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2018年3月6日火曜日

ダイヤモンドの投資⁉

 ダイヤモンドの資産性や投資性については再三述べてはいますが、世界的ダイヤモンドの情報機構でもあるラパポートレポートがこれまでも主催をしていたアカデミーを中国バージョンとして発足しました。

 このアカデミーの役割としてダイヤモンドの工業化や将来へ向かってのマーケーティング等々ダイヤモンド関連の知識を根付かせ広めようというものですがこの中にはもちろん資産性や投資性の将来的な物も含まれます。

 彼らの行動を見ているとGIAに取って代わるほかに新たなマーケットの構築等々の野望も含まれているわけですが、創立者のマーティン・ラパポートなどはもともとのダイヤモンド業者ではあったのですが、事業もあまりうまくはいかず、ダイヤモンドのプライスチャートを持ち込み、情報の発信源としての役割に徹し、結果的には現在に至っているわけです。

 私は必ずしもこのことには肯定的ではありません。何故ならダイヤモンドの4Cグレードがごとく市場の素人化を進めてしまいプロを育成するという意味では障害にもなっているからです。ダイヤモンドのビジネスをしていながらダイヤモンドを見る事が出来ないというダイヤモンドブローカーをどれくらい生み出したのだろうと考えます。

 しかし、このことがより多くの人々を参加させることにもなり、更にはダイヤモンドの本来を価値をうわべ上であれ、創りだし、彼ら自身もオークションを立ち上げ、ネット上でのトレードも頻繁に行われるようにはなりました。

 このことはグレードのようにそれぞれのオークション市場での価格落差や出品格差を生み出しかねないのではないかと懸念をしています。

 つまり、多くのオークションではGIAのグレードが定着をしていますが、ラパポートの主催するオークションでは彼らの主催するグレードがメインになっており、更にはオークションそのものを主催しているわけですから、彼らのグレードを使用する機会が増えることになるでしょう。更にはダイヤモンド前提のオークションですから他の大手オークションに比べて小粒から参加をできますので更なる広がりを見せるでしょう。私自身はその結果の問題が気になるのです。

 ただ、良い悪いは別にして結果的にはダイヤモンド投資市場が大きくなっていくことは間違いがないでしょう。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

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