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2013年5月21日火曜日

ダイヤモンドの4Cとグレード!?

 『ダイヤモンドの価格は4Cで決まります』という言葉をよく聞きます。
確かにダイヤモンドの価値はカラット、カット、クラリティー、カラーといった内容で判断されますが。ここで勘違いも多く生まれます。

 確かに4つの仕分けで価値を決めますが価格はあくまでも市場が決めます。ここでの勘違いが価格を比べたり、値引きの引き金になったりといった買い方、売り方になるのだと思います。

 つまり、グレードというものは価値が決まった後に何故そのか価値になったのかを仕分けするものです。ましてや価格を決める物ではありません。なぜなら、そのグレード結果は鑑定機関三者三様なところもあり、時期によっても変わってくるからです。

 このような内容は再三再四述べていますが、未だに理解をしてくれない方達が業界には多くいます。価格は売り方や業態によって、または地域によって変わってきます。同環境の同条件が揃って初めてグレードというのは意味を成します。

 もっと言うなら同一性の近い物のないファンシーカットとかファンシ―カラーに関してはグレードで比べる対象がない訳で(一寸極論ですが)グレードで価格をうんぬんすることはあまり意味がない事です。

 日本の鑑定機関ではファンシーシェイプのグレード評価をすることはあまりありません。グレードを超え高らかに言う割には不都合なことは避けて通るという日本独特のご都合主義が余計にグレードに関する誤解を大きくするのでしょう。

 4Cイコールグレード評価ではない事をもっときっちりと説明をしなければ、今のダイヤモンドビジネスの部分ではビジネスそのものが難しくなっていく事でしょう。

 もうダイヤモンドは一つのジャンルで括る事が出来ない時代に入ったのだと思います。ジュエリーの材料としてのダイヤモンドと資産としてのダイヤモンドは明らかにビジネスの基準を変えています。

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