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2018年2月28日水曜日

情報⁉

 最近やたら気になるのが平昌オリンピックの各競技の時もそうですが、皆が良く裏話を含めて沢山の情報を持っていることです。更には政治やスキャンダル等々皆の情報は何処からくるのかと思うくらいです。

 オリンピックの競技の事でも実はあの選手にはこのような事があり、単純な勝利ではなかったというように裏ネタ情報のようにある人間が話しているとそれを聞いていた人が『そうらしいですね。』と相槌を打つ姿はよく目にする光景です。

 つまり、現在では人が知りえないような情報が蔓延し、誰もがその気になればその情報が取れるという事になるのでしょうが、あくまでも情報からの知識であることに懸念をするわけです。

 以前からの傾向でありますが例えば今回のオリンピックのカーリングですが勝ち始めてくるとあっという間に専門家が増え、作戦をはじめプレーに関してなぜあそこに投じたのかという事をはじめ『あの場面ではこうするべきだった』とか、多分解説者か他の番組での批評を耳にしたり、ネット検索をしたりして得た情報なのだろうけれどアッという間に情報通が表れます。

 怖いのはそれらの情報が与える影響です。多くの人々が裏情報として語るときに真しやかにさもそれが目には見えない真実かのように思っていることです。

 以前からアメブロでも書きましたが、情報はあくまでも真偽は別にした知識であり、己の経験ではありません。つまり、知識は過去の経験やこれからの経験を深いものにしたり、広がりを持たせてくれるものではありますが、知識で終わる情報は必ずしも善とは言えません。

 以前であれば話題になったものの後には専門家が増えるといった冗談や流行がありました。しかし、現代のような情報が多い時代にはそれを利用した情報操作がはびこっている可能性もあります。

 長年イスラエルに渡航をしている経験や荒廃した時代のコロンビアに渡航をした経験からすると必ずしも情報というものは真実を伝えるものではなく、一部の事実のみを伝える事が多く、最近では情報の多さがゆえにそのことを懸念している次第です。

 情報量の多さが真実を伝えているように見えますが、多くの場合情報源が一緒だったり、その情報に何らかの意見が加味されているだけで決して多角的にみている情報が増えているわけではないような気がします。それは間違った情報が真実を歪める危うさもあるような気がするのです。
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2018年2月27日火曜日

メダリスト凱旋⁉

 昨日平昌オリンピックを終えメダリストが凱旋をしましたが、多くの方たちが感動もしたのでしょう。私自身もやはりそのうちの一人として喜ばしくその凱旋模様をTVで見ておりました。

 案の定といいますか非の世界の人々がいるものでネット上で『そーだネ。ジャパン』ことカーリング女子への批判が上がっているという事で、多くが女性という事も考えるとさもありなんという感じではありますが、今なぜにと思ってしまいます。

 内容的には『可愛い子ぶっている』、『TVを意識している』、『もぐもぐタイムなる物が不真面目だ』等々日本語でいいがかりという言葉を調べるとこの人達の事が出てくるのではないかと思うぐらい内容を解らずに非難しているとしか思えないような内容です。非難するにしてもせめて非難している内容に精通してからにしてもらいたいものです。

 今回気が付いたことはメダリストの多くが感謝の言葉を連ねていたことです。中には一人でも『私が頑張ったおかげでメダルが取れた。』ぐらいのことを言ってもよいような気がしました。昨日来店したお客様がやはり同じようなことが気にされていて『ゆとり世代の良い面が出ているのではないか』という事をおっしゃっていました。

 何かというと『ゆとり世代』はダメな世代の象徴のように言われてきましたが、今回の多くがそれに当てはまるという事で優しさや気配り、感謝を素直に表現をしているのではないかと考えるとその意見もまんざらではと思ってしまいます。

 今回のオリンピックはいかにも政治利用をされているような気分で始まりましたが、『オリンピックを利用して平和へ』などと免罪符を持ったかのようなやり方が気に入らなかったのは私だけでしょうか?

 IOCのバッハ会長も何を勘違いしているのか『オリンピックのおかげで南北の融和がうまれることはまさにオリンピックの証である』というようなことを言っていましたが、もしほんとにそう思っているのなら会長を辞めたほうが良いでしょう。そんな政治利用のために多くの国が巻き込まれるなんてもってのほかです。

 しかし、現実には多くの選手の創りだした物語や歴史に皆は酔いしれ、マスコミもそのおかげで潤いました。今後はそれぞれの競技が盛んになるように期待したいものです。
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2018年2月26日月曜日

ダイヤモンドの役割⁉

 私自身は長年ダイヤモンドに携わってきたといっても海外やディラーとしての仕事が多く、ダイヤモンドに特別な役割や価値というものを特には考えずにビジネスを行ってきたのかもしれません。ここ5、6年で小売りにも参加をするようになりダイヤモンドの実態を見ることになってきました。

 私自身がダイヤモンドに最初に携わった時には『給料の3ヶ月分』という有名なフレーズがありましたので、婚約指輪としての位置がまずあり、それから一つの成功した人々の象徴的な部分もあってダイヤモンドは皆のある意味目標でもあり、売れることに何の疑問も持ってはいなかったのです。

 しかし、現状の市場にはその部分の多くは消え去り、ダイヤモンドに何らかの憧れや象徴的な意味合いも薄れ、婚約指輪にいたっては最高時の1/10以下ともいわれています。

 ここ数年小売りに参加をするようになり感じた事はいつも言っていることでもありますが『4Cグレード』の弊害でした。それは単純に価格競争の対象とされ、グレードの曖昧さを顕著にし、市場をつぶしていくという現象でした。

 もう一つ感じた事はダイヤモンドの見せ方や表現の仕方により消費者がまだまだダイヤモンドに魅力を感じてくれるということでした。前述の売り方にヘキヘキし、ダイヤモンドに関心が薄れていた人々が実際に手にふれ、じっくり見ることにより、ダイヤモンドの本当の魅力に関心を持ち始めるという事です。

 近代ダイヤモンドにおいて当初は単なる象徴であったものが金融商品となり、それがやがて宝飾品をはじめ多くの部分で贅沢品となり、それが誇りでもあった時代を経て前述の婚約指輪や目標となり、そして現在の関心の外に置かれてしまった状況にあるわけです。

 それでも何らかの役割をダイヤモンドは人間の為に果たしてきたわけですが、それは今後も続くんだという実感がここ数年で持てるようになりました。それはお客様のダイヤモンドを見る時の反応です。実際にダイヤモンドのお話をさせて頂いてからダイヤモンドを見ていただくと殆どの方がダイヤモンドに対する考え方や見方を変えてくださいます。

 ダイヤモンドの本当の役割は『人生に豊かさ』与えてくれるという事で、それは精神的な物であれ実質的な物であれ間違いがないという実感です。それをただ人間が金子に置き換えただけなのです。根本的なダイヤモンドの人間に対する役割は何ら変わってはいないのです。取り扱った人間の未熟さにより表面が変わってきたように見えただけなのです。
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2018年2月23日金曜日

ダイヤモンドの行方⁉

 間もなく香港の国際宝飾展が始まります。また多くのダイヤモンドが一堂に介すのですが大粒のものに関しては中々表面上に展示をすることもなくこれらの、出展社の中から大粒のダイヤモンドを取り扱う業者に出会う事は嗅覚でしかないという事になります。

 勿論、恒常的に大粒のダイヤモンドを扱う業者に関しては相互の連絡を取りあっていることも有り、大体は解るのですが、近来インドの業者が台頭し以前では取扱いすらしていなかった大粒ダイヤモンドを保有しているところ多くなってきました。

 そして彼らの保有するダイヤモンドのグレーディングレポートというものを前提にしていると間違った選択をする可能性があるので実際に自身の眼で確認をする必要があります。最近では3Dグレーディングリポートやネット上での確認をグレーディング機関により直接確認をとることも可能なのですが、たまに画像の修正が行われていることも有るのでやはり確認は欠かせません。

 以前に比べてネットの進化もあり、必ずしも情報が手に入りにくいという事もなくなったのですが、大粒ダイヤモンドのホルダー側にも依頼者に対する疑心暗鬼がありますので安易に価格を言う事が出来ないという事もあります。

 つまり、一度相手との価格交渉が行われたならマザールか否かに関わらずその情報が独り歩きし、本来トレードしたい価格になかなか到達しにくいということも有るのでホルダーとしてはよほどの顔見知りではない限り慎重にならざるを得ません。

 これらの状況からオークションに頼る傾向がある大粒のダイヤモンドですが、一般的にはディラーを通してのトレードの方が手数料の事を加味しても利益が多くなる可能性があるのでいきなりオークションに出てくることは考えにくいのです。

 しかし、オークションの状況は周知のごとくバブルの現象がことダイヤモンドに関しては続いております。ただし、以前と違うのはプレミアの付きやすい高品質のところは意外と価格が伸びずにコマーシャルのところが徐々に価格が伸びている傾向は本来の投資財産保持としての位置付けがはっきりとしてきたと考えても良いのでしょう。

 今後、まだまだダイヤモンドの価格はヴァーチャル経済が大きくなればなるほど現物資産としての特長と信用をもとに上昇の傾向を見せていくのでしょう。
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2018年2月20日火曜日

日韓関係⁉

 多くの人の強い印象に残ったのはピンチャンオリンピック女子500Mスピードスケートの結果が出た後の小平奈緒選手と韓国のイ・サンファ選手の友情だろうとおもいます。

 彼らの行動は国でもなく政治でもなく単なる同じ競技をしてきた人間同士の関係から出たものであろうと思います。

 これを多くの人々は日韓関係を引き合いに出し、それを前提として素晴らしいと称賛をしているコメントが多くあり、それは韓国国内での反応がさらに大きいことに驚きました。

 勿論、人間関係を国と国の関係を前提に話をすることに違和感を感じるのですが、韓国が日本より強く日本を意識しているのであろうと感じるのです。それは同じように嫌日、嫌韓という意識があるにせよ中身が少し違うように感じるのです。
 
 韓国の人々は教育として反日教育を受けていますし、つい最近まで日本の音楽や映画を韓国において楽しむことさえ法律において禁止をされていたわけですし、ある意味やむを得ないのかなともおみます。

 しかし、日本において嫌韓教育を受けた覚えさえありません。更には日本では多くの韓流映画やK-POPがどのに国よりも受け入れられています。それなのにという事は何処にあるのでしょう。日本においては韓国の人々が考えるほどは韓国の事を意識していないように思います。

 先日、韓国の大手新聞がここ10年で日本からの修学旅行生が1/20になったのは『日本のメディアによる報道方法のせいである』と書いてある事は前回にも書きました。それもないとは言いませんが多くの場合慰安婦像を含めた反日運動や慰安婦合意破棄的な行動を初めてする経験から嫌韓意識というより韓国に対しての違和感や警戒感があるのだと思います。

 つまり、日本の場合は経験からくる意識であり、決して国を挙げた教育から来たものではありません。逆に韓国の人々は教育は受けたけれど経験から日本を好きになる人々が増え、来日韓国人の増加につながているような気がします。

 両国民は政治に翻弄され、関係に違和感を持ってきたのです。ここで国対国ではなく人間対人間の付き合いになれば解決することも多いのではないでしょうか。今回の小平・李選手の友情が良いきっかけになればよいと考えるのは私だけでしょうか?
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2018年2月19日月曜日

物事の見方⁉

 物事の見方はどのようにみると同じ事でも違って見えるかという事があります。角度を変えてみるのか距離を変えてみるのかはたまた片眼で見るのかにより明らかに変わり、自分の考えと明らかに違う事を認めてしまう事にもなります。

 回りくどい言い方ですが、最近起きていることでも言えることですが、安倍首相は以前アメリカの銃規制が進まない事について憂慮するような発言をしていました。

 今回またアメリカで起きた銃乱射事件ですが、一向に進まない銃規制に対して一部の人々は日本を例に挙げ銃の規制を訴えていますが、これらの事件が減らないのは相変わらず米国ライフル協会の力が強いどうのこうのではなく、自分の安全は自分で守るといった文化があることが根源です。

 しかし、現実には日本も愚かなアメリカの文化と同じく国を守るには武器が必要だといったような風潮が出てきています。これは明らかに米国の銃規制が進まないことを憂慮していた安倍首相が煽っていることです。

 人単位では批判をしていることが国単位になると容認するという思考は如何な物かと思います。

 また最近高齢者の交通事故が良く取り上げられていますが、そこだけをフォーカスすると高齢者の事故が圧倒的に多いように見えますが実際には他の年齢による事故の方が圧倒的に多いわけです。これはやはりメディアがニュース性だけにフォーカスする手法によることの弊害でしょう。

 それは圧倒的に年間起きる交通事故が他の年代によるものでニュース性がないので避けている傾向の為でしょう。

 ピンチャン・オリンピックもあり、韓国のメディアに目を向ける機会が多くなる昨今では少し気になる記事がありました。日本修学旅行がここ十年で1/20くらいに減少している実態に韓国では日本のマスコミの韓国に対する取り上げ方を指摘していました。

 セフォル号事件をはじめ慰安婦問題などのネガティブな面の取り上げ方の顕著さを指摘し、更には韓国人の日本への旅行客の増大を取り上げ、両国のメディアの取り上げ方の違いを嘆いたものでした。しかし、実際には日本ではあまりアンチ・韓国的な事件はなく、一方韓国ではアンチ・日本的な事件が多いので仕方がないとも言えますが、確かに報道の伝え方の影響は多いのだろうと思います。

 このように最近感じるのは挟角的に物を見るのか広角的に物を見るのか、はたまたどちらの側で物を見るのかで同じ内容が違って見えることが特に多くなってきているような気がします。

 物を見るときの観点を特に政治家は私利私欲や短絡的、近視眼的な物の見方をしてほしくないと感じる昨今です。
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2018年2月17日土曜日

ダイヤモンドへの憧れ⁉

 最近の宝飾品の展示会においてオープン陳列をするところが増えているようですが、今回接したお客様に
『社長のところは大きなサイズのダイヤモンドが陳列されているのに驚きますね。東京などで展示会などに行くとハイケースに入ってガードマンがいるようなものだと思うんですけどね。』
と言われ、私自身も慣れというものは恐ろしいもので少し鈍感になっていたのかもしれません。

 建前で『お客様が高額品を手にとって気軽に見えるように』という事なのですが、慣れというものは恐ろしいもので、気軽に触れる物に対しての畏敬の念的な物は徐々に薄れ、憧れや幸福感などは無くなっていく様子が見られるのです。

 何故に高級ブランドや高級宝石店などは単品展示や囲いをするかというと別にお客様をないがしろにしているわけではなく、本当の価値というものを演出し、お客様が手に入れるものはそれ相応の価値のあるものですよという表現なのだと思いいます。当り前の事ですが・・・。

 宝飾品というものは実用的価値というものはそれ程にあるわけではありませんから、我々の仕事というものはお客様が憧れを享受するお手伝いをするものでもあります。それ故に憧れや場合によっては『愛情』といったものの表現を損ねるようなことが有ってはいけないと考えています。

 そして、その対象物が宝石であり宝飾品であるわけですから我々はそれを最大限に表現することによって利益を頂いているわけです。それ以上でもそれ以下でもないはずです。

 しかし、売り方や展示方法によってはその価値というものを阻害し、お客様をがっかりさせることにもなるのです。今回お話をさせて頂いたお客様の中に『こんなものはいつでも安く買えるんでしょう。』と言った男性のお客様がいらっしゃいました。

 宝飾品の販売の場所では一番そぐわない言葉を頂いたわけですが、長年通われているお客様の印象がその様であれば、『その様な内容だったのでしょう。』としか言いようがありません。

 私たちが売っているものをより価値を高め、憧れになるようなものにするには一人二人の力ではどうにもなりません。それは販売に携わる人たちの倫理観だったり、常識だったする訳です。

 それぞれの育った環境や教育等々の違いはどうしようもない訳ですがお客様に憧れや誇りを持って頂く事とそれについては若干のストレスがあることを説明する事に関しては思いを一緒にできるのではないかと希望を持ってはいます。
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2018年2月10日土曜日

大粒ダイヤモンドの動き⁉

 ダイヤモンドの価格の動きについては時々書いてはいますが、最近大粒の3~5cts、特に10ctsアップのところが大きく動いています。

 昨年の夏から物によっては30%前後の値上がりをしており、その辺のサイズを扱っている当方としては狼狽する部分もあります。何故なら見込みで相場を申し上げるとその現物価格とは異なる場合があるからです。

 現在、特にラウンドブリリアントのところは国内でも市場在庫に関しては数個はないといってもよいと思いますが、世界市場で見ても十数個しかないのではないか思えるくらいに数も少なく、特にここ数日間の仮想通貨及び株価暴落後は価格の動きも顕著のような気がします。

 ファンシーカットにおいても昨夏お世話をした同品質のものがおよそ1.5倍と驚くような値がついています。勿論ファンシーカットにおいては形の好みやどの段階のものを手にいてるかにもよります。特にすりあがりの物をすぐに手に入れたのでということもありますが・・。

 このような状況は用心をしなければならないことも有ります。特に品質の良いものに関してはプレミアがつく傾向にありますので喜んでばかりはいられません。つまり、その後値下がりをする傾向があるからです。

 しかし、コマーシャル品質やローカラーハイクオリティーに関してはプレミヤが付かない代わりに大きな値下がりは起きない傾向にあり、本来のダイヤモンドの価格傾向を表すわけです。

 現状においてもDカラー、IF(無疵)の1ctサイズの価格はここ一年で20~30%の値下がりをしていますが中間品に関してはそれほどではないようです。また、0.5ctサイズに関しても以前書きましたが平均15%前後の値下がりが起きています。

 この価格は国内では顕著で特に御徒町などの業者間での金融市では国際相場とは比例をしない価格で取引をしております。実際には市場も悪く換金をするための相場であり、ダイヤモンドの価格相場とは言えないかもしれません。勿論、希望商品が手に入ることは稀でもあります。
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2018年2月7日水曜日

⁉ダイヤモンドと仮想経済⁉

 以前にも一度書きましたが今回の株価暴落をある程度の予想はほとんどの経済評論家が予想していたわけではなりません。ただし、今回のようにリーマンを超える株価の暴落にもかかわらず殆ど現状での影響はありません。

 勿論この状況が続けば影響も出てきますが、過去の例でいえば今回の株価暴落があると影響はすぐにでも出たものです。

 金融資本主義というか現状の経済は仮想通貨ならぬ仮想経済化としており、集まりすぎた仮想資金の一部がポシャッタだけのようにも見えます。つまり、一部に集まりすぎた資金の一部が減っただけの状況ですから、火遊びをしていた一部の人々は別にしてもファンド等のお金を集めすぎた人々の資金の一部が消失したに過ぎないのでしょう。

 これらを見ると如何に現在のヴァーチャル経済が異常かを表しているように感じます。実態がなく、働き汗を流すこともなく数字上だけで増えていった経済は正に現状の仮想通貨の状況によく似ています。

 本来の基礎的な役割の理屈自体はあっていてもそれを利用、運用する人々はそれ以上の結果を望み工夫をし、本来の趣旨と違う結果を呼び起こしてしまいます。それが人間であり、現状の仮想経済であり、仮想通貨なのです。

 つまり、短視眼的に各論で走り、本来の趣旨とは違う方向位に誘導をしてしまいます。日本の現政権がその典型でもあり、投資や証券市場に対してどれだけの誤ったシグナルを送り、本来の仕組みを翻弄しているのでしょうか。

 アベノミクスが成功をしていると豪語している姿は滑稽なくらいに将来を見据えてはいません。誤魔化しの経済政策といっても過言ではない現状はさらなる仮想経済を生み格差を助長することは間違いがありませんが、現状のまやかしだけの金融政策はやがて大きなリスクとなって帰ってくるのでしょう。

 ここ30年ほど複数の政党が経済政策を担ってきましたが所詮は官僚が考えたものに乗っかっていただけの政策です。勿論多くは自民党担当をして来たわけですがアウトルックをしてみると単に数千兆円のお金が消えただけの金融政策でした。その間に中国や韓国は経済を伸ばし、日本だけが蚊帳の外でした。民間の力もあり経済力世界第3位を維持していますが、実際には世界の中心にいなければいけなかった日本なのです。

 これ以上仮想経済を助長する動きを考えると実体経済でもある現物資産を真剣に考えなければいけません。金をはじめダイヤモンドといった動産資産というものを真剣に考える日本でなければいけません。

 ダイヤモンドは自分で管理をしコントロールができる唯一の資産といっても過言ではありません。意識を持つことだけが大事なのです。
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2018年2月5日月曜日

ダイヤモンドのカット⁉

 ダイヤモンドのカットいうものは様々でありますが、基本はラウンドブリリアントとしても様々なカットがファンシーシェイプとして創りだされてきました。

 多くの場合原石の歩留まりを中心に考えられてきたものですが、近代においてはセールスポイトとして多少の歩留まりを無視してファセットを増やしたり、ラウンドに関しては影の陰影を利用し、ダイヤモンドの中にハートや花の形が見えるようにカットしたりと色々と工夫がされてきました。

 しかし、それは必ずしも肉眼で確認をとれるというよりは拡大をしてみてというものが多くあり、セールスポイント先行のものも多くありました。実際には消費者が目で確認をする事が出来なければ意味がありません。

 その上で経験上ホワイトのものとローカラーのダイヤモンドのカットの数値は必ずしもイコールにはなりません。例えばカラーレスのエクセレントカットの数値的割合と同じ数値をローカラーに当てはめても必ずしも輝きは美しくはなりません。

 ファンシーカット(シェイプ)に関していえば原石の形が優先しますから必ずしもエクセレントカットが存在する訳でもなく技術的な物に関してのエクセレントは存在しますが形としてのエクセレントはそれぞれの好みもありますから一概に言えないわけです。

 カッティングする立場でいえば原石から歩留まりだけを考える者もいれば、より輝くようにと考える者もいます。また、よりバランスの良く見栄えの良いものに仕上げたいという者もいます。

 ラウンドに関しても今まであらゆる工夫がなされてきましたが、必ずしも成功を収めているわけではありません。ダイヤモンドにはまだ工夫の出来る範囲の新しいカットがありますが、ダイヤモンドという結晶の性質上数値的な物を無視すると良い結果には必ずしもなりません。

 如何に色々と提供側が工夫をしても実際には買う方にとってどのように見えるのかという事が大事です。私自身も経験を生かした上で過去にも幾ばくかのカットに挑戦はしたことがありますが、供給側の理屈に立ったものであったような気もします。

 自然がくれた財産として人間が手を加える事が出来るのは唯一カッティングだけです。その自然とのコラボレーションともいえるカットとは過去にも数学者トルコフスキーの考えた数値的な理想的カットというものが有りますが、現状では必ずしもそれは優先されてはいませんがこのカットがベースになることには変わりはありません。

 私自身多くの人にもっとダイヤモンドが身近になってもらうためには更なるカットの工夫も必要であると考えています。
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2018年2月3日土曜日

仮想通貨と投資⁉

 コインチェックなる取引所の安全対策怠慢の為に仮想通貨が下落をしていますが、本来私は仮想通貨賛成派なんですが、今回の件を考えると予想されていた事なのにその最前線にいた取引所がこの体たらくではやはりまだまだ不安です。

 勿論仮想通貨の性質上最終的に換金することは難しい状況にはあると思います。これは本来の性質である仮想通貨の参加者全員が監視者というシステムがとられている為に送信先も明らかですが、それ自体が仮のものであってもどこかで換金のための送金を行おうとすれば必ず判明してしまうという事になります。それが元来の通貨と違うところでしょう。

 それと同時に本来の通貨としての役割よりも投資という対象になっていることに多少の腹ただしさがあります。私自身海外送金やインバウンドマーケットへの販売において便利な物だと考えておりましたが、今回のようなことがあるとこの先、やはりハッキング等の技術が進むと不安です。

 今回の被害者には申し訳ないけれどもそれ含みの現在の仮想通貨だという事です。本来の通貨としての機能であれば取引後から取引所によって違いますが10分程度の相場の保証がありますので本来の通貨としての役割であれば何の問題もないのです。

 問題は昨今の投資にしても仮想通貨にしても瞬時の売り買いのあるギャンブルであるという事です。両方とも本来の役割を成すためには取引自体の最低保持期間を規制するという事以外にないのではないでしょうか。

 株にしても最低3カ月なり半年間の保持を義務付けし、売買を本来の見込み対象の上場会社の為の投資とするとか、仮想通貨であれば最低一カ月間の換金の禁止をするとか、勿論取引上の換金は別問題ですが・・・。

 デイ・トレーダーの存在やウオールストリートの取引システムなどは本来の投資とはとても思えないものです。フィンテックも良いのですがアナログ上の取引をAIにさせるのであればそれ専用の金融資本主義ゲームでも考えて物々交換的な取引は取引で別に行ってほしいものです。

 本来の投資やフィンテックに興味のない人々まで巻き込み、問題化することは将来の為になりません。何故ならAIはAIで自体の機能を前提にシステムを進化させていくでしょうし、人間はそこまでの機能はないと思ったほうが良いでしょう。資本主義がいつの間にか金融資本主義という実態の解りにくいもので、誰も保証をしないシステムは最終的には『現物にかなわない』という現実が次期に見えてくるような気がします。
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2018年2月2日金曜日

大粒ダイヤモンド⁉

 先週、南アフリカの『GEM DIAMOND』という鉱山会社により900ctsアップの原石が採掘されたことが発表され、更にはタイプⅡのものという事でDカラーアップは間違いがないものという事でした。

 私がスタッフにその件を伝えると
『最近よく出てきますね。大きい原石が。』
という反応でした。
『エッ‼』
私自身のその言葉に対する反応は言葉通りです。

 確かに最近大粒のダイヤモンドが1年に2~3個の割合で数百カラット単位の原石が出てきているような気がします。

 これは大粒のダイヤモンドが増えたというより鉱山会社が増え、さらには採掘に対するテクノロジーの進化が主な要因なのですが、これを良しと考えるのか悪しきと考えるのかは判断が分かれるところです。

 つまり、希少性を考えると『う~ん』という部分もありますが、運用市場の規模として考えると今まではあまりにも数量的に少なすぎた部分もあり、本格化を阻んでいた部分もありました。

 いずれにしても大粒のダイヤモンドというものは『最近よく出てきた』といっても宝くじに当たるよりはるかに少ない確率ですから今後も成長をする市場であることは間違いがありません。

 一方、いつも書くことですが1ct以下のサイズのマーケットの不安定さに比べ、中型サイズでもある10cts前後の価格の伸びが顕著です。特にローカラーのところの価格の伸びはこの市場の活発化を象徴するものでもあるでしょう。

 いずれにしても今年一年は、過去日本のダイヤモンド市場にはなかった多くの現象が起きるのでしょう。日本では数少なくなった宝石専門店にとっては大きなチャンスと言えるでしょう。
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