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2015年7月16日木曜日

ダイヤモンド取引所⁉

 今年の9月、シンガポールにダイヤモンドの取引所が開設されます。これは従来の取引所と違い実際に誰でも(もちろんじょうけんはありますが)投資を目的としてダイヤモンドの取引が出来る場所となります。

 従来のダイヤモンド取引所とはプロのサイトホルダー、ディラー、ブロカー、バイヤー等がダイヤモンドのビジネスを目的としてあ詰まっていた場所ですが、今回の取引所は簡単に言うと常設のオークション会場といったものでしょうか。ぁ前自体はダイヤモンド投資取引所となっていますので従来の取引所と証券取引所とオークションを兼ね合わせたものになるようです。

 ただ世界中からの取引が可能でディポジット(補償金)を積むことによりその売買の権利を持つという事になるようです。詳細は別にしても自身にとっても感慨深いものがあります。今から30数年前に同じような志を立て日本橋にダイヤモンド取引所を有志とともに設立をしたことがあります。

 しかし、時代は早すぎたのか、今のようにインターネットが普及をしている訳ではなく。パソコン通信とデビットシステムといった通信が一部に普及していた程度で、為替にしてもまだまだ安定をする事もなく、コントロールも難しい状況でした。

 ダイヤモンドが世界での通貨として、投資の対称や金融商品としての役割は長く続いておりましたが、日本での役割は物品税や関税の存在もあり、一部のお金持ちの宝飾品としての役割がほとんどでした。

 現在は、世界が繋がり、ダイヤモンドの役割を認識する人々も日本にも少しづつ増え、その役割は決して小さなものではなくなりました。しかし、ダイヤモンドの取引の環境はまだまだ取り揃わずにいますので、外国人の草刈り場ともなり日本国内にそのメリットは殆ど還元されずにいます。

 ダイヤモンドが通貨のように、というより通貨より確実な資産としては歴史的背景があります。現在生まれている資産は時代とともに劣化をする要素があることはバブルの時代を知っている人であれば理解ができる事です。しかし、ダイヤモンドはいつの時代でもその価値を発揮してきました。

 近いうちに日本にもその動きが出てくることは間違いがありませんが、現在の日本ジュエリー業界のように間違った方向にいかないことを願ってやみません。お客様が楽しくなければそこには利益が落ちる事はありません。当たり前のことが当たり前ではなくなってしまったように、ダイヤモンドの取り扱いも従来の外国諸国のように扱えば、決してやましい仕事ではないはずです。

 やましく見せるのは扱っている人間のやましさです。ダイヤモンドの本当の価値を見いだせる人々が少しでも出てくれば日本でも本当の意味でのダイヤモンド取引所が出来上がるでしょう。
http://ameblo.jp/diamonrow
 

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