ダイヤモンドの価値の考え方については今までも色々と述べて来ましたが、販売員の多くがダイヤモンドを進める時に4Cのグレードを使って説明をする事が多くあります。しかし、単純に4Cを理解したとしても、何故に小さくて実用性のない物が何十万も何百万もの価格になるのかという事についての説明はほとんどされる事がありません。
実は昨日お客様に指摘をされた
『4Cのグレードの説明を何処でも受けてきて、価格に違いについては理解をしたのですが
だけど、何故にこんなに高いのかという事には理解のできる説明が無かったんですよ』
ということでありました。
『なるほど、それでは一緒に考えながらご説明しましょう』
とダイヤモンドの採掘状況や流通量、宝石の条件を含めて色々と一問一答の形で話をしました。
『なるほどそれなら価格が高い事も理解できますね。ただ、何故に価値があるのですか?
何の利用方法もないのに・・。』
とまともな疑問をぶつけられ、一寸当惑しましたが
『価値というのは各々にとっての価値あるものと、広く一般的に価値のある物がありますが、
前者は多くの場合価格に置き換えられないものもありますが、後者は換金が前提と
なっている物という事になると思います。』
『ダイヤモンドはどちらになるのですか?』
『そこがダイヤモンドの理解しにくい部分でもあると思いますが、結論から言うと後者です。しかし
婚約指輪や遺品のように前者の要件も満たす場合があるのです。ゆえに誤解がされやすいのだと思います』
『つまり、換金性がある事が前提になっているので小さくて実用性がないようでも単価は高いのです。但し、価格の違いを述べている訳ではありませんが最低限タダではない再利用が何度でも出来る材料であるという事です。その上で大きなサイズになればより希少性が故の換金性が増します。』
『なるほど、綺麗でより多くの人が好む物の割には採れる量が少なくてという事で元々が値の高い材料だという事ですね。さらに希少性が高くなればより価値が増し、結果何らかの資産にもなるという事ですね。』
『そうですね。市場原理の申し子のような存在がダイヤモンドなんです。つまり誰もが興味をもたねければ何の価値も価格も上がってきませんが市場が価格をつける以上はその価値があるという事になるんですね。』
『なるほど。』
『ただ、何故人々がダイヤモンドにそれほどの魅力を感じるのかは、人それぞれだと思います。
単純に綺麗だから、人に自慢がしたいから、資産の運用に使いたいから、そして自己満足をしたいから・・と過去にも色々いましたが、一番は光の魅力と言っていた人が一番多かったと思います。』
ダイヤモンドはそもそも何故価値があるのかという事を説明するつもりではなく、何故価値を見出されたのかをお話しするつもりだったのですが、『イセエビはなぜ高いのか?』といったような説明になり、ふと振り返るとそもそも論とは美味しいから綺麗だからといった単純な感覚の世界に市場原理が働くだけなのでしょう。
実は昨日お客様に指摘をされた
『4Cのグレードの説明を何処でも受けてきて、価格に違いについては理解をしたのですが
だけど、何故にこんなに高いのかという事には理解のできる説明が無かったんですよ』
ということでありました。
『なるほど、それでは一緒に考えながらご説明しましょう』
とダイヤモンドの採掘状況や流通量、宝石の条件を含めて色々と一問一答の形で話をしました。
『なるほどそれなら価格が高い事も理解できますね。ただ、何故に価値があるのですか?
何の利用方法もないのに・・。』
とまともな疑問をぶつけられ、一寸当惑しましたが
『価値というのは各々にとっての価値あるものと、広く一般的に価値のある物がありますが、
前者は多くの場合価格に置き換えられないものもありますが、後者は換金が前提と
なっている物という事になると思います。』
『ダイヤモンドはどちらになるのですか?』
『そこがダイヤモンドの理解しにくい部分でもあると思いますが、結論から言うと後者です。しかし
婚約指輪や遺品のように前者の要件も満たす場合があるのです。ゆえに誤解がされやすいのだと思います』
『つまり、換金性がある事が前提になっているので小さくて実用性がないようでも単価は高いのです。但し、価格の違いを述べている訳ではありませんが最低限タダではない再利用が何度でも出来る材料であるという事です。その上で大きなサイズになればより希少性が故の換金性が増します。』
『なるほど、綺麗でより多くの人が好む物の割には採れる量が少なくてという事で元々が値の高い材料だという事ですね。さらに希少性が高くなればより価値が増し、結果何らかの資産にもなるという事ですね。』
『そうですね。市場原理の申し子のような存在がダイヤモンドなんです。つまり誰もが興味をもたねければ何の価値も価格も上がってきませんが市場が価格をつける以上はその価値があるという事になるんですね。』
『なるほど。』
『ただ、何故人々がダイヤモンドにそれほどの魅力を感じるのかは、人それぞれだと思います。
単純に綺麗だから、人に自慢がしたいから、資産の運用に使いたいから、そして自己満足をしたいから・・と過去にも色々いましたが、一番は光の魅力と言っていた人が一番多かったと思います。』
ダイヤモンドはそもそも何故価値があるのかという事を説明するつもりではなく、何故価値を見出されたのかをお話しするつもりだったのですが、『イセエビはなぜ高いのか?』といったような説明になり、ふと振り返るとそもそも論とは美味しいから綺麗だからといった単純な感覚の世界に市場原理が働くだけなのでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿