ページビューの合計

2018年7月30日月曜日

死刑執行⁉

 このブログのテーマとはあまり似つかわしくないし私自身も、あまり触れたくわないテーマなのですが、最近オウム関連の死刑執行があり、TV等でも触れられる機会も多く、死刑反対の人権弁護士団体のコメントも多く見られます。

 私自身が首をかしげたくなるようなコメントが、某人権保護弁護士によりありました。
『本当にこの国はおかしい、犯罪を犯した人間にだって人権はある。彼らから罪を償い機会を取り上げていくことが良いのでしょうか?』
また、
『簡単死刑にすることではことでは物事の根本的解決にはならない、真実を究明するべきである。』
等々のコメントであります。

 これらのコメントを聞いているといかにも人権を前提にしているように聞こえますが、実際にはどうなのだろうかと考えます。つまり、死刑囚というのは長い年月をかけ裁判と究明を行い、更に結果として出た結論だと思います。

 罪を償う方法として『死刑』という断罪を受けたわけですから彼らの罪を償い方法は死を持って償う事という事で他の選択はないのです(現法律下では)。その前提としては人権弁護士が大事にしている、他人の人権を抹消したという最も重い罪を犯したのでよほどの事情がない限り同じレベルかそれ以上の罰が与えられるという事だと思います。

 更には通常十数年かけての死刑の宣告ですから、決して真実を究明出来てはいないという事ではないのです。。

 人間というものは完成をした生き物ではないし、完成することもない生き物ですからどこかでケジメをつけるという事が唯一の完結方法だと思っています。人間の生き方に白も黒もありません、その間のとてつもなく広い灰色の幅の中で人間社会というものは営まわれています。

 正義を振りかざすことは簡単です。しかし、人間社会は完全ではありません、それ故に何かのけじめが必要なのであと思います。もし、死刑をなくしてそれに代わる重労働を一生行わせることも一つの方法でしょうが、これもやはり人権団体と名乗る人々がやはり反対をするのでしょう。何を背負わせるべきかは決めなければいけません。それが死刑という事が一番多くの人が納得がいくのであればそれはそういう事なのです。日本では60%以上の人が死刑に肯定的です。

 死刑囚の納骨が行われている墓地には毎年お盆は執行に関わった人々がお参りし、手を合わせています。しかし、人権弁護士のその姿は見ることがありません。執行にかかわった人々はどれくらい苦しみ悩んだことでしょう。しかし、人権弁護士はどれくらいその件で悩み苦しんでいるのでしょうか?

 もうすぐお盆です。

2018年7月26日木曜日

日本スタイル⁉

 間もなく平成が終わり新しい元号になろうとしていますが、巷では元号という制度が残っていることに対して日本だけのものであり、世界基準の西暦にすべきといった論議が起きているということということです。

 首をかしげますね。常々思っていることでもあり以前にも書いたことがあるのですが世界基準って何?という事をいつも思います。同じ言語を話し、同じ文化を共有しているのならわかりますが、何から何まで世界基準にするという事に疑問を本当に感じないのだろうか?

 グローバル化については何度か書いていますが、すべてを同じくするという事ではなくそれぞれのローカリゼーションというものが有り、それらが融合することによりパッチワークのように良い具合のグローバル化というものが有ると思っています。

 例えば男女の議員数格差においても社会での女性の進出問題にしても他の国と比べて比率が少ないという問題がよく取りざたされていますが、日本の女性の殆どが本当に社会進出や男性並みに働きたいと思っているのでしょうか? もちろん男女平等は前提ですが・・・。

 周りには、できれば家庭に入り子育てや家事に専念が出来ればそれに越したことがないという声を多く聞きます。私自身は過去のスタッフや取引先の方においても圧倒的に女性が多かったので女性の社会進出は望ましいというより男女区別で仕事をするという感覚がないので男女関わらず仕事をしたいという人がすればよいというように思っています。

 日本と他の国を比べることもないし、本来はその必要もないと思っています。先日も池上さんの番組で『ここが変だよ、ニッポン‼』という番組がありましたが、実はこんな番組があること自体が変なんです。他の国と比べて自国を変だと思うこと自体がどうなのだろうと思います。

 各イスラム国やユダヤ国家であるイスラエルなどを見るといまだに西洋カレンダーとは関係なく金曜日から土曜日にかけ『安息日』として休み、日曜日から仕事が始まります。正直不便ですし、宗教文化だとは言え断食という健康に必ずしも良くはない慣習もあります。ただし、これらもそれぞれの文化のです。それ故に観光にしても見聞にしても意味があるわけです。

 勿論、コンセントのプラグや電圧等は同基準にしてもらったほうが良いと思いますが、文化に関しては同じくなることが決して良いとは思わないし、それぞれのオリジナリティーは大事にするに越したことはないと考えています。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2018年7月24日火曜日

カジノ法案⁉

 今国会も終わり、カジノ法案や国会議員定数増法案等々わけの解らない国会だったようです。根本として相変わらず、モリ、カケ問題のようなスキャンダルじみた問題もうやむやであり、これはそんな軽軽な問題ではなく国民生活において根幹を成す行政が歪められたという、国会が一番問題にしなければならない問題でもあります。

 しかし、国会議員の定数増などという国民にとって勝手にやってろという問題はあっという間に通り、RI法案もなぜかカジノ法案として決定したが中身はこれからという訳の解らないまま採決という結末でした。

 まずはRI(総合型リゾート)法案というネーミングも軽いと言うか、本来の説明をしている内容を明確には示していないと思っています。これらの法案を提案する際に色々な前例を上げていましたが、ラスベガスやシンガポールなどの例ではむしろカジノというよりコンベンションやエンターテイメントの売り上げの方が大きく、リゾートをメインに掲げるような内容ではないと思います。

 私自身も30年以上ラスベガスに通い(ビジネスです)、殆どのカジノを見て回り、一番感じることは仕事以外でのオフタイムを過ごすリゾートであり、決してメインがカジノであったり、エンターテイメントではありません。勿論庶民がリゾートとしてくる人々もいますが、その人たちが落とすお金は知れています。

 現在ラスベガスは年間500万人以上のコンベンションや国際見本市的な仕事で訪れる人がいますが、これらがメインであって、これは情報の集中であったり、発信であってりというその自治体にとっても決して組み方によってはマイナスなことではありません。

 私自身カジノ法案そのものに反対ではない理由に、これらの付帯施設としては非常に向いているからです。よくギャンブル依存症の話が出ますが、日本はすでにラスベガスをはるかに超えるギャンブル大国です。公営ギャンブルを始めパチンコ、麻雀と上げたらきりがありません。

 競馬、競輪、競艇等々上げたらきりがないほどあるのに今更カジノ法案が必要だと考える方が首をかしげてしまいます。逆に今までこれらのギャンブル依存症に対して何の手も打ってこなかった国会が何をいまさらという気がします。

 入場制限だとか入場金制度だとかギャンブル依存症対策として出ていますが、それなのにカジノ内で金貸し上限なしという施設が出来るというのだから、『何の茶番なの?』と聞いてみたいくらいです。いずれにしても今の国会議員のレベルでは扱える問題ではないことが露呈しています。

 更には外資の参入問題もクリアが出来てはいません。本当にどこまででたらめな国会なのだろうとか感じる今国会の閉幕でした。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

 

2018年7月23日月曜日

日本の祭り⁉

 今年の夏は特に暑く、合言葉のように『連日暑いですね。』という言葉が挨拶となっているようです。私自身この二週間ほど東京を留守にしていたという事もあり、それほどの感覚はありません。

 夏と言えば祭りですが、日本中の有名どころの祭りが赤字運営を理由に中止を考えている所が多いというのが耳に入ってきます。

 本来神事として行われてきた『祭り』ですから地元のボランティアや協賛により成り立ってきたもので、そもそもが黒字になる物ではありません。

 多くの場合、自治体の色気により商業化と増収を目指し、本末転倒したところに大きな要因があるのだろうと思っています。つまり、祭り本体自体の黒字化そのものは元々前提としてはいけないのだろうと思います。

 祭り自体はあくまでも神事であり、地元のものであるわけですが、それを見に来る観光客は周りにお金を落とすわけです。自治体がさらにそこに金儲けを考えることによる落とし穴で、本来多少の赤字であれば地元の受益者たちが補えば良い事であり、臨時観客席を増設したり、タレント呼んでみたりとか本来とは関係のない事での出費が多いのであろうと思います。

 勿論、大勢の人が集まるのですから警備も必要であり、その規模によっては多大なる経費が出るでしょう。しかし、原点の戻れば『赤字になるからやめよう‼』というものではないはずです。どの様に祭りを運営すれば良いかだけを考え、後は来る観光客が自身の責任で振舞えば良いわけで、もし、混乱が嫌であれば来なければよいだけの話であるわけです。

 また参加者の方もただ踊り、騒ぎたいだけの人も多く、本当に神事として厳粛とは言えないまでも意味をふまえて参加をしているのかも疑問です。

 双方が原点を考え、枝論に終始すると本来の風物詩がどんどんなくなっていくような気もします。

 ビジネスにおいても本来の意味や姿を見失っているために苦悩をしているところが多くあります。この『祭り論争』は正にビジネスモデルの根幹なのです。

 なぜに発生し、それが派生をしてきたたのかを考えれば、ビジネスのワーキングケースとして非常に解りやすいのではないかと思います。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2018年7月19日木曜日

日本の力!?

  最近海外にいて思うことは日本の影響力の低下です。もちろん観光客相手の海外でのプロモーションは多く行われていますが、日本発のCM等以外では日本の話題を見ることがありません。

 以前であればTVで行われる天気予報には必ずTOKYOやOOSAKAが入っていたものですが、最近ではほとんど触れられる機会があるません。北京、ソウルがあってもです。

 つまり、日本が海外に対して政府主体でアピールしていることは事実ですが政府が集めているアンケートほどは海外での日本の重要さは所詮観光でしかないのです。

 現在滞在しているイスラエルにおいても以前であれば日本の車が所狭しと走っていましたが現在では韓国製やチェコ製の車が多くを占めている印象があります。ここ数年のイスラエルの発展は目覚ましく、本来であれば親日国の筆頭に来るようなこの国の発展には大きな影響がなければいけなかったはずですが、日本の影響はほとんど感じられません。



 安倍首相が何度か足を運んで日本でアピールしている中東政策はほとんどこの国で報道されることもなく何の結果も残してはいません。

 つまり、海外での影響力というものはやはり経済力であり、経済の戦略が大きな影響力があり、日本の外交力の脆弱さを補っていた経済の力がなくなった現在ではほとんど日本に触れられることがなくなったような気がします。

 アメリカ、ヨーロッパに関してはその辺がもっと顕著であり、本当に経済力世界3位の国の存在力なのであろうかさえ感じます。中国に第2位の地位を奪われてからはドンドンはなされていく一方で日本の存在そのものが忘れられて行っているような印象が強いのは私だけでしょうか?

 ヨーロッパの国々では観光のメインは中国観光客ですから観光地の音声ガイドの「日本語」のボタンを押すとほとんどが中国語や他の国の言葉になっています。日本はは忘れられていく国という印象がとても強くあります。

 それは日本の若者が海外に出ていきたがらないということもあるのでしょうが日本の政策がもっと海外へ向かなければならないという意識の低さがあるような気がします。https://ameblo.jp/diamonrow



 

2018年7月16日月曜日

買い付け初日を終えて⁉

 2か月ぶりの買い付けですが市場のを変化を感じました。それは原石の価格の底硬さです。本来のコマーシャルカラーの原石価格は常に強いのですがここにきてローカラーのところも強く泣ているように感じました。

 それは特に大粒の需要が増えたことによるのだと思いますが、特にローカラーのものまでに本来のグレードによる価格構成の波が及びだしたように感じます。

 以前はローカラーのものであればVVSだろうがVSであろうが、時としてSIクラスであってもさほどの価格の違いはありませんでしたが最近ではその辺の価格構成までがコマーシャルなものとさほど変わらなくなってきました。

 あとラウンドのものとファンシーシェイプには明らかな価格差がありましたが現状では大きな差が感じられなくなってきたように思います。

 これらの現象は原石価格と研磨後の価格差があまりなくなったことと明らかにマニュファクチアの力の差が出てきて余裕のある所は価格を崩さないし、また力のないところは売りたくても損してまでは売れないという現象が起きているからでしょう。

 結果として価格を押し上げる状況になっているのですが、特にファンシーシェイプに関してはその現象が顕著であると感じます。

 ラウンドに関しては以前にも述べましたが、とくにD,IFの大粒のところに価格の下落現象が起きていますが、まもなくその動きにも収まる気配がしています。

 今後に関しては価格の強含みが続くと考えますが、市場にそれがついていかなければまた停滞期に入るのでしょうが、小粒の価格の構成は以前ほど統制のとれたものにはならなくなってくると同時にそれぞれの販売方法の工夫がなければ小粒のところにはダイアモンドのブランド力は反映しなくなってくると考えられます。

 

2018年7月13日金曜日

ダイアモンドの土台⁉

 本日から2カ月ぶりの買付けの為にイスラエルに出発しますが昨日に国内出張より帰京したばかりで、さすがに少しバテ気味です。

 最近よく質問されるのですが、
『グレードの付いていないダイアモンドをどのようにして価格の判断をするのですか?』
勿論グレードの既に付いた物もあるわけですが、私たちの時代(というと少し古過ぎるかも)
はプロだけの参入ですからグレードは元々ついていないのが普通でしたからそれほど難しいとは思っていません。

 ベースとしては4Cを判断するわけですが相場というものは元々グレーディング後の話ですから、事実上グレーディング前においては確立された相場はない訳です。ダイアモンドのオーナーが幾らで原石を手に入れどれくらいの利益をそこで乗せるのかという事になります。

 さほど大きくない原石(研磨後5ct以下)の場合はロットで手に入れることが多いので研磨後の品質次第でオーナーとしては利益が多くなったり少なくなったりするわけです。

 原石の価格はある意味鉱山会社の手中にありますので研磨後品質はオーナーにとっては死活問題になります。

 例えばVVS~VSクラスの原石を手に入れたとします。その中からD,IFでも出てくれば利益を大きく伸ばす事が出来るわけですが、反面逆にであるとあまり利益を多くは望めなくなるわけです。

 いつも述べているようにD、IFなどの付加価値性の高いものが時期により価格下落の象徴になるのは研磨後利幅が大きくなっている部分どうしても価格が下がりやすくなる訳です。逆にローカラーで中間グレードの原石のロットというものは元々付加価値性が期待できない分大きな利益も考えにくいのですが反面それ程の付加価値性が来ませんから原石の値上がりに比例し、殆ど値が下がることがありません。

 つまり、価格の交渉や指値というものはそのようなことを考慮して行われるわけです。勿論、その品質をしっかりとチェックできることが前提です。

 現代はグレードの付いた物の取引が多く行われていますから、この品質チェックの目がなくても価格リストが読めれば問題なく買付はできるのですが、皆同じ価格になるのでバイヤーとしての醍醐味も面白さもありません。

 その点、ディラーという仕事は前者と後者を兼ねていますから今後の市場性や将来性も考慮して仕事をしなければなりません。勿論原石の市場にも興味をもっていなければなりません。

 そんなことを考えながらの出張はある意味楽しみでもあるわけです。ダイアモンドの土台というものはあらゆる側面があり、単純に美しいところから始まり、金融の世界を覗きながらプライ礎を創り上げる世界ともいえるのかもしれません。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2018年7月6日金曜日

プロとアマ⁉

 ワールドカップの選手が盛大に迎えられて帰国をしましたが、セルジオ越後氏でないけれど『それで良いのか?日本⁉』という気になります。

 状況状況で考えれば選手たちはよくやったと思うし、善戦だったと思いますが、結果だけを見れば1勝1分け1敗で勝った1勝にしても相手が格上といっても一人少ない10人とほぼフルタイムで戦い辛勝だったわけです。

 今回の選手の段階では精一杯やったと思います。しかし、結果だけを見たときに日本サッカー協会としては身を引き締めなければいけないところです。他の決勝トーナメント出場チーム最下位という状況での進出ですから勝って初めてその意味があったのではないかと思っています。

 元日本代表チーム監督のザッケローニ氏が日本の文化の良さが悪い方に出たといっていました。つまり、ベルギー戦の最後の一転は他の国ならレッドカード覚悟のファールで止めるだろうという事です。この考え方が日本人になじむかどうかは別にしてそれも一理あります。

 現状の日本では日大のアメフト問題や大体大浪商高校ハンドボールの悪質プレーの問題で騒いでおりますが、アマチュアという事を考えればとんでもない話です。つまり故意に相手に怪我をさせるような行為は断じてあってはならないし、まだ教育段階で、その一環であるスポーツは勝負の前に人間性の育成の問題があります。

 今回の浪商高校のハンドボール部の監督や部長の対応は日大の対応と被ります。自分の立場や当該生徒の正当性を守りたいという事でしょうけれど、明らかにVTR見ている限りは故意です。
払うだけのひじの使い方ではありません。現にその前の段階でも加害生徒は被害生徒の首を絞めています。それ故に撮影者は続けて撮影をしていたのでしょう。

 若気の至りの小さな芽でも摘まなければいけない芽を見逃してはいけません。加害生徒の将来の為にも良いことではありません。

 一方ワールドカップに関してはある種の国同士の戦争でもあるといわれています。勿論ルール内であれば行われるファール等もあるでしょう。こちらはプロの世界でそれでお金を稼ぎ更には国を代表しているわけですからアマチュアとは状況が異なります。

 確かに他の国の選手を見ていると本当かと思うような卑劣な手段や大げさなアクションを見ます。しかし、これは教育現場ではないのですべてが戦略です。基本を理解した上での戦術でもあるわけです。

 プロには足りなくてアマチュアには必要がないことがここのところ起きているような気がします。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2018年7月5日木曜日

ダイアモンドの下落⁉

 ダイアモンドの価格が落ちているといってもダイアモンドの価格をどこで判断をするかということが大きな要因になります。

 つまり、原石なのか研磨済みなのかによるわけですが、原石そのものの価格は停滞が有っても下落をすることはあまりありません。しかし、研磨済みに関していえば最終市場の都合が大きく影響をしますので下落もあれば上昇もあるわけです。

 その要因としては経済状況が一番大きな要因なわけですが好況になると上級グレードの物が顕著に上がる傾向がありますが、ローグレードに関しては不況になると上昇する傾向にあります。勿論条件はありますが一般論としてです。

 つまり、どちらにも大きな影響を受けず原石の価格のみに影響を受けるのがミドルグレードという事になりますがミドルグレードというのはローカラーであるが美観が整っているものも含めてコマーシャルカラーでコマーシャルクオリティーのものを指します。

 ハイグレード、特にD、IFに関してはどうしても付加価値性がつきますので好況な時は価格が異常なほど上昇しますが、不況になるととてつもなく下落します。良い例が10ctsのD、IFですが一時は$180,000/ctだったものが現在は$100,000/ctです。しかしF、GカラーのVS、SIクラスに関していえばむしろ価格は強めです。

実際に先月の某有名オークションでは11ctsのDIFが$110,000/ctで競り落とされています。

 一方、5ctsのF~Kカラーに至るVS~SIクラスのものに関しては値上がりが続き今月なども強気な値段が出ています。

 ダイヤモンドの価格をみる場合研磨済みを見る場合には短期的に見、長期的にみる場合には原石の価格を追うことが望ましいのですが、一般のダイアモンド業者においてこの原石の価格を知ることは極めて難しいのでトータル的にそのロジックを知っておくことが必要でしょう。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow


 

2018年7月3日火曜日

取り残された日本⁉

 ワールドカップはベルギーに惜敗し、日本のワールドカップは終わりました。しかし、今回のワールドカップを見ていて思う事は世界の力の僅差です。

 日本のプロ野球のドラフト制度があったように有力な選手を均等化することによりチーム格差がなくなり、以前は巨人一辺倒であったものが今ではどこのチームが優勝してもおかしくない現状になりました。

 サッカーも色々な国の選手がいろいろな国のリーグに所属し、世界の国としての力が均等化してきたように思えます。予選敗退の韓国がFIFAランキングの1位のドイツに勝ったり。下剋上が当たり前の今回のWCでした。実際に日本もFIFA3位のベルギーとの接戦は以前であれば考えられなかったことです。

 日本人そのものの頭の中にも固定観念ような気持ちがあり、多くのサッカー関係者や国民もよもやあそこまでとは思っていたのではないでしょうか。

 世界の力は均衡に向かっているからこそ日本はそれを意識しなければ世界第2位の経済大国だと自負していたのがあっという間に発展途上だと思っていた中国に抜かれ、技術も同じように考えていた韓国に迫られ、東アジア、アフリカ諸国というところにあっという間に追いつかれてしまうのではないでしょうか。

 世界の人々が外向き志向なのに対し、多くの日本の若者が内向き志向であることはメディアも多く取り上げています。勿論政治においても何ら世界に貢献するようなことは出来ていないし、その力というものは世界の笑いものレベルに留まることなくあきれられてさえいます。

 それなのにその政権を支持する層がいまだに40%以上いることに驚きます。日本人はサッカー選手のように外へ出て世界のレベルを身に着けることを本気で考えないと一人取り残されるのではないかと懸念をします。

 我々ダイヤモンドの世界においてバブル時代の勘違いをいまだに引きずっている人々も多く、世界が既にデ・ビアスが構築してダイヤモンドの世界が崩壊し、更にはリオ・ティントを始め五大鉱山が構築したマーケットも終焉を迎え、ボーダーがなくなったダイヤモンドのビジネス世界は日本を置き去りにしてどんどん進んでいるように見えます。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow