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2016年6月16日木曜日

ダイヤモンドと倫理!?

 
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 今回の舛添問題で彼に対する集団リンチであるとか魔女裁判であるという人もいる。と議会にしても自民・公明の与党とも辞職という形でもう良いではないかと訳の解らない議員たちもいっぱいいます。

 このかとに関しては色々と意見もあると思うのですが、集団リンチとか魔女裁判的な事は私自身も好きではないが今回のようなメディアや民衆の追及によって他の議員たちの不正に対する抑止力になってくるのだと思います。

 つまり、今回の舛添問題は極端な例であり悪質ではありますが、大なり小なり他の議員もやっている事なのでしょう。これ以上細かくなると都合が悪いという議員も多くいることも事実です。

 ただ、そこには倫理観というものが存在するのかどうかという事なのだと思います。今回の一番の争点にもなっていますがホテルでの会議費問題においても24時間のうち1,2時間それに費やして会議費にするという見識が問題なのです。つまり、普通に考えれば家族と過ごしている20時間以上の価値が優先すれば普通の倫理観から言えば娯楽費なわけです。それを政治資金扱いにするという人間性が問題なのです。

 聖人君子なんかはいる訳はないというのは暴論かもしれませんが、透明性を全ての基本とすれば人間社会は崩壊するでしょう。また、その逆であっても崩壊するでしょう。つまり、法律なんていうものは極端にぶれない為の目安でしかありません。故に法律に触れなければどんな解釈をしても良いという事ではないわけです。超法的に良い方にぶれている場合は良いですが今回のように悪い方にぶれている場合には大きな問題なわけです。

 倫理観の方が先にあることが優先されるのが法律を作る側の政治家に求められる事なのです。

 よくダイヤモンドを合法的に資金に変える方法はないかという問い合わせがありますが、法律だけで考えれば否定はできません。しかし、倫理観という事を前提にするとあってはいけないのかなという思いもあります。

 ダイヤモンドは金額は別にしても申告をすれば海外に持ち出しが出来ます。勿論セキュリティーチェックでは何の問題もありません。そのうえで特恵国に持ち込み場合には税金もありませんから特に申告はいりません。又、その地で売却を行った時に得た資金を申告をする必要も特にはありません。後はそのお金を日本に持ち込みさえしなければ問題もありません。

 勿論、厳密に倫理観を入れて行動をすればこの行程のなかで必要な行動もあるかもしれません。しかし、法律に触れているかどうかというとこの時点では法律に触れていません。

 ダイヤモンドとは古い歴史の中からでも悪法も法という観点の網をくぐる材料としてきたところがあります。しかし、そこには人間の倫理を前提とはしていなかったところもあります。それゆえに世の中の潤滑油の一部としての役割をなしてきたような気もします。つまり、必ずしも聖人君子のお手伝いをしたことはなかったのかもしれません。それゆえに人々に魅力を振りまくのでしょう。

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2016年6月15日水曜日

舛添問題⁉

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 本日にも決着がつきそうな舛添問題ですが、何を彼は望んでいるのかを知る由もない訳ですが、今までの対応だけを見ていると私利私欲しか感じません。

 不信任猶予を懇願をしたり、恫喝ともいえる都議会の解散を示唆したりと、彼が言う都政の混乱と停滞を一人で演じているようにさえ見えます。彼の一番の目的はリオのオリンピックの閉会式の臨み永久に保存をされる映像に残ることだともいう人もいますが、多分には遠からずでしょう。

 彼が望むリオ・オリンピックへの派遣は都議会で否決をすれば直ぐにでもやめるのではないかという事ですが、実際には彼の今後を考えての行動とみる向きも少なくないといえます。

 世界の東京の知事問題の割には世界で報道はほとんどされていません。舛添氏が考えるほどその影響は皆無といって良いでしょう。そうなると彼の子孫に単に映像を残してやりたいが為の行動ともとれます。

 彼が仮に本日都議会の解散を示唆した場合、過去に例のない東京の汚点になるでしょう。つまり、知事が解散に打って出る場合は政策の理解を議会が共有しない場合に有権者に信を問うものでもあります。つまり、政策の論点としての解散が本来の目的ですが、今回彼がもし議会の解散を告げたなら、それこそ私利私欲のためだけの解散となりますから歴史上類を見ない解散となるでしょう。

 これは仮にそうなったとしても、其々の議員が選挙中徹底的に舛添氏を叩くでしょうから、彼には何のメリットもありません。単に都政を混乱さえ余分な税金を投入することになる訳ですから、これは都民が彼を訴えなければいけない問題になります。つまり、何の名目もない税金の無駄使いを単に個人の暴挙によって税金を使う事は許してはならないという事です。

 いずれにしても本来はフェアに物を見たいと常々心掛けてはいるのですが、さすがに彼には救う余地が無いとも言えます。もし彼の功績を上げるとしたら『政治資金規正法』がいかにザル法であるかを露呈してくれた事でしょう。

 いずれにしても不愉快な数か月間を送らされたものです。この一連の事だけでもからの罪は重いといえるでしょう。http://ameblo.jp/diamonrow

2016年6月14日火曜日

ダイヤモンド、高いか?安いか?

 今月も香港のジュエリーショーが近づいてきましたが,今ではすっかり世界でも有数の展示会になりましたが中国の景気も手伝って世界中から出展者が集まってきた結果でもあるでしょう。

 しかし、ここ一年ほど特に日本の業者さんの間では結果が出ないところも多く、中国の景気の後退もささやかれています。その結果以前に比べ日本からの出展者は増えていますが欧米諸国からの出展者に陰りが見えるように感じます。

 実際に今回は別会場もなく同一会場での開催という事です。更には以前結構増えていたイスラエエル等からのダイヤモンド業者の減少も目につきます。数年前の中国の絶頂期には大勢のユダヤ人が押し寄せていました。

 当時の彼らの狙いは中国人の好きな大粒サイズのダイヤモンドの販売でしたが、最近では香港当地でビジネスをしているユダヤ人の会社の出展だけが目につきます。実際にロシアからの出展減少はここ数回は顕著に感じます。

 ところで昨年の同じ展示会でのことですが、旧知のアントワープからの出展者が通路を歩いている私に声を掛けてきました。
『カズ、元気かい?』
 久しぶりに見る彼の顔はやはり押し寄せる年波にはかなわないなと感じさせるものでしたが、目は相変わらずらんらんとしていました。
『久しぶりだね。』
と愛想笑いを浮かべる私にユダヤ人らしく余分な話をせずに
『中国狙いで大粒のダイヤモンドを持ってきたんだけれど見込みが無さそうなんだ。日本でビジネスのチャンスはないかな?』

 彼はおもむろに私の腕をとりブースの奥に簡易的に造られた応接セットに招き入れ、これまた簡易的な金庫からボックスをとり出しその中のセーム皮に包まれたものをおもむろに私の前に突き出しました。

 40cts、Kカラー、VS1、ヴェリーグッド。
                         

 迫力のある面構えをしたラウンドブリリアントのライフのとよい見事なものでした。その時にふと思い出したのが、以前テルアビブの取引所であった時に見せられた原石でした記憶は定かではありませんが80カラット弱だったように記憶しています。

 彼は1.6ミリオンで手放したいという事でしたが当時のレートで2億円ほどでした。心当たりの人はいたのですが色甘という事が引っ掛かり、更にはこの原石の価格を知っていたのでその価格が妥当かどうかを考えていました。

 確かに大きさという点と黒のレザーの上に置かれた存在感は圧巻でした。相場の無いこのサイズのこの価格は流石に紹介するにしても妥当かどうかを考えてしまいました。40ctsあるので安いといえば安い、しかし、原石の価格から換算するとちょっとなあ・・・という感じでした。

 勿論比べるものが無いので、手に入れたいかどうかという事になるのですが紹介するとなるとその後の相場のことも考えなければいけませんので迷ってしまいました。

 香港の展示会に陰りが見えないかと言うとそれを否定することはできないでしょう。香港のような日本に近く、多くの材料が集まる場所としては都合が良いのですが、だんだん大粒のダイヤモンドを展示するところが少なくなり、今回のショウを控え昨年のダイヤモンドに唾を付けておくべきだったと少し後悔をしています。
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2016年6月13日月曜日

ダイヤモンドのカットグレード!?

 最近という事ではないのですがダイヤモンドのカットの表現『ハート&キューピット』というのがあります。これはベルギーのとある会社が開発をした『ハート&アロー』の日本名でありますが、これは商標権の問題があり日本では使用ができないのです。勿論海外で『ハート&キューピット』と言っても通用をしないわけです。

 これ等のカットは決してトルコフスキーのアイデアルカットを超える良いカットという訳ではないのですが、カットの良いダイヤモンドの代名詞のように使われることが多いように思います。最近では日本の鑑定会社でさえそのマークを簡易鑑定の際に使用しています。

 この辺も日本のおかしいところでそのマークが無くてもスコープで見れば消費者にさえ容易に解るものなのに、理解をしていないダイヤモンド業者はいかにもそのマークがついているから価格が高いというような表現をするものさえ出てくる始末です。

 勿論悪いカットであるといっている訳ではなく、『ハート&キューピット』イコール、ベストなメイクであるという訳ではないという事を言いたいのです。現実にグッドメイクレベルのダイヤモンドでもフェイスアップで矢が見えるもの、フェイスダウンでハートが見えるものもあります。

 日本は文字やマークで物を評価するところがあり、それが良いところでもあり、悪いところでもあることは言うまでもなく皆が解っている事なのですが、其々に自分の判断に自信が無いとそう言ったことに陥りやすい事はやむをを得ないという事なのでしょうか。

 ダイヤモンドのカットはその見栄えに影響を与えているのですが、ダイヤモンドの品質によっては必ずしもすべてのダイヤモンドに通常のカット評価が当てはまる訳ではないという事はダイヤモンドを長く生業にしている人には理解が出来ることです。

 既にのグレード基準が白いダイヤモンドを前提に行われている訳ですが現在の市場にはイエローを観だものやブラウンを観だものもありますのですべていおいてカットグレードが共通な訳ではありません。

 ダイヤモンドのカットはある意味難しいのですが現在のGIAにおいてのカット評価は『ファセットウェア』というモニタリングの統計においてほかのグレード評価も合わせて数字を使用しています。つまり、対称性や仕上げやバランスといったものの数字で評価できるものをここには表示していますがその数字が要因ではなく、総合評価に関しては人間の見た目の評価である『ファセットウェア』を採用している訳です。

 ダイヤモンドは以前にも書きましたがダイヤモンドの価格を決めるにはシンジケートの資料では14,000ヵ所のポイントのチェックがあると言われています。白いダイヤモンドだけを基準にしたカット評価というものは今後は考え直していかなければならないのかも知れません。

 但し、もっと単純にすべきなのです。
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2016年6月10日金曜日

ダイヤモンドの価格⁉

 春の大きな展示会シーズンが終わりになろうとしています。春に行われるスイスはバーゼルジュエリーフェアをはじめ、今月初めの米国ラスベガスのJCKショウ、そして今月下旬の香港のジュエリーショーとほぼ今期初めの大きな国際宝飾展が終わります。

 それぞれの宝飾展には30年以上にわたり出展をするなり訪問をしてきましたが、何時も感じることは世界のダイヤモンド情報とのズレです。

 ある時は品薄であったり、価格下落であったり、高騰であったりと情報は流れるのですが目の当たりにすることはその情報と違う現実です。今年初めにダイヤモンドの値下がりが一般経済紙等でも話題になり、色々な人々に尋ねられたものです。しかし、現実には物が足りないという現実もそこにはあります。

 この件について一部以前にも述べましたが、ダイヤモンドには色々な側面があり、工業用、光学用、宝飾用そして投じようと様々ですから、一概に言えないわけです。但し多くの場合はでどころが一緒になりますのでダイヤモンド一般として情報が流れる訳です。

 現在でも大粒ダイヤモンドやその変形物の需要はあるにもかかわらず、品不足と言われますが展示会等を訪れると決してそんなことはないという風に感じる訳です。つまり、大粒が絶対的に少ないのは事実ですが出展者の中でも力のあるダイヤモンド会社にはその在庫は健在という事になる訳です。

 つまり、ダイヤモンド業界にも格差社会が成立をしているという事になります。もう一つは変形物は形が良くなければ販売が難しくなりますから結果品不足となりますから、やはり価格を出しても良い物を集めることが出来る力があるところに集中をするのです。ここに格差という事になるのでしょう。しかしその事がダイヤモンドの価格の維持という事にも一役買っている事は否めません。

 また、おなじDカラーのIFで3EXでも価格差が20%以上あることもあります。展示会出展社数社を回ればすぐにその違いを気づくことが出来ます。それは以前い比べエクセレント表示の幅やDカラーの幅の広さにもあります。マスタ―Dカラー上の色も多く存在しますのでそれらのものはやはり高額になっていきます。

 今後の価格についてよく尋ねられることが多いのですが、この答えに関しても難しくサイズのどの部分かによるし、またそのどの品質かという事にもよります。現在、3cts以下のところは価格が弱含みと言われますが、全てかと言うと決してそんなことはありません。むしろ低品質の中の物でも状態によりむしろ高値になっているし、高品質のところはむしろ価格が弱含みです。これは需給とのバランスで希少性といった本来の要素とはちょっと違っています。

 5cts超えるものになると絶対量自体が減るのでその要素は決して相場としてなるものでもありません。全体的に言えることは決してマニュアルで価格が決まる要素ではないという事でダイヤモンド価格表などのチャート自体は過去の物になっているのかもしれません。今や実態取引表などがその代わりになっているのかもしれません。下記のサイトの表などのその例でしょう。

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2016年6月4日土曜日

トリーテッドダイヤモンド⁉

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 最近ブルーダイヤモンドの話題が多くあることを前回書きましたが、今回はトリーテッド(処理済)ブルーダイヤモンドの話です。私が最初に出会ったのは30年ほど前にテルアビブの取引所での事でした。最初に見たときは感動をしたものです。今までに見たこともないようなブルーダイヤモンドでした。

 2ctsのそのブルーダイヤモンドはペアシェイプでVSクラスであったと思います。その色はそれ以前に訪問をしたことのあるイタリアのカプリ島の青の洞窟で見られる『グランブルー』そのものでした。私はすぐに魅入られ購入を申し出たのですが、先方も簡単にOKを出しませんでした。

 実は当時のトリートブルーは手間暇が掛かり、更にはコスト高だったのです。その理由として当時はスイスでなくてはその作業ができなく、放射線の残量確認を取引所内にある研究所で確認の上許可を得なければ取引所には持ち込めなかったのです。更には実際の未処理のダイヤモンドよりも2~3割高だったのです。(現実にはその十数年前に京都大学で処理を成功していたようです)

 きれいなブルーを出すにはJカラー以上でなければいけないという事と、実際には狙った色を得る確証はなかったのです。処理としては放射線処理後に熱処理をするのですが、その温度により定着する色が変わります。最終的な色として一番高温なのはグリーンなのですが、綺麗なブルーに留めるのは簡単ではないという事でした。

 私はギャンブルという事は理解していましたが、5ctsのペアシェイプ、VSクラスを購入し、この処理を依頼することにしました。半年後、見事な色のダイヤモンドが手に入った時には天にも登る気持ちで社名を取って『マリル・ブルー』と名付けジュエリーの製作を始めました。その他にも数十個のダイヤモンドにこの処理を施し販売を始めたのですが、当初は市場の反応は厳しく『こんなまがい物を売るなんて髙木さんらしくない』とか色々の御批判を頂きました。

 しかし、ホワイトゴールドのジュエリーを販売始めたときにも当時は殆どがプラチナだったこともあり同じようなご批判を頂きました。その為にめげておりませんでしたからそのままトリートブルーの販売を続けておりましたところ、消費者からの反応が良くなると今度はインドで処理をされた劣悪なものが出回り始めました。

 インド産のものはブラウンの物をまとめて処理をするために出たとこ勝負ですから、濁ったり、グレーみたいなブルーが多くありました。さらには放射線残量の検査を行っていませんでしたが、それでもそれなりの価格で売り出されました。勿論『マリル・ブルー』は決して安くありませんので、それなりの区別を行っていました。

 しかし、時代は変わり今ではとリーテッドカラーもファンシーカラーと呼ばれるようになり、括弧してトリートの文字がGIAのレポートにも記載をされる時代になりました。勿論GIAも営利団体ですから業界の圧力に屈したのであろうとは思います。決して善意の第3者とは呼びたくはないですね。

 今では当初毛嫌いをしていた百貨店等でも取り扱いを始め最初の大騒ぎは何だったんだろうと思う事もあります。何時の時代でも初めは批判を受けるという日本独自の風評があり、それは一つの行事みたいなものなのだろうと最近では思っています。http://ameblo.jp/diamonrow

2016年6月3日金曜日

ブルーダイヤモンド!?

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 先日、14ctsのブルーダイヤモンドが史上最高額の63億円で落札をされたというニュースが流れたいました。オッペンハイマー家が所有をしていたものという事ですが、今回は落札者が公表されておりません。数か月前に香港の不動産王が愛娘にピンクとブルーのダイヤモンドを総額100億円で落札したのは記憶に新しいと思います。

 一般的に落札者を公表しないケースが多いのですが公表する場合には何かの意図がある場合が往々にしてあります。しかし、いずれにしてもブルーダイヤモンドの話題は尽きません。

 勿論世界最大にして、もっとも有名なブルーダイヤモンドはかの『ホープ・ダイアモンド』ですが、私自身にもブルーダイヤモンドに関わるエピソードがあります。それは社会に出て2~3年目の事でした。在籍をした会社は高額帯のダイヤモンドやジュエリーを多く所有していた会社でしたがそんな中の1ctのマーキースカットのブルーダイヤモンドの事です。

 当時スティールブルーと言われたダークブルーでグレーが少し混じったスティーラーな色と輝きはあまり好まれてはいませんでした。特に在籍をした会社には綺麗なブルーやピンクの大粒ダイヤモンドがそれなりに所有をされていましたのでその石は特にだれの目を引くものではありませんでした。

 しかし、私はこのダイヤモンドが気になってしょうがなく、当時の原価価格プラスで譲ってもらいました。その価格は約80万円だったと記憶しています。勿論変わり者扱いで上司からは
『そんなテカりの強いスティールみたいなダイヤモンドに興味を持つなんて、もっと良い物を沢山見なさい。』
なんて言われたものです。

 数年後米国で知人がどうしてもそのダイヤモンドが欲しいと言われ、懐も頼りなさげになっていたころだったので断腸の思いで譲りました。その時の価格が$5,000だったのですが当時の為替レートが$1が230円ほどだったので換算百二十万円ほどだったと記憶しています。

 1.5倍ほどで手放せたので良いかなとも思ったのですが、現在では同程度の価格はなんと8万ドルほどの値が付いています。勿論ひいき目もありますが、私の物の方がよかったように記憶しています。現在の為替レートで換算をしてみても1千万円弱という事になりますので残念な思いもあります。勿論通常のブルーダイヤモンドでスティーラーでなければその倍の2千万ほどになるでしょう。

 現在ではその売り渡した知人とは交流がありませんが、米国へ行くたびに思い出すことがあります。しかし、それは私にとって大きな人生を変える瞬間だったのかもしれません。ダイヤモンドは換金できるし、蓄財の材料にもなるという意事でした。

 私自身が日本の戻った要因も直輸入ダイヤモンドを日本に広げるというプロジェクトに参加をするためでした。それと同時にグレーディングレポートをもっと一般化しようというものでしたが、それも流通のコストを省き少しでもダイヤモンドを普及しようという思いからでした。

 しかし、時代が流れるとともにグレードが悪用されるようにあり、むしろ宝飾業界が怪しげな業界になる方向に流れ、未だにその支流で仕事をしている人間が多数いる事に嘆かわしさを感じています。むしろ余計な事をしたのかと・・・・・。

 ブルーダイヤモンドはその後に現れるトリートのダイヤモンドの取り扱いを始め、色々な問題を業界に投げかけるようになったきっかけでもあります。http://ameblo.jp/diamonrow