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2018年3月29日木曜日

ダイヤモンドの価値基準⁉

 ダイヤモンドそのものに価値があることは当たり前ですが、以前にも書きましたがその基準は何だろうと聞かれることが多いのです.

 ダイヤモンドの価値基準である4Cは勿論の事ですが、宝石の条件である、美観、希少、耐久、携帯、換金とそれぞれの条件の中でも希少性という条件が4Cの中の基準なる訳です。

 つまり、4Cのグレードというものはその状態を述べているのに過ぎませんがその状態を評価する条件が希少性なのです。

 カラットに関していえば小さな物より大きな物、クラリティーについていえば瑕が多いものより少ないものというものが希少性という事になりますが、カラーに関しては必ずしも希少性というよりも無色に近いものが良いという概念的部分の方が大きいのですが実際には希少性の方を前提にすると色によっては無色より価値の色のあるものが多く存在します。カットに関してはカラットやクラリティーを前提とした人為的な物ですから希少性とはまた違った評価となります。

 そこで希少性とはと考えるとまずは発生率の問題になりますが、ただ大きいだけのダイヤモンドの原石はまま出現しますが、美しさを前提とすると必ずしも多いとは言えません。更に結晶自体が均等的に成長をしたものかどうかという問題ですが、これは等軸晶系であるダイヤモンドは立方体を基本として8面体や12面体が多くあるのですが基本的な形で地球内部の高温高圧環境の中では大きく綺麗な結晶で成長することは稀になります。つまり、大粒ダイヤモンドの多くはファンシーシェイプといわれる変形な物である理由はそこにあります。

 円形のラウンドブリリアントというダイヤモンドの輝きにとっても最も適した形に仕上がるには等軸晶系をの基本形である八面体や立方体が必要となります。そのためのラウンドブリリアントの大粒の発祥はどうしても少なくなります。

 結論から言うとラウンドブリリアントで大粒で無疵に近いものであれば希少性が増し、価値も高まるのです。更には無瑕に準ずる(インターナリーフローレス)ものに関しては極めて発祥率が低く、全くの無瑕(フローレス)である可能性はさらに稀有になる訳です。

 そのほかにもやはり大きなサイズのマーキースカットなどは別の意味で長く細い結晶の発生は少なく、10ctsアップのものに関してはラウンドブリリアントの20ctsのサイズに匹敵する希少性ともいわれています。

 つまり、ダイヤモンドの価値基準は美しさを前提として希少性が一番の価値になるという事が言える訳です。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

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