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2020年7月29日水曜日

現物急上昇⁉

 金やプラチナ、更にパラジウム等の現物の価格が上昇を続けています。これらの地金を扱っている人々にとっては頭の痛い状況でしょう。

 今後の現物相場はどうなるのでしょうか?

 現状の場面が現れ始めたのは今年に入って顕著になってきたという事ですが実際にはフィンテックを始め金融市場の異常な状況が現われ始めた頃からでしょう。

 つまり、今のコロナ禍で浮き彫りにされてきましたが金融相場のAIによる操作が大きくかかわっている現象がコロナ以前でも見られました。それは利益の確定売りと上昇待ちです。

 数十ドル上昇すると次の日は数十ドル下がるという現象がここ数年続いています。勿論経済指数や状況が全く関係がないという訳ではありませんが実体経済とは程遠くなってきたことは確かです。

 ただここにきて多くの産業に疑問符がつく状況で利益確定がしやすく、更に安全資産ともいえる現物市場にお金が集まっているという事でしょう。本来であれば今の状況でプラチナが上がる要素は殆どありません。勿論パラジュウムに関しても現在は歯科用合金、貴金属、車のエンジンの媒体とそれほど現状が顕著に活躍をしている状況にないことを考えるとやはりここまでの高額になるような要素はありません。

 簡単に言うと需要がなくても価格が上がるという事はやはり実体経済というよりも投機筋買いですからいつかの時点を期に暴落も考えられます。それはコロナ後なのか、その途中の希望の持てるIT産業もしくは医療関係株のなのかはわかりませんがここ半年から一年の間に起きるでしょう。

 現物と言えばダイアモンドですが、ここもやはり投資用の5ctアップの物が値動きを始めています。しかし、実際には他の現物と違い現物がそんなにありませんから価格は動き始めても物がありません。それがダイアモンドの強さであり、弱さでもあります。

 つまり、先見の明があり、資産があり、更に運の良い人にダイアモンドは回っていきます。この辺は価格交渉をしながら買おうという人々には向きませんし、その人々に回ってくる事はありません。

 現状の宝飾市場は腰の弱い販売者たちが創り上げた虚構の市場であり、実際には大粒のダイアモンドに対しては持っている人々の方が有利であり、利益であるわけですから容易に手に入るものではありません。

 現状の現物市場もやはり資産のある人の踊り場状態でもあり、素人が安易に手を出すような状況ではありません。しばらくは高止まりをするでしょうけれど今度急上昇をした時には注視をする必要があるでしょう。https://ameblo.jp/diamonrow
 

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