価格ほどシヴィアに分かれてはいませんので、やはり目安にしかなりません。
例えばクラリティーグレードであれば、フローレススには無傷ということで範囲はありませんがIFとなれば無疵に準ずるということになりますので、1mmの幅があったとします。そうなるとVVSー1には2㎜の幅があり、VVS-2には4mmの幅があります。さらにVS-1には10mmの幅があり、VS-2には20mmの幅があります。そのようにSI-1には100mmの幅があり、SI-2には200mmの幅があるという風に感覚的にですが、分けていくと同じグレードになったとしてもそれなりの幅があります。
同じようにカラーグレードもそのようにしていくとそれぞれの幅のどこに当たるかということを考えると同じグレードであってもかなりの違いが出てくるわけです。ましてや鑑定機関や人や時代が違えばさらにその後差は大きくなるわけです。
あまり細かく分けるとダイヤモンドに夢がなくなるようですが、ダイヤモンドのディーラーはこのような範囲内での価格設定を行っています。合っているかどうかは別にして例でいえば価格は各駅停車ほどの間隔で止まりますが、小売りにおいては特急レベルか新幹線レベルでの停車駅間隔位でのグレードの価格がついているわけです。
しかし、小売りにおいてはそれ以上の要素としてサービスだったり、広告だったりといった経費が掛かりますのでグレードによる価格は今やあまり大きな意味をなさないのかもしれません。とにかくご自身が質問をしてみて、納得のいったところでお求めになることをお勧めします。
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