昨日、ご来店のお客様からなるほどなぁ・・というお話しを頂きました。
数日前にとある展示会にお声が掛かって出かけてきたそうですが、そこでのエピソードでした。
『髙木さん、なぜに皆はあンな黒服ばかりを着ている販売員さんが多いんですか?何か違和感があって私的にはそんなセンスの人から買いたいとは思わないんだけれど・・。』
確かに最近、私自身が展示会に参加をさせてもらっていますが、不思議だなあとは思っていました。勿論主催者の指示だったり,派遣をしている会社の指示だったりするのでしょうが。
多分にその歴史を知らない人が多くなったのだとは思います。以前は黒服が始まった経緯は『マネキン』が前提だったのです。つまり、本来は販売をする人間ではなく、販売助手をするためにマネキン変わりに、ジュエリーを身に付けてご覧にいれたり、付け方を示す時に黒服を着てマネキンの個性を出さないようにするための物だったのです。
いつの日かセールスのプロがいなくなり、彼女たちにそのお鉢が回ってきたために販売員として参加をしているにも拘らず黒服を身に付けるようになったのでしょう。
本来はお客様が言われる通りに、売り手がジュエリーの付け方をコーディネートするのが販売手法の一つですから、自らのセンスを見せることが大きく影響するはずです。勿論、ブティック店では当たり前のことですが・・。
もう一つ仰っていたのがスカルのジュエリーです。
『あんなドクロのジュエリーをどんな場面で付けろというのか、販売員のセンスが疑われるわ。センス的には田舎のヤンキーの車のムートン的センスよね。』
毒舌は続いたのですが、確かに私も疑問ではありました。本来は呪術師の呪のための飾りとされていたという一説もあるものですから本来のジュエリーとしては似つかわしくないという事もあります。
本来は反社会的精神の象徴として1960年代にはアメリカのイージー・ライダーと言われる人たちのバイクのマークだったり、1980年代から90年代の黒人のラッパーだったり、アメリカ西海岸のポップなアクセサリーデザイナーが反社会をテーマに多用したことが始まりなのですが、いずれにしても言葉を借りれば都会的なセンスとは真逆の方向にあることは事実です。
確かに、前回の続きになりますが、業界も変化をしなければなりません。売り手がセンスを磨き、ジュエリーを選び、商品であったとしても身に付けてお客さんをコーディネートするだけのものは必要とさせています。
お客さまだってセンスがない人から勧められて買いたくはないでしょうし、身に付け方や場面が想像できれば買いやすくなるであろうことは十分理解が出来ます。そうすれば『どこでこんなものをするんだ』というものを勧めることもなくなるだろうし、お客様が他のお店に行って恥をかくこともなくのだろうと思います。
思い切って黒服を辞めてセンスでマヌカン(販売員)を務めてみませんか?
因みにこのお客様は著名なクリエーターで、美意識に対してはメジャーな方ですので、耳を傾けても良いのではと思います。
数日前にとある展示会にお声が掛かって出かけてきたそうですが、そこでのエピソードでした。
『髙木さん、なぜに皆はあンな黒服ばかりを着ている販売員さんが多いんですか?何か違和感があって私的にはそんなセンスの人から買いたいとは思わないんだけれど・・。』
確かに最近、私自身が展示会に参加をさせてもらっていますが、不思議だなあとは思っていました。勿論主催者の指示だったり,派遣をしている会社の指示だったりするのでしょうが。
多分にその歴史を知らない人が多くなったのだとは思います。以前は黒服が始まった経緯は『マネキン』が前提だったのです。つまり、本来は販売をする人間ではなく、販売助手をするためにマネキン変わりに、ジュエリーを身に付けてご覧にいれたり、付け方を示す時に黒服を着てマネキンの個性を出さないようにするための物だったのです。
いつの日かセールスのプロがいなくなり、彼女たちにそのお鉢が回ってきたために販売員として参加をしているにも拘らず黒服を身に付けるようになったのでしょう。
本来はお客様が言われる通りに、売り手がジュエリーの付け方をコーディネートするのが販売手法の一つですから、自らのセンスを見せることが大きく影響するはずです。勿論、ブティック店では当たり前のことですが・・。
もう一つ仰っていたのがスカルのジュエリーです。
『あんなドクロのジュエリーをどんな場面で付けろというのか、販売員のセンスが疑われるわ。センス的には田舎のヤンキーの車のムートン的センスよね。』
毒舌は続いたのですが、確かに私も疑問ではありました。本来は呪術師の呪のための飾りとされていたという一説もあるものですから本来のジュエリーとしては似つかわしくないという事もあります。
本来は反社会的精神の象徴として1960年代にはアメリカのイージー・ライダーと言われる人たちのバイクのマークだったり、1980年代から90年代の黒人のラッパーだったり、アメリカ西海岸のポップなアクセサリーデザイナーが反社会をテーマに多用したことが始まりなのですが、いずれにしても言葉を借りれば都会的なセンスとは真逆の方向にあることは事実です。
確かに、前回の続きになりますが、業界も変化をしなければなりません。売り手がセンスを磨き、ジュエリーを選び、商品であったとしても身に付けてお客さんをコーディネートするだけのものは必要とさせています。
お客さまだってセンスがない人から勧められて買いたくはないでしょうし、身に付け方や場面が想像できれば買いやすくなるであろうことは十分理解が出来ます。そうすれば『どこでこんなものをするんだ』というものを勧めることもなくなるだろうし、お客様が他のお店に行って恥をかくこともなくのだろうと思います。
思い切って黒服を辞めてセンスでマヌカン(販売員)を務めてみませんか?
因みにこのお客様は著名なクリエーターで、美意識に対してはメジャーな方ですので、耳を傾けても良いのではと思います。
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