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2018年3月15日木曜日

感覚⁉

 先日TVを見ているとある学者が『人はDNAの中に「重い」「手間暇がかかる」という事に対して高級感と価値観を感じるというものがある』といっておりました。

 確かに、和菓子なども箱詰めのものは中身よりも外箱が重く、最近ではなくなってきましたが結婚式の引き出物などは大きくて重いものを出す場合が多く、それはやはり高級感を出す感覚があるのだろうと思います。

 また、オーダーメード等の場合でも同じく、掛かる手間暇に対してはやはり高級感を感じます。これは外国人も含めてすべてがそうかというと必ずしもそうではないと思います。むしろ、普段付き合いの多いユダヤ人などはそのことに非合理性を唱えるかもしれません。

 しかし、日本人や多くのアジア人に関してはその傾向が強いように感じます。それは移動の多かった人種なのかどうかで分けれるような気がします。

 国境線がしょっちゅう移動をしていた人種に関しては重く、手間暇の掛かるもの決して重宝が出来るものではなくむしろ邪魔な存在でしかなかったのではないかと思います。

 現実にその正反対となる物はダイヤモンドであり、ジュエリーの存在です。ジュエリーというよりもやはり宝石なのかもしれません。ポケットに入れて簡単に移動ができるものに価値や高級感があり、以前は日本人やアジア人が感じるようなものに価値を感じるという事はあまり無かったように思います。

 勿論、時代を謳歌し、長く平和の続きていた時代はやはり同じ感覚を持っているのかもしれません。そういった意味では日本やアジアというものは欧米に比べるとそれほど大きな変化や混乱の時代はなかったのかもしれません。

 しかし、現代になり極地的な揉め事は別にして、世界が平和になってくると不思議な物で欧米人は日本やアジアの文化に対して興味を持ち始めました。日本やアジアの多くが手間暇をかけるモノづくりに関しては欧米に引けを取らないどころか勝るのはそういった細かな価値観の演出によるものなのかもしれません。

 もちろん、これらの印象はそれこそ私自身の感覚なのですが、現代の日本は逆に重いものや手間暇に面倒臭さを感じているような気がします。それは一つには心に余裕がなく重いことや手間暇をかけることが負担と感じているのではないでしょうか。しかし、それは違うような気がします。

 つまり、手間暇をかける事自体が今の日本には一番必要なことであり、余裕を創ることが一番必要な事であり『働き方』だとか『女性の社会進出』だとか言っていること自体が日本をダメにしているような気がします。働き方を政治に決めてほしくもないし、女性も働きたければ自分で働くし、余計なお世話を政府が考えている暇があるのであれば自分たちの働き方をもっと改革すべきではないかと感じてしまうのです。
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