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2011年1月17日月曜日

バラ色の人生

 エディット・ピアフというシャンソン歌手がいました。
1940年代に活躍したフランスの恋多き女性としても有名で彼女の歌っていた
『バラ色の人生』という歌が、バラ色が『素晴らしい』の代名詞のように使われる
ようになった要因ではないかと思います。

 ピアフが男性に恋をして、その時が素晴らしい時である事を歌った曲であり
ます。前回のバラ繋がりという訳ではありませんが、はたしてその素晴らしい
瞬間がどのくらい続くのでしょうか?人生全部がバラ色な訳はないですから。
 
 バラは普通であれば美しく咲いているのは年間にして3週間くらいの命です。
365日のうち21日だけは素晴らしいという訳ですが、バラ色の人生とは短い物で
恋にしても、良い時間にしてもそれほど長くは続きません。だからこそその瞬間
が大事なのです。

 脳科学的に言うと痛みや、苦悩の記憶は消えやすいいそうで幸せや成功体験は
むしろ鮮明に、なおかつ誇張されて記憶に残るそうです。つまり良い記憶が残り、
その結果人間は生きて生きていけるのだそうです。

 良い事はそんなに長くは続かないし、悪い事もそんなに長くは続かないということが
前提で人生を送ることが出来れば、決して人生は悲観するものではないと思います。

 良い事を継続するには努力が必要でその力が本物であれば、人生を楽しく送る
事が出来、たまたまの良い事はそんなに継続もしなければ見せかけの『バラ色』
にしかならないという事でしょう。

 もし何かに悲観している人がいるのであれば言ってあげてください『良い事が
そんなになくても当り前』であり、良い事ばかりが起きたとしても人生の中では
ごく瞬間であることを・・・。

 『バラ色の人生』ではなく『バラ色のある人生』は皆にあり、時期は多少違いが
あるかもしれないけれど努力をすればその時間を延ばすことはできると思っている
のは楽天家の私だからでしょうか?

 『ダイアモンドのような人生』を送る事は難しく、年中永劫光り輝く事は誰にも
出来ません、だからこそダイアモンドに託す想いは人類のとって大事な情緒で
あると勝手に思っています。

 今、エディット・ピアフのミュージカルが上演されているそうです。
 

2011年1月16日日曜日

ダイアモンドこぼれ話その4

 先月、有名人名はダイアモンドがお好きということでマリリンモンローの事を
書きましたが、今で言うセレブといわれる人々にとってはダイアモンドは特別
な物で多くのハリウッド女優はアカデミーショーの折には必ずといっていいほど
ダイアモンドを身に着けます。あれらのジュエリーは決してスワロフスキー等
のようなアクセサリーではなく本物でありますが、必ずしも彼女たちの持ち物で
はないようです。

 ハリウッド女優の中でも特にエリザベス・テイラーは特にダイアモンド好き
ということで知られ、彼女にまつわるダイアモンドの話はいくつもあるが、
特に有名なのはリチャード・バートンから贈られたダイアモンドでしょう。

 そのダイアモンドはテイラー・バートンと名付けられています。


テイラー・バートン
 5番目の夫であるリチャード・バートンがエリザベス・テイラーに贈った
69・42ctsのペアシェイプでフローレス(無疵)のダイヤモンドは
当時所有していたカルティエからリチャード・バートンが買い求めたもので、その際に「テイラー・バートン」と名づけられました。

 これは後に、テイラー自身がチャリティー資金作りのために日本のある大使館主催のオークションでも売り出されましたが、当時の相場からはあまりにも高額だった為に落札される事はありませんでした。

 このダイヤモンドは落札されサウジアラビアにあると噂されたが、実はイスラエルのダイヤモンド取引所内で日本人の宗教家が買い求めたという話も伝わっていますが、私とは近い存在の買付事務所での話ですのでまんざらの話でもありません。その宗教家は買い求めた
数年後に亡くなられています。

 現在はどのような状況にあるのかはわかりませんがまだ日本の
何処かにあるという可能性もあるのです。
 そのほかにも彼女がボーイフレンドや映画会社から贈られたダイヤモンド
は数知れず、映画の出演料には必ずダイヤモンドがついていたといわれてい
ます。まるでボーイフレンドの条件が、彼女に合ったダイヤモンドが贈る事
ができるかどうかのようであろます。
ジブラルタルの岩

 リチャード・バートンは、ほかにも《ジブラルタルの岩》と呼ばれた
100ctsを超えるダイヤモンドも彼女に贈りました。
これは指輪としてはあまりにも大きく、ジブラルタル海峡にある
巨岩に例えられました。

 その他たくさんの女優がダイヤモンドを身に付けて話題を振りまきました。

「ローマの休日」以外では目立ったダイヤモンドを身に付ける事はなかった
いうオードリー・ヘップバーンは、彼女は自らが庶民であること、「内面を磨
くことを忘れない」という思いで、ダイヤモンドを特別なものと位置付ていた
ようです。
「マイフェアレディー」にはヒギンズ教授とともに社交界デビューするシーン
がありますが、その象徴がダイヤモンドの指輪でした。

 つまり、庶民から淑女として変身するキーポイントがダイヤモンドでした。銀幕の内でも外でも、彼女にとってのダイヤモンドはやはり特別なものであったのでしょう。
 日常の中では庶民であることを心がけたオードリーらしいストーリーといえます。

 多くの映画の中でダイヤモンドがストーリーを支えてきたのは間違いありません。それだけ、西洋の人々にとってダイヤモンドは特別に価値をもつものなでしょう。

2011年1月15日土曜日

北海道の証明

 北海道の出張を終え、寒さばかりが身体に残った感じがします。

 久しぶりの大雪で、本来であればサッポロ雪まつりの雪がいつも
少ないと大騒ぎをしている時期です。今年は十分な雪が降り、むしろ
大迷惑な様相を呈しておりました。
 
 最近はあまり行かなくなった北海道でしたが、やはり海鮮物はおいしく
特に姫ダラ(普通のタラよりは小さく味が濃い)は北海道でなくては食べ
られない物で、たまりませんでした。
 
 同行したスタッフも大喜び、海鮮以外にも特にビールは東京の物とは違い軽く
感じる為か普段は飲まない人間ですがのど越しを楽しみ堪能しておりました。
多分、冬の北海道は乾燥しているからでしょう。

 今回は展示会の出展とイベントとしてフレグランスデザイナーの山下文江先生
も同行をお願いしました。


 オリジナルのコロンをそれぞれのお客様にお造りするといった内容が受け
たせいか大盛況で、3日間で1500人を超える来場者の中の300名を超える
お客様がオリジナルのコロンをご希望されました。

 さすがの山下先生もこの人数をこなした事はなく、相当まいっておりましたが
北海道の美味に舌鼓を打ちながら疲れをとっておりました。

 正直なところこんなにも香りに興味を持っている人が多いとはビックリしました
が、男性も多く見られ、自分の香りを持つ贅沢さには皆が憧れているのか
大変満足をされて帰られておりました。

 皆と同じものではない自分のオリジナルを持つ事は、喜びとともに大事な事で
自分の個性や主張を表現する、大げさにいえばお互いの感性を理解しあう
手助けになることだと思います。

 最近では皆が同じブランドの同じ製品を持つことが流行し、右え習えの状況
はちょっと首をかしげる事が多くありました。しかし、まだまだ本当は自分の
オリジナルが持ちたいという本能は顕在なのだと少し安心をしました。

 今回はフレグランスのイベントともに山下先生のプロディースした『ダマスク
ローズ』の製品(基礎化粧品をはじめ飲料用等)を参考出品し、その威力には
ビックリさせられました。3日間で100点を超える点数が僅か50センチ四方
のスペースで販売され、会場中でその効用が評判になり、品切れが続出で
した。

 一つの要因にはその場での即効性と山下先生の説明も多く影響したので
あろうと思いますが、大半はお求めになったお客様が新たに来場したお客様
にお勧めいただいたという状況が3日間続いたということでしょう。

 『ダマスクローズ』の歴史は古く、2000年近くも薬用と認められ現在に伝え
られ、特にブルガリア産の物は大変品質も良くその香りは世界のブランドの
香料として使用されているそうです。しかし本来は香料というよりも皮膚の疾患や
消炎、消臭作用が強く、最近の検査では抗酸化作用が特に強いということで
重宝されておりますが、絶対量が少なく、なかなか手に入りに難いそうです。

 インターネット販売においても含有量の多い物は実際には在庫がないというということで、宣伝用に『ダマスクローズ』の名前を使用しているそうです。いずれにしても本物は希少性が高く、手に入りにくいが永い間重宝されるということは何においても同じなのでしょう。

因みにご連絡を頂ければ手配をすることはできますので是非ご連絡をください。

 北海道の寒さが、霜焼けやあかぎれといった皮膚疾患を起こし、その状況が
『ダマスクローズ』製品の善さを認識していただいた。私自身も改めて本物を
実感した次第であります。

2011年1月8日土曜日

変わらない物

 明日から雪の北海道に行きます。

 寒波が来るということで用意万端で出かけようと気持ちは何となく
落ち着きません。
 
 そんな時に来客
『新年のあいさつに伺いました。』

『それはわざわざ、すみません』

『今年はどうなるのでしょうね?』
と、にこやかな笑顔を向ける紳士には悲壮感がない。

『あまり悲壮感は感じられませんね』
と私が言うと間髪いれずに

『当社は100年以上同じ業種でやってますから、多少の上下はありますが、
 あまり変わらないですね』
・・・・と少しあきれ顔。

『でも、世間が不景気の時にありがたい事ではありますが・・。』

『まったく、何も変化なく来たわけではないでしょうけどね』
と私が話を向けると

『そうなんですよね。扱い品目は変わりませんがその都度時代に
 合った形にはしてきましたからね』
と少し自慢げな紳士

 変わらないでいる事は努力と工夫が必要で時代に合っていなくては
ならない。それで何百年も続けるということは大変な事だと思います。

 日本では『のれん』といわれる老舗は100年以上がざらです。

 京都では100年では『まだまだ幼稚園です』と私の友人でやはり京都の
老舗の主人は肩身が狭いという事を体で表現しながら話してくれた事があります。

 彼の商売も140年以上続いた焼き物の窯元で海外相手に輸出をメインに行い
成田空港や関西空港にもお店を出している。

 いずれにしても本物でなくては百年も続かないと思いますが、その時代にあった
過度ではない変化も同時になければ何百年も続かないと思います。

 基本が変化をしない事が本物の条件であるとしたら、現代もてはやされている
業態がどれくらい残るのでしょうか?

 一兆円の売上を誇った大手スーパーですら今は昔、2、30年前にブランドともてはやされた
ヨーロッパのデザイナーズブランドさえ今は見ない。はたして何百年と老舗ブランドとして
残ってきた今のスーパーブランドもマスマーケットに展開をして何社残るでしょうか。

折角本物を商ってきたのに・・・。

 継続は力なりといいますが、実際は力がないと、価値がないと継続する事は難しい
のでしょう。市場に身を委ね過ぎると本来の価値を見失います。
 
 しかし、それを継続させるにはやはり時代を超える価値を持たなければ時代に埋没
してしまい、時を超えていつの時代にも変化せず存在価値を示していく事は生半可な
ことではないでしょう。つまり、変わらず残れる物がそんなに多くはなく、残った物が本物で
価値があるのでしょう。

 文頭の紳士は段ボールを商っています。段ボールの品質に自信があることから
段ボールの家具やインテリアを商っています。100年以上段ボールを商うって
すごいですよね。

変わらない物・・・・。

 因みにダイアモンドはその最たるものなんですよね。

失礼しました(^^)〉

 

2011年1月6日木曜日

プレミアローズ

 25年ほど前に私自身が最初に出会った衝撃があった。

 ロサンゼルスのダウンタウンにあった『インターナショナルジュエリーマーケット』
という宝飾業の西海岸で一番大きなビジネスビルでの事でした。
 
 ビルの7Fに事務所があり、その1Fにはそのビジネスマンたちがランチをとる
カフェテリアがありました。
 
 ある日のランチをとっていると友人のMrジャック・モウが
『ハーイ、カズ。ランチ終わったらうちの事務所に来ないか?』

『どうしたの?』

『見せたい物があるんだよ』

『OK.じゃあ後で』

彼のオフィスはそのビルの21階にありフロアの大部分を使用しており、
西海岸では一番大きなサイトホルダーでした。
(サイトホルダー・・・ダイアモンドシンジケートより原石の支給を受ける資格者)

21Fに上がってセキュリティーを通り、いくつかのドアを過ぎると彼のオフィスがあり、
その机の上には不似合いな小さな布が広げてありました。

『何を見せてくれるのかな?』

『これだよ。』

彼は机の上に広げられた布の上にごろんとガラスのようなものを置いた。

『何これ?キュウビックジルコニア?』
(キュウビックジルコニア・・・ダイアモンドの模造品として作られた人造石)

その梨型をした小さなこぶし大の透明な物体は煌めきを放っていた。

『本物だよ。』
彼は自慢げに笑っていました。

それは私が初めて見た100カラットを超えるダイアモンドでした。

137.02カラット
Dカラー
フローレス(無瑕)
ペアーシェープ(梨型)



彼のところで研磨した物では最大の大きさという事でちょっと自慢をしたかった様子でした。

当時、彼のところは西海岸最大のサイトホルダーであり、日本にも多くダイアモンドを輸出をしておりましたが現在はビバリーヒルズで
宝石商を営んであります。

現在はアラブのどこかにあるらしいのですが・・・。

今でも時々思い出すダイアモンドの一つです。

 

2011年1月4日火曜日

地球とダイアモンド

 前回、地球の公転の事に少し触れました。
地球ができて約45億年と言われていますが、ダイアモンドが地球に出来て
どれくらいだと思いますか?

 ダイアモンドが地球で一番活発に形成されたのは約33億年前頃だといわれていますが
最近の物では1億200年前のころの物も発見されています。勿論、地球誕生の頃の物も
発見されておりますのでダイアモンドは地球の誕生とともにあったっといえるでしょう。
つまり、ダイアモンドも太陽の周りを公転し始めたのは地球誕生と同時だといえます。
しかし、さらに地球誕生のその15億年前に形成されたダイアモンドが発見されております。

 ダイアモンドには地球で形成された物と隕石により宇宙より運ばれた物があります。
つまり、地球には二つの種類のダイアモンドがあるわけです。
 
 人類と呼べる動物が出現してからでも200万年ほどしかたっておりません。ましてや
人類がダイアモンドと出会ってからでも3000年と経っていません。しかし、ダイアモンドは
地球創世期以前の壮大なストーリーを我々人類に運んでくれています。

 あなたの今手元にあるダイアモンドは遠い宇宙から運ばれた物かもしれませんし、
これから手に入れるダイアモンドは私たちの地球の誕生と同時に生まれた物かもしれません。

年の始まりにあたり、全ての始まりに関わったダイアモンドを一度ゆっくり眺めてみませんか?
そして、宇宙に思いをはせてみませんか?

遠い宇宙へ誘ってくれるやもしれません。

2011年1月2日日曜日

初日の出

 明けましておめでとうございます。

 恒例の元旦の初日の出を拝みに三浦半島まで行ってきました。

 よく、初日の出を
『所詮ふだんの日の出の延長だよ』
という方がいますが、私にはそうは思えないので毎年拝みに行っています。

 日本の歴史や文化には日の出は切り離すことができない事で、例えば日本には全国各地に日の出町」とか日の出桟橋とか日の出がつく場所や町名が多くあります。これは世界でもまれな事だそうです。

 また、天照大御神をはじめ、太陽を中心と神話が沢山あります。『日出る国』として昔から他国にも認識をされてきました。日本は『太陽神』の国である事を改めて感じます。

 初日の出の際に毎回思うことは犬や猫も飼い主とだったり一人(?)
で海岸に出て、太陽が上がる瞬間は日の出の方角を人々とみている
ということです。つまり、人間だけではなく動物にとっても日の出は特別
の事のような気がします。

 特に初日の出は地球が太陽を一周し、また新たな一周を始める時ですから
人間や動物の営みに関連している公転の始まりですから、特別な事と
感じています。

 人間の進化や生活の周期は全て、この周期を基本としている訳ですから
このペースに準ずる事が自然なことだと感じます。

 最近の日本人は急ぎすぎているような気がします。なぜなら、子供たちも
実際の経験ではなく、バーチャルな世界の経験だけで成長し、覚えておいた方が
良い事、例えば礼儀や日本語、生き方等がおざなりにされているような気がします。

 日本の進化はIT界のガラパゴス化と同様に何かおかしい進化をしています。
勿論、日本だけではないでしょう。
 他の国でも、アフリカのようなところ(へき地という意味です)で携帯電話を
見かけると異様な気がします。悪いわけではありませんが『かけるとこあるのかなぁ?』と思ったり、
とにかく、よくアジアの発展途上国で見る子供がたばこを吸っているような
異様な光景、違和感のある状況、バランスの悪さを感じます。

 日本においての今の発展は同じようにアウトルックをした場合、同じように異様に
感じるような気がします。

 自然に沿った、地球の公転に沿ったようなそれぞれの国の進化とペースが変化の中に
自然に入っていればもっと違和感がないのかなぁ・・・。と感じます。

 とにかくどんなに頑張っていても地球の公転や自転の速度が変わるわけではありま
せん。

 『新たな地球の公転』が始まります。これからの一周が皆さんにとって良好な一周に
なりますように心からお祈りをしております。

今年の初日の出は久しぶりに完璧でした。