ページビューの合計

2016年11月30日水曜日

餅つき禁止⁉

 最近各地の自治体や保育、幼稚園で餅つき大会等が禁止になっているようです。理由としては餅つきの終わった後に食べる餅にO-157などの病原菌が付いて食中毒などが頻発しているからだそうです。

 O-157などは清潔になればなるほど強くなりより変化をしてくるそうですが、以前はどうであったのだろうかと思います。つまり、生物の基本的原理である強く対応する種族のみが残っていき、対応できない生物は消滅していくという事なのでしょう。

 日本人はどんどん少なくなり、中国人などはどんどん増えていく(決して蔑視の意味ではありません)という現実は日本人のある意味の生物としての役割が終わったのかなと大げさにも考えていきます。

 最近よく書いていることですが『行き過ぎの結末⁉』的なことを考えてしまいます。つまり、『進化とは退化することである』という事でもあり、最近の進化は多くの思考や記憶力を退化させていることは周知の事実です。

 ヴァーチャル経済やヴァーチャル通貨といったものやヴァーチャルリアリティー等のものは人間の実質的能力を超えた動きになっています。人間が作り出したものでありながら人間の能力を超えていっています。。AI(人工知能)などの存在はすでに神の領域に入っているのではないか?そして。これは人類の滅亡の序曲ではないかとさえ感じます。

 冒頭のO-157にしても清潔を突き詰めていったあまりに菌がさらにそれに対応すべくさらに強力になってきたという事は、頃合い良く病気にかかっていた時のほうがもっと病気の発生を抑制できていたという事になるのでしょう。確かに、コレラや赤痢などの病原菌はほぼ消滅をしたかもしれませんが、それよりさらに強い病原菌が表れた来たことも事実です。

 鳥インフルエンザ、サーズなど過去では考えられなかった病原菌が進化をし、さらにはAIが人間の能力を超えるほどの進化をし、人間の役割に終わり勝ち被いたのではないかとさえ思います。

 人間そのものはすでに記憶力、計算力が一部の人々を除いて落ちていることは明白です。アメリカの一部の大学ではPC等の検索力が上がったために人間の右脳の収縮が始まっているという研究結果を発表しておりました。つまり、検索によりすぐに結果が出るのでその過程を精査する能力が失われているのだそうです。

 餅つき大会が禁止となったときに『エッ⁉なんで?』と多くの人が思ったと思います。単に時代が変わったという結論にするにはあまりにも性急です。大きな変化のきっかけにならなければよいのにと思うのは私だけでしょうか?
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow
 

2016年11月29日火曜日

VR(ヴァーチャルリアリティ)⁉

 VR元年といわれた今年も間もなく終わろうとしている雰囲気があります。師走に入る前に年の終わりを意識するようになってどれくらい経つのだろうかと思うことがあります。

 子供の頃といわず若いころには今のような時を早さをそれほど感じたことはなかったように思います。それは自身が年を取ったというよりも世の中が全てにおいて前倒しになっているからだと感じています。

 多くのアミューズメント施設はほとんどのイベントは一月前ほどから始まり、そのイベントが終わった頃には次のイベントが始まります。ハロ・ウインのようにたった一日のはずのイベントが一月も前から行われそれが終わると早々にクリスマスのイベントが始まります。

 すべてにおいて実態の歳時記ともいえるものを無視した時間の流れを日々感じることが時間の流れをより早く感じさせるのだと思います。

 実体のない仮想現実(VR)というものが現実の世界を支配始めていることは皆がひしひしと感じていることだと思います。経済、遊戯、金融等々今の周りにあることはどこまでが現実でどこまでが仮想なのか把握もできなくなっています。

 皆が日々使っているインターネット、金銭のやり取り含めてほとんどが実際にはヴァーチャルと言ってもよいのです。実際の貨幣が動くわけでもなく、その確認も実際には画面で見ているだけなのです。

 プレイステーションなどのゲームはもうヴァーチャルと現実の境目がないのではないかとさえ感じます。実際には目の間にいないものをゴーグルを着装することにより体験できるわけです。実際には訪れてはいない外国の街並みを散歩することも出来るわけで、このゲーム業界は栄えても旅行業界は廃れる危機に陥るわけです。

 以前TVでやっていましたが、ヴァーチャルセックスなる者を研究しているところもあり、何の役割をなしているのかとさえ考えてしまいます。現実の相手ではないのでわずらわしさがなくなるという事なのですが、これもアダルト業界ではヒットするのかもしれませんが何か違いませんか?

 現状のようにあらゆるところにVRが使われるようになると金融や市場のような結果が出てしまうようで恐ろしささえ感じてきます。人間は学ばなくなってきたのでしょうか?もしくはその仮想現実に合わせることが出来るようにならなければならないのでしょうか?

 いずれにしても現代人は少し急ぎ過ぎではないでしょうか?

 立ち止まる時が来たのではないでしょうか?

トランプ、ドュテルテ両大統領の出現を見ているとアナログに戻るべき時が来たように感じるのは私だけでしょうか?
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

 

2016年11月28日月曜日

ダイヤモンドの仕分け⁉

 最近、さる業界誌を見ていると『もうダイヤモンドは投資の時代じゃない。ダイヤモンドの光は永遠じゃない』といったコピーを堂々と広告として載せているところがありました。そのことに関する評価はあえてしませんが、このようなコピーが、ましてや業界誌に載ること自体がまだまだ勘違いをしている人が多いんだなあという感想です。

 基本的にダイヤモンドが投資の対象とうたわれたことはないし、財産の保全という意味では世界中で一般的方法として考えている人も多いと思います。ただその延長線上でそれを投資用として考慮してきた人もいたし、現実に現状でもその傾向が多いのも事実です。

 ただダイヤモンドは鉱物としてのダイヤモンドを指しているわけではないと思いますが、いつも書くように光学用や宝飾用、財貨用、工業用等々分けるといくつかのジャンルになります。

 一般的には宝飾用の幅が広いのは多くの皆さんの知識の通りだと思います。ただ、ダイヤモンドの名前を利用するだけの美しくもないダイヤモンドの横行が現在も続いているので誤解をされやすいのかなとも思います。

 先週末初めてご来店をいただいたお客様が
『以前テレビショッピングでダイヤモンドを買ったんだけれど見てがっかりするくらい汚かったの』
仰ってっていましたが、内容的には毎度のことで《光らない》《疵が沢山見える》などの事を連呼しておりました。

 特に最近では百貨店の名を使ったTVショッピングが多く見られますが、いかにもといった内容がTVを通しても感じられる物があふれています。自分たちで扱っているものの価値を下げているだけだという事にも気が付いていないようです。

 さて、ダイヤモンドですが宝飾用のダイヤモンドであっても大きさによってその価値やその役割が違います。1ct以下の小さなサイズに関してはジュエリーの脇石だったり、婚約指輪としての役割があるわけです。それが大粒のダイヤモンドと同じように価値があるかと言えばそうではありません。

 ただ、情緒的な意味であれば婚約指輪などは十分な価値があるわけです。また継承するものとしての価値も十分にあります。又、大きなサイズのダイヤモンドにすれば情緒的な意味では継承するものとして、もしくは財産の保全用としても意味があるでしょう。さらには希少性や特殊性を備えるとそれこそ投資用としても十分に考えることができるでしょう。

 大きく分けるとこのようになると思いますが、ダイヤモンドが輝きを失ったような表現はそれを扱っている人間の事であって決してダイヤモンドそのものではないのです。
http://diamond-exchange.jp

 

2016年11月24日木曜日

『富』⁉

  東京は朝からの数十年ぶりの11月の大雪でテンワンやしています。こんな日は小売業は物静かなものです。必要不可欠な物や緊急を要するものでなければわざわざ小売店に買い物に出かけることはないでしょう。ダイヤモンドのように必要不可欠と思われないものは特にこんな日はのんびりと過ごすことになるのです。

 日本ではダイヤモンドといえばジュエリーであり、着飾る贅沢品としての代表的なものとして認識されています。しかし、欧米諸国、特にユダヤ人達には『富』の象徴として存在します。

 『富』とは日本の昔話では『富は屋を潤し、徳は身を潤す』といっていましたが、現代の経済学では財貨の蓄積を指します。勿論資本主義においてですが・・・。

 共産主義や病に伏している状態では財貨の蓄えは何の意味をなさないといいませんが決して身を潤してはくれません。欧米においての『富』とは継続性のある富裕感という意味を指し、そのギャランティーの代表がダイヤモンドと言えます。

 本来宝石とは希少性、美観性、耐久性、携帯性、換金性といった条件を満たしているものであり、それは継続的富裕感の保証みたいなものです。それゆえ彼らにとって『富』の象徴としての一つの宝石は家族にとって大事なものなわけです。

 日本人にとってのダイヤモンドは贅沢品としての表面上の顔ですが、本来のダイヤモンドの意味を理解してもらうことが今後のダイヤモンドのビジネスを大きく影響をするでしょう。

 美観は心を豊かにし、希少性は満足感を、耐久性は安心感、そして携帯性は利便性を感じさせ、最後に換金性は財貨としての実利的豊かさを与えます。そしてそれらを継続させる価値がダイヤモンドにはあるわけです。勿論、宝石としてのダイヤモンドの意味ですが・・・。 

 仮想経済、仮想通貨、AIと現代の世の中は実態を否定していくような状況にあります。それへの警鐘がトランプ次期米国大統領だったり、フィリピンのドゥテルテ大統領の誕生なのではないだろうかと感じています。それは綺麗事ではなくて実態へのより戻しだったり、仮想なにがしへの不安だったりと、わかりやすい彼らへの期待が大きいのではないかと思うわけです。

 ダイヤモンドは実態です。後は解釈をどうするかという事ですが、特殊ダイヤモンドの値上がりや
中東のダイヤモンド専門のファンドの誕生やシンガポールの一般向けのダイヤモンド取引所の開設等々その裏付けとなる事柄はたくさん出てきています。あとはどうとるかという事になるでしょう。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

2016年11月21日月曜日

ダイヤモンドの変化⁉

 今朝、久しぶりにパスポートの延長の手続きの為に満員電車に乗りましたが、うわさには聞いていましたがこの目で見てしまったんです。

 満員の車内で座席に座っていた三十前後女性がおもむろにポーチを開けて化粧品を取り出したのです。よく見るとすっぴんだったのですが、ファンデーションから始まり手慣れた風にお化粧を開始したのです。

 よく口紅を差している光景は見たことがありますが、それすら行儀の良いことではないと思っていますし、ましてやお化粧を人前ですることはおトイレを人前ですることに等しいことと聞いていた世代には驚きの光景でした。

 その上で、しゃっくりをして横の人に『すみません』と声をかけていたので二重の驚きだったのです。恥外聞の基準がどこにあるのだろうと首をかしげる次第です。

 もちろん世の中の常識や感性の違いというものは時代とともに変化をするので眉をひそめてもそれ以上の関心を持ってもいけないのでしょう。

 ダイヤモンドの世界においてもシンジケートがコントロールしていた時代から価格の変化においても『価格は絶対に下がらない』と言う伝説から1980年代の暴落があり、さらにはシンジケートがコントロールをやめ、多くの鉱山会社が参加をするようになってきてからはたまたま経済状況が中国をはじめ発展途上国の需要が増え価格はそれなりに上昇を続けてきました。

 しかし、80年代の日本のバブル崩壊のあとのように中国の景気が陰り始めてくるとやはり価格が弱含みになってきています。現状においても日本だけの価格弱含みではなく、世界中の傾向になってきています。

 ただし、特殊な希少性の高いもの、例えばブルーやピンクのようなファンシーカラーの大粒や特殊な色物に関してはその限りではありません。勿論イコールダイヤモンドの価格が値下がりかというとそういうわけではないのです。

 ダイヤモンドの価格に関しては原石にお価格を指すことが望ましいのです。それは研磨においても最終ユーザーの手元に届くレベルにおいては流通の利益が絡んでいますので、現状のダイヤモンドの価格の値下がりは研磨済みのものという事になります。

 ただ皆さんの手元には研磨済みのものが手に入るのですから全体的は価格が下がっているといえます。これは研磨をしているところが在庫の流動性がなくなってくるとやはり売りが弱めになり、在庫の回転を上げようとする結果です。

 以前であればこのような現象はあり得なかったというところから冒頭の話になるのですが、時代とともに物事のとらえ方を変えていけなければならないと思うわけです。小生がこの業界に入った時から変わらないことは原石にかかるコストは増え続けているという事です。

 供給会社が増えたにも関わらずダイヤモンドの価格が維持をされたことは現場での難しさを物語っているのだろうし、多くのファンドがその鉱山会社に参加をすることによって原石の価格を暴落させるようなこともないでしょう。勿論時代が変わればわかりませんが・・・・。

 ただここ十数年で変わるほどダイヤモンドの基盤が弱いとも思えません。現状においては海外を含め、国内においても価格が弱含みであり、今が買い時なのかもしれません。しかし、ダイヤモンドが特に国内においては品不足であることも間違いがないでしょう。

 ダイヤモンドの価値が変わっていることはないのですが、販売方法や取得方法、換金方法も含めて時代とともに変わってきたことも事実でしょう。ダイヤモンドが変わることはありませんがダイヤモンドの環境が変化し続けることは今までとは変わってくるでしょう。
http://diamond-exchange.jp

2016年11月19日土曜日

景気への疑念⁉

 数字だけでいっても景気そのものが良いようには思えませんが、不思議に思うことがあります。
普通はオリンピックが決まるとその瞬間的に何らかの景気の動きがでますが何ら気配がありません。

 なぜだろうかと考えると単純には小池知事による五輪の見直し問題や豊洲の問題のようなことが間接的に関わっているように思いますが、本来のオリンピック景気というものはその規模位では響く問題ではないと思います。

 その背景にはやはり日本の政治の未熟さがあるような気がします。前回にも書きましたが多くの国民が将来に不安を抱き一時的に入ったお金であっても貯蓄に回したり、使う事の不安を持ち生活をしているという事でしょう。

 仕事がら今建築や工事関係に携わり忙しくしてお金の周りが良い人も周りのお客様には多くいるのですが、多くの人が口をそろえて言うことは
『今は仕事があるから良いけど、何時なくなるかわからないからね。』
という言葉です。

 つまり、将来の不安です。以前の五輪や高度成長期には将来の不安を抱えていた人々はごく少数だったと思います。それ故にお金も使い、流通も激しく動いていたのだろうと思います。以前は車で動くことは歩くのと同じでほとんどが渋滞の道ばかりで何のための車かとさえ思ったものです。

 しかし現状はどうかというと瞬間的には渋滞があっても以前ほどではありません。これだけ物流が増えたにもかかわらずです。それは動いているもののバリュウが減少しているとともにシステムが成熟をしてきたとも言えるのでしょう。ただその割には景気が動いていません。

 政治の弱点である政治家の未熟さが大きな要因であることは否めません。つまり点で見て線で見ない。さらには近視眼的発想と責任に関与する仕事を避けるといった本来政治家としてあるまじき人々を政治家として選んでいるという事でしょう。

 何度も書いてきました、キャップ制度を導入し貸出規制を強化し、さらにはマイナンバーを導入し行政の使い勝手だけを考え庶民を窮屈にしており、その上で景気を上げようとしてもむりがあります。矛盾という言葉そのものだという事を各論ばかりではなく総論を見て考えてほしいと思います。

 海外でこの状態に陥ると間違いなく金とダイヤモンドが売れ出します。なぜなら人間というものは
自らを守るためには多少のルール違反はいたし方がないと考えているものです。それは『嘘も方便』という言葉があるように善と相反する悪ではなく善があることを人間は知っているからです。

 『悪法も法』という言葉がありますがこれは結論的には間違っているけれど法律としてある以上は守らなければという考え方ですが、その反対の考え方はないのでだろうか?『違法ではなるが善』という言葉にでもなるのでしょうか。

 その方法として海外の人間は金やダイヤモンドを利用します。それは窮地に陥った時こそという道具として重宝されてきた歴史があるからです。いつも書きますが人間は白と黒の間の限りなく広い薄い灰色から濃い灰色の中で生きています。法律では決められないものが沢山あります。法律は単なる目安でしかありません。

 ダイヤモンドはまだ完全に法律の中で縛られたものではありません。それ故にこのような時代は宝石としてのダイヤモンドが動きます。それを多くの海外の人々は『富』と考えるからです。

 『富』とは日本の場合環境、財宝等の集積された状況を指すことが多いわけですが、それらが継続することも継続することも含めて海外の人々は考えます。それは島国と国境線がしょっちゅう動く民族の違いでもあるでしょう。

 景気というものはこれらを総合的に動かす政治の力が必要なものだと考えています。その政治家が目先の石に躓かないように考えはしても行き先を見つけることができない状況にあるのが現状の日本でしょう。

 つまり、年金システムを維持することは考えてもその根幹となる人々のメンタルを考えないという事です。景気というものは人々のメンタルであることは言うまでもないのですから・・・。

 人々は安心も考えますがそれ以上に夢が持てるかどうかで不安かそうではないかを感じます。今の政治は安心も夢を与えることができません。田中角栄の『列島改造論』とは言いませんが国民が希望を持てるような政治をしてもらいたいものです。

 『景気とは時の政治家に対する評価である』ことを理解してほしいのです。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

2016年11月17日木曜日

年末のダイヤモンド⁉

 アメリカにしても日本にしてもこの11月からクリスマスセール、年末商戦として最も小売業が活況を呈する時期でもあります。しかし、日本の現実は何やら怪しげな感じもします。

 国会で現在、年金のスライド式減額を検討しほぼ成立をする様相ですが、本当に日本国会議員は国の事を考えているのだろうかと疑問に思うことがあります。第一に物価の上昇、収入減それゆえの年金支給額の減額という事はさらなる消費を控えさせ、さらには景気を考えると現状の刺激にもならずに『ウエット・ブランケット』、つまり、アメリカのスラングではありますが水を差す状況になる訳です。

 年金のシステムや維持を目的としているのだろうけれど、それならば防衛費やODA等の予算を少し削減し、さらには会計検査院が発表をした無駄遣い一兆数千億円の見直し等々が先であり、そのうえで年金の維持を目指すべきで景気を冷えさすような政策には頭をかしげてしまいます。

 もちろんそれぞれの理由がありますが、何よりも国民が安心する国づくりが先決なのは言うまでもありません。理事国のほとんどが資金を出していない国連に敗戦国待遇の日本が一番拠出する必要があるのだろうか?

 このようなことを考えるようになると内向きと言われますが世界のほとんどがその状況にあり、一度立ち止まり、考える必要があるでしょう。
 
 消費を増進するには多少のリスクは伴うにしても、銀行や信販の限度額引き上げやむしろ年金増額を示唆するようなアナウンスメントが必要なのではないでしょう。か。

 一時はダイヤモンドの売り上げの多くはこのクリスマスシーズンに作られておりましたが、今ではそれも夢です。しかし、購買の意欲が別の意味で起きているのも事実です。それは投資です。

 以前はこのシーズンに展示会など呆れられていましたが、今では一年中が展示会で恒常化が進むほどに店売りのシェアは少なくなってきました。煌びやかな装飾と陳列が多くの人々に夢を与えていた時代がうそのようです。

 時々、宝飾品の大廉売は何を生み出しているのだろうかと考えます。宝石そのものの価値を減少させ、現実でユーザーを打ちのめしているような宝飾品の売り方に何の価値があるのでしょうか。

 一説には店頭ディスプレーの発祥業種は宝飾業だといわれています。正確には覚えていませんが1900年代初頭の米国はサクラメントの宝石店が店頭ディスプレーを始めたのがスタートといわれています。

 多くのビジネスのモデルになった宝飾業界の基本に立ち返るには年末は本当に良い機会だと思いますが華やかな現状を取り戻すにはダイヤモンドの光が一段と光り輝かなければいけないのでしょうか。その前に扱っている人々が光ることが大事なのでしょう。

 年末はダイヤモンドが一段と輝く期間です。ぜひ扱っている人々はユーザーに夢と心を差し上げていただきたいと切に願います。

 *今月から店頭にてダイヤモンドの無料査定を行っています。(売買ではありません)

http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow
 

2016年11月15日火曜日

ダイヤモンドと年金⁉

 今国会に何やらわけの解らない法案が通ろうとしています。それは将来的に年金の支給金額を下げようというものです。

 その理由が年金機構とそのシステムの維持ですが現代では年金の担い手である若者が減り、支給を受ける年寄りが増えているという事が理由です。物価が上昇しても給料が上がらないから若者からの年金徴収が出来なくなるので支給金額を下げようという事です。

 何を考えているのでしょうか?物価が上がって年金支給をさげるという事は本来の目的であるお年寄りが安心して過ごせるようにという事に反しています。それを主目的にするならほかのものを削っても最優先するべきではないのでしょうかそれが国家の役割です。

 昨年一年の税金の無駄遣いが1兆数千億円というのが会計検査院のまとめでした。同じ役人仲間が査定をしてもそれくらいの無駄遣いがあり、防衛費等々も国防という幻想がどこまで続くのかというくらいに高くなっています。ましてや消えた年金問題はどうしたのでしょうか?その消えた金額は2兆円を超えていたはずです。

 社会保険庁に至っては看板を挿げ替えただけであり、中身は何も変わっていません。本当に無駄遣いがおこなわれていないのでしょうか?

 確かに若者が減ってきていることは事実です。しかし、過去に比べるとどれくらいの高齢者が職業に就き年金を納め続けているのかを考えると現在において年金の徴収は以前から比べて格別に落ちているとは思えません。

 つまり将来という事を前提としている割のはやることの順序が違っていることになります。そこで自己防衛を各自が考え始めることによりさらに年金の不払いが起きてくる可能性があります。さらには将来の不安から蓄財から始まり効率の良い運用方法を考えてもしかたがないわけです。

 最近ダイヤモンドを資本の基として将来自身の入る老人ホームの入寮金にしてはどうかという話が出てきています。勿論まだまだユーザーの啓蒙とコンセンサスは必要となるのですが可能性がない話ではありません。

 もちろんある一定の大きさという事にはなりますが『それなりの蓄財はあるから宝飾品はほしいけど譲る相手がいないのよね。』というユーザーが多々います。それであればある一定期間自分で楽しみ老後ホームに入るときにそれを換金し、入寮資金に充てるという事です。

 このメリットは預貯金は目減りするがダイヤモンドに関してはある一定の期間保持すればもとめた金額を上回る可能性が過去の歴史上は大きいという事になります。ただし、それらの換金や購入に関しては新たな仕組みは必要ではあります。

 ただ可能性は大であるとだけは言えるでしょう。

(例)2000年前後10cts」、D,IF、EXはUS60,000./ctでしたが、現在ではUS180,000./ctです。
       およそ3倍になります。(諸条件はあります)
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow
 

2016年11月14日月曜日

ダイヤモンドの今後⁉

 トランプ氏が第45代アメリカ大統領に選出され、地金市場やダイヤモンド市場もないやら動きが出てきたようです。

 米国の某有名投資家はトランプ氏の当選が確実になると一挙に手持ちの金を売りさばき他の金融資源に移行をしたようだし、米国のダイヤモンド市場関係者もダイヤモンドの市場状況を明るく見ています。

 これらの状況を見ると米国の市場を今後をウオールストリートが更なる中心になるような気もしますが、トランプ氏の公約や彼の支持層を考えると少し矛盾をしているような気もします。

 米国のダイヤモンド関係者の見解はオバマ・ケアも廃案にされ、多くの保険会社や富裕層にとってはとりあえずの増税は回避されたと考え、今年のクリスマスシーズンを控え多くのミドルクラスの消費者がショップに戻ってくるだろうと楽観視をしています。

 総じて米国の経済界は歓迎ムードのように思われます。ただ、これらのことはさらなる格差になる可能性も否定できないのですが、過去のレーガン大統領のようにレーガノミックスにより内向きな政策とされながらも財政の再建を行った事例もあります。しかし、そのあとにきた時代はのある社会ですがトランプ氏の政策がうまくいけば米国経済には好影響はあると思われます。

 昨今ふれているようにグローバリズムやTPP等は一見インテリジェンスのフェアな考え方のように思いますが何やら小学校の運動会の順位を決めないという摩訶不思議な現象とも似ています。それぞれに特異なことや特徴があることを知る機会が失われ、いかにも平等な社会を実現していそうな気がしますが、これは誰もが責任を取らないでうやむやにする東京都の行政にも似ていることです。

 話はそれましたが、内向きな政策というものは人に優劣が付きやすくなるものです。ある意味その象徴がダイヤモンドのようなものです。ダイヤモンドというものは『』というものを具現化したものだと思っています。
 
 日本では飾るものや宝飾品ととらえられることが多いダイヤモンドですが実際には継続性のある財産という考え方が欧米の考え方ですから今後の伸びていく要因には十分になり得るわけです。(もちろんある程度以上のものという意味です)

 それゆえに大粒であってり希少性の高いものはさらなる需要が増えていくでしょう。最近では新たな鉱山の発掘が行われ大粒のダイヤモンドが発見されているといっても最近の金融資産からべ比べても絶対量がありませんからまだまだ宝飾市場以外でのダイヤモンドのマーケットは増加をするでしょう。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

2016年11月12日土曜日

豹変⁉

  ドナルド・トランプ次期アメリカ合衆国大統領の当選後の豹変ぶりには少しびっくりしています。特にオバマ現大統領と会談後の両者揃っての記者会見においてはまるで借りてきた猫のようでもありました。

 多分に会談の中で大統領としての仕事内容や見識について話し合いも持たれて改めて大統領の大変さに躊躇していたのかもしれません。

 こんなはずではなかったと思っていたかもしれないし、まさか本当に当選するとは思ってもいなかったのかもしれません。

 もちろん本人の豹変さもそうですが、政治評論家なる者の豹変ぶりにも反吐が出そうでした。多くの評論家たちはドナルド氏の当選には否定的であったにもかかわらず、当選をしてみると『彼は本当は頭がスマートで暴言は演じていたのだろう』とか『彼は実に合理主義ではあるけれど今後の政策にはそれが役に立つであろう』等々、昨日まで否定的であった人々とは思えないようなコメントが続きます。

 今回の大統領選に関してはほとんどの評論家はボンクラ揃いだったといえるでしょう。木村太郎氏などは最初からトランプ氏が当選するだろうといって、変わり者扱いされていましたが結局は彼の判断が正しかったという事になるのでしょう。少数派であってもちゃんとした分析と判断は何事にも共通しているような気がします。

 トランプ氏のTPP離脱に関しては私自身も肯定的で、以前からグローバリゼーションの限界の話を何度か書きましたが、保護貿易とは言いませんがそれぞれのローカル色があって世界はまとまっているのです。一律化することが必ずしもグローバル化ではないと思っています。

 それぞれの地域性や民族の特殊性があって当たり前なので、それぞれの特徴を生かしたものを生かしていけばよいので、一律にして貿易の均衡化をすること自体に問題があるような気がするのです。

 平等ほど不平等はないのです。それぞれの得意分野があって当たり前でそれを選択するのがそれぞれの民主主義でもあると思います。高い関税をかけて保護貿易をすることは必ずしも良いとは思いませんがそれぞれの競争があっての資本主義であれ民主主義の根幹だと思うのです。

 決して利権集団を守るための関税であったり、保護であったりしてはいけないのですが必ずしもなにからなにまで競争になるわけではないので、それぞれの強みを生かしたローカルを出すことが本来のグローバリゼーションだと理解をしています。
http://diamond-exchange.jp

2016年11月11日金曜日

トランプ・ショック⁉

 アメリカ合衆国の次期大統領が不動産王のドナルド・トランプ氏に決まり世界中が騒然としていますが、一部の人たちの間ではある程度の予想はしていたとの声もあります。つまり想定内でもあったという事になります。

 私が驚いたのはそのこと自体ではなく金融相場への影響がたったの一日しかなかったという事です。つまり、以前であれば世界的ショックなわけですからもっと多くの影響が出ていたと思うわけです。TPPでは日本国内ではここ一年騒然としていたわけですし、ましてやその関連を考えればTPPに反対をしている人間がアメリカ大統領に選出されたわけですから相場が荒れて当然とも言えます。

 しかし、混乱は本当に一日も続くこともなくほぼ平穏に戻りました。このこと自体は以前にも書きました実体経済のバリューよりも仮想経済のバリューのほうがやはり大きくなってしまったことの証明でもあるでしょう。

 日銀の金融政策や欧州の中央銀行などの政策が殆どせ会の経済に影響を与えることもなく、ましてやFRB(米国連邦銀行)の理事長を再選しないとまで公言しているアメリカ大統領が選出されたのに金融相場は何ら影響をされることがありませんでした。

 つまり、それらのことを総合して考えると金融相場はもはや人間の心理や実態ではなくコンピューターがデータとシステムにより判断をした内容でのみ変動し、その実態は人間の心理的なことが引き金にはなるのでしょうけれどその後の運用判断はコンピューターにより行われその規模は実態をはるかに超えているという事でしょう。

 一番怖いのはリーマン・ショックの時にもありましたがデリバディブによる連鎖でしょう。それが起きた時にはリーマン・ショックの比ではないような気がします。勿論そのきっかけは一部の人間の作為的な物から始まるかもしれませんし、誤作動によるものかもしれません。

 そして、それは今後大きな資産を持っている人々にだけ富が集中し、仮想通貨の時代に本格的に入ったことを意味していることでもあるでしょう。

 いずれにしても、私の『トランプ・ショック』は彼が選ばれたことでもあるのですが、世界最強の国の大統領選においてとてつもない波乱が起きたのも関わらず金融相場の動きが限定的であったことです。

 アメリカなどのダイヤモンド業界はこの結果を肯定的な目で見ていることも事実です。オバマケアが否定され中間層の減税などの視野に入れるとその結果は投資用ダイヤモンドなどにも良い結果をもたらすだろうとみています。このことが今後のダイヤモンドの価格に影響を与えることも必然的にあるだろうとも考えています。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

2016年11月3日木曜日

ダイヤモンドの4Cの意味⁉

 昨日お取引先の販売員の方からの質問があり
『4Cのグレードで価格が決まるわけではないという事は解るのですが、でも価格の高低は品質で決まるわけですよね。その違いを説明することが難しいのですが…。』
というお話がありました。

 確かにダイヤモンドの価格はそれぞれの品質により変わりますからその意味合いもわかるのです。

 例えるなら、スキージャンプで見た目ではほとんど同じようにとんだ距離に見えても金、銀、銅が決まったとします。なぜにその結果になったのかという事においては飛んだ距離と飛形点が数字で表示され、その順位の目安を示します。その数字がグレーディングです。メダルを価格、数字をグレードと考えるとということですが。

 つまり、グレードとは結果が出ている価格の目安になっているだけです。仮に今回100メートル飛んで金メダルであっても、別の大会で100メートル飛んだから金メダルになるという事ではありません。それはグレードが出ているから価格はこれだという事にはならないということです。

 4Cという言葉の解釈をイコールグレードという風に理解をしていると勘違いを起こします。4Cの意味はあくまでもCarat(重さ)、Clarity(清澄度)、Color(色)、Cut(研磨)というジャンルを指しているのでこのカテゴリーで価格は決まりますよという事で、それはジャンプ競技で距離、飛形点というカテゴリーで順位が決まりますという事です。

 あえて言うのなら4Cとは4つのカテゴリー(Category)という事ですといったほうが良いのかもしれません。ですから価格は間違いなく4Cで決まります。しかし、グレード結果において価格が決まる訳ではありませんということで100メートルという結果が出たから金メダルという事ではありません。

 ただ、ダイヤモンドのグレードにおいて100メートルはいつも10,000センチとは限りません。時には11,000センチだったり、場合によっては9,900センチだったりもします。なぜならそれは目測だからです。でも順位の差を決めるには何の問題もありません。

 年代や鑑定会社、鑑定士によってその結果が違うことはあり得ることなのですから、順位つまり価格差の違いが分かればよいのです。ただ同じような条件下でなければそれも意味がないと言うことになります。つまり、同じ年代、同じ鑑定会社、同じような鑑定士でなければなりません。
それは同じジャンプ台同じ大会でなければその結果は比べることができません。それでも風の条件により同党には完全にはなりません。

 グレードで目の前にダイヤモンドが表れてもそのグレードを納得ができないこともままあります。それは価格を品質で決めていく我々のような仕事をしている者には決して一致をするような説明ではないからです。

 グレーディングレポートというものは商品の取り扱い証明書ですから実際には使ってみなければわからないものです。ダイヤモンドも実際には見てみなければ納得がいかないものも多くあります。勿論現在の取引においてはGIAのレポートを完全否定するものではありません。

 あくまでも目安にはなるのですから・・・。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

2016年11月2日水曜日

ダイヤモンドの投資用⁉

 ここ数年一部のダイヤモンドの値上がりやオークション等での高額落札の話題がままメディア等でも話題になります。勿論それらのメディアでは話題になっていないものも多くあります。これらの多くは投資用であったり財産の保全用としての用途でもあります。

 これらの話題をするときにこのことが全てのダイヤモンドに当てはまるかというとそうではありません。条件として宝石の5大条件(美観性、希少性、耐久性、携帯性)を満たしているという事になりますがこれらは時代や環境によっても変わってきます。

 例えば1ctのサイズであっても以前であれば良質のものであればという条件があればある程度の値上がりが考えられましたが、現在では値下がりはしないにしても思った様な結果になることはないでしょう。特にそれ以下のサイズに関しては量もあり、希少性という意味でも該当は難しいでしょうし経済状況にあまりにも左右されますので向いてはいません。

 と考えると美観を前提とした希少性を前提に考えることが一番妥当という当たり前の答えになります。つまり、宝石という前提を考えたときには換金性が条件なる訳ですから処理石、半貴石はその対象になることは難しいでしょう。

 また1ct以下のダイヤモンドに関しても換金はできるでしょうけれど冒頭のような話題に含まれることはないでしょう。勿論低品質のものであれば1ctであってもその例外ではありません。特に今通販で売っているような内容のものであれば換金も難しいでしょう。

 それでは投資用となればどんなところであれば向いているのかというと前提として大きさという事になるでしょう。美観が整っているという前提ではありますが、それぞれのファンシーカラーにしてもホワイトのものにしてもそれらの希少性の中で大きなサイズのものがより有利であることは間違いがありません。

 ただし、これらのものにたどり着くことは非常に難しく、お金があっても機会に恵まれなければ手に入れることはできません。仮にそれらは我々ダイヤモンドに長く携わってきた人間にとっても容易なことではありません。今までも数々のこれらのダイヤモンドに関わっては来ましたが現在においてはなかなか容易ではありません。

 現在、仮想通貨として話題になっているビットコインのマイナー(取引人)がごとく、そこにたどり着くこと自体が大変な状況でもあります。以前ビットコインはダイヤモンドビジネスそのものであるという事を書きましたがまさに現状はその状態です。

 BCの取引を扱うところをマイナーという呼び方をしますがこれは英語で鉱山会社という意味です。鉱山会社がダイヤモンドの鉱脈を探るがごとくBC市場の取引に参加するためにあらゆる手段を用いその都度その取引を手掛けることができるのはごくわずかなマイナーだけです。

 現状のダイヤモンド投資市場はBC市場がごとくそれを扱うこと自体が大変な状況にあります。少しでもそれらのダイヤモンドに近づくことが今後のダイヤモンドビジネスの成功にもつながるでしょう。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow