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2019年1月22日火曜日

国際宝飾展⁉

 明日からIJT(国際宝飾展東京)が開催されますが今年は当社も出展をいたします。

 現在の宝飾展に関していえばどちらかと言えば否定的な私自身ですが、その理由として本来の原点は業界の振興と」発展という事でしたが、どちらかと言えば現在の宝飾展は安売り販売会状態で、以前は認めていなかった一般客や海外からの観光客の誘致がメインであり、海外出展社も殆どないという状況であり、それが現実です。

 しかし、現代はBtoBからBtoCへの移行段階であり、これは否定の出来ない事実といえるでしょう。また、これ宝飾業界のみならず、他業種も同様の変化をしているといってよいです。

 路面店からショッピングモールへ。そして、それはネットショッピングへと移行をし、これ自体は時代の流れであります。路面店がシャッター通りになり、郊外ショッピングモールがゴーストタウン化し、更にはネットショッピングの進化につけて町へ人が出なくなり、町のイベントムードはクリスマスや正月気分をそいでしまうようになりました。

 ウインドーショッピングや衝動買いもなく、付加価値といったものの位置づけも低くなり、価格はさらに落ち、デフレスパイラルはまだまだ続くのでしょう。それは流通にいるものとして業界というよりもビジネスとしてBtoC という形態を無視はできなくなってきているという事です。

 その他色々と事情はあるにしても今回出展を決めた一因としてこの形態への対処という事もあります。資源のない国として流通を破壊する行為はあまり良いとは言えませんが、時代の変化として受け止めなければいけないでしょう。ただし、同時に流通の下流である小売店さんや百貨店さんの売り場を守るという事も忘れてはならないです。

 家電業界では品番を変えたり、性能を変えたりしながら小売店さんと通販再度を色分けしているようですが、あくまでも供給側の理屈でしかありません。

 宝飾業界の場合はこの差を出すことは難しく、昨今話題の人造ダイアモンドを取り扱うのかどうかという事が一つの境目になるかもしれません。

 今回の宝飾展では話題の人造ダイアモンドの出展もあるそうですが、これはこれで大きなトライだと思っていますが主催者側の無軌道さも露呈しているような気もします。決して業界の発展に寄与するような内容ではないと思っています。

 それらを含めて今回の出展の運びとなったのですが新たな試みになることを期待しています。
https://ameblo.jp/diamonrow

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