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2019年1月8日火曜日

本物と偽物の線⁉

 天然と自然と分けると難しい部分はありますが、あえて分けると人為的ではなく自ずから存在をしているものが自然であり、その自然の状況を天然といえるのでしょう。

 ダイアモンドに置き換えると人造なのかそうではないのかと分けると、人造に対して天然とは言いにくい部分があります。何故なら現状の皆が認識をしているダイアモンドはすでにカットが施されており、見た目においてはどちらも人の手が加わっているいますのですから。

 それではカットをしない状況では素材として自然か人工かという事になる訳ですが、カットをして手が加わった場合にはどちらもダイアモンドには違いがないので後は『本物か偽物か』という表現にすることが適当ではないのかと考えます。つまり、過去の合成ダイアモンドとか人造ダイアモンドといわれたものは他の物質でしかありませんでしたが、現在のものはどちらもダイアモンドです。

 素材の生成過程以外に違いがないのであればその表現方法は研究所生成ダイアモンドと呼ぼうが養殖ダイアモンドと呼ぼうがフェイクでしかありません。すべてのものは完成したそのものを見ていきなり名前が付くわけではなく、その過程もあるわけです。

 もし本物のダイアモンドが無くいきなり人造ダイアモンドが生成されたとしてダイアモンドと呼ばれるかどうかというと必ずしもそうではなく硬質グラファイトなり透明グラファイトなりの名前が付いたかもしれません。

 天然のダイアモンドはその由来があり名付けられています。他の自然の物の多くはその由来があってのネーミングになっていると思います。日本では有名な『カニカマ』なるものが有りますが、これは元々本物の蟹に似せたものであることは誰も知っています。しかし、先に蟹があったためのネーミングです。

 もし、素材そのものでの話でするなら『天然か人造』という事になるのでしょうがいずれにしても理屈を言えば人の手が既に入ってダイアモンドという以上『本物か偽物』を頭に付けるか、『カニカマ』ではないけれどダイアモンドユライとかグラファイトからダイアファイトとか他の名前を付け明らかな違いをつけるべきではないでしょうか。

 これらは私見ですから皆さんがどう考えるかですがむしろ表現をきちっとすることで今までまやかしていたような部分も、よりやり易くなるのではないでしょうか。

 一つの例としてどちらのダイアモンドと表現するにしても『こちらのダイアモンドは換金性がありますが、こちらの方はありません。』のようなはっきりとした線を引いてあげることにより購入者の意志もはっきりとしやすいのではないでしょうか。

 ある意味では好機が来ているのかもしれません。
https://ameblo.jp/diamonrow

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