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2022年5月2日月曜日

ダイアモンドと花火⁉

 秋田の大曲の花火大会が2年ぶりに開催されました。

 花火職人が『このまま花火が必要とされなくなったらどうしよう』考えていたという事をインタビューでいっていました。

 私自身この言葉に反応したのは、コロナ禍において出かけることも集まることも少なくなりジュエリーを身に纏う機もなくなり、更にはファッションそのものもフォーマルが減り、カジュアルなものになっていく現代において『ジュエリーは大丈夫なのだろうか?』と考えたからです。

 ダイアモンドそのものにおいては資産性をはじめ、ある種の特殊性や用途があるのでそれほどの心配はしていないのですが・・・。

 ファッションジュエリーにおいてはアクセサリーでも良いではないかという人々も多くいます。しかし、本当にアクセサリーで良いのだろうか? 

 花火にしても単純に上がっているだけの発煙筒や照明弾で済む話ではないだろう。勿論それとは一緒になりませんが、実用性だけではない情緒的な面というものを大きく考慮すればジュエリーそのものも退化することはないのだろうと考えrます。

 花火にj関してもジュエリーに関しても実生活の中であってもなくてもよいものに捉えられそうですが、実際には人々は感動し、季節を感じ、そしてその創造性を称賛するのです。

 現実の問題としてはジュエリーに関して人々はそれほどの感動も想像性への称賛もありません。何故なら、あまりにもありきたりのデザインや価格に走ったもの、そして値引き等の販売方法が消費者の感動やデザインの創造性への称賛の機会を奪ってきたからです。

 そう考えると花火の職人たちは毎年、人々を感動させるべき努力を重ねてきたような気がします。それゆえに人々は待ち望み、新たな仕掛けの花火に感動し、その創造性に称賛を与え、日々の日常を忘れさせてくれたそのショーに感謝もするのでしょう。

 ダイアモンドそのものに関しては自然が創造し、その美しさは人々に感動を与え、更なる輝きを増す精神性があり、そのものを鈍らせる権利には人間にはないのです。ただ、人々はそれを曇らせたり、輝かせたりする力は持っているのです。人間はその力の使い方を間違ってはいけないのです。

2022年4月28日木曜日

ダイアモンドと今後の展望⁉

  乱世と言って良いような現代です。

 新型コロナ、ウクライナ侵攻をはじめ、国内でいえばよくないインフレ、経済格差の広がり等々数え上げればきりがありません。

 そんな中で金の高騰や極度の円安など我々のビジネスにも影響があるような現象もあります。国民の現金預金がタンス預金を含めて2000兆円を超える数字になり、この現象の根底には将来の不安や国に対する不信があるのでしょうか?

 金の高騰に関しては実際には高騰どころか下降をしているのですが、円安の影響を受け国内的には高騰をしているように見え、メディア等でもウクライナ侵攻を背景に有事の影響による金の高騰としてますが、それは大いなる勘違いです。

 金の価格だけでいえば一昨年の8月をピークに1オンス2000ドルから下降が始まり、現状は1900ドルを行ったり来たりといった状況です。つまり、現状は日本の金融政策による為替の影響によるものであり、決して金の相場の問題ではないのです。

 その金の相場に関しては現在は過去の相場とは異なり、金融上の踊り場的な役目を果たし、過去の様な有事の金でもなければ経済の異常によるインフレ対策としての金でもないのです。

 現状のフィンテックの中では一人の人間が何兆円もの資産を動かし、いちいち金の相場を見るというよりは株式や国債などの状況により、一時的に資産の回避する場所としての金の役割が大きいのです。

 現状為替は円安傾向にありますが、その一番の要因は勿論、日米の金利差であるわけですが約5年物で2.8%の差というものをどう捉えるか?という事にもなります。単純に言えば130円よりも弱くなることは考えにくいし、120円よりも強くなることも考えにくいとなれば、しばらくの間は120円台をウロウロするといえるのではないでしょうか。

 そうなると我々のダイアモンドをどう考えるとよいかという事ですが、1ドル110円より弱くなる環境下では輸出を念頭に入れるべきというのが私の考えです。何故なら、最近の事ですがお金欲しさではなく『墓じまい』ならぬ『宝飾じまい』したいと思っている方が多いという事です。

 つまり、大粒のダイアモンドをはじめ高額な宝飾品を手放したいという方が多くいるという事です。それであれば腰の弱くなった日本市場より海外市場へ向けた試みをすべきという事です。

 それらの人々は年齢も上がり、バブルの頃のデザインを多く所有しており、現代のカジュアルになり過ぎたファッションには馴染まないものが多くあり、手放すには抵抗がないのです。それ故に過去の如何わしい価格で販売がされた物で価格が想定よりも安くても、目的はお金ではないのでスムーズに事が運びます。

 私自身も以前、長く海外でのビジネスを行ってきたという事もあり、今後をふまえ海外への進出も一つの手段ではないかと考えています。


 

2022年4月18日月曜日

戦争と災害とダイアモンド⁉

 ロシアのウクライナ侵攻以来、ダイアモンドに対する問い合わせをいただく機会が多くなっています。

 資産としてのダイアモンドについては以前よりブログやセミナー等などで取り上げてきましたが、確かにこのウクライナ侵攻以来、様々なご意見や反応をいただくことが多くなまりました。

 ダイアモンドの資産として有効性は以前から触れてきましたが、安全資産であると同時に携帯性、対応性に関しては今回の様な惨事が起きると改めて感じざるを得ません。

 今回もウクライナの富裕層がいち早く対応をしたことやポーランドやオーストリアでの避難民の人達のダイアモンドによる換金が行われているという内容はダイアモンドのユダヤ人仲間から多く聞きます。

 戦争は実感がないにしても災害というある意味戦争以上に悲惨な出来事は我々日本人にとっては他人事ではありません。長く続いた不動産神話も限界が近づく様が最近の土地価格にも反映されてきています。

 どうしても東京や大都市の不動産を物差しにしがちですが、過去栄えた地方都市がシャッタ―商店街や過疎化しているとをもっと現実的に受け止める必要があるのです。それは徐々に大都市に迫りつつあり、現状のタワーマンションに関しても高騰しているといっても建材が値上りがりしているだけであり、決してその土地自体が値上がりしているわけではありません。

 投資信託にしても、ここ二、三年多くの小規模投資家たちは苦しんでいます。現代の投資に関しては大規模投資家だけが潤いを得る仕組みになっており、決して投資家皆が富を得るわけではありません。もっと言うと相変わらず千三つ、つまり千投資して三つ戻りの世界であることに変わりはありません。

 現実にイーロン・マスクやバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ社などのリターンは驚異的ですが、実際の身の回りでの投資信託難民は後を絶ちません。つまり現在の金融というものは魔界に近い存在であり、ITやデジタルさらに言えば特殊な情報収集能力がなければ太刀打ちは出来なのです。

 多くの証券会社の担当者は上辺の知識で営業をしており、彼らの知識では到底現状の金融の世界は計り知れないのが現状でしょう。

 ダイアモンドというシンプルで安定した資産へ改めて目を向けるには絶好の機会かもしれません。ただし、宝飾業界とその世界は似てはいますが、決して同質のものではないことを、改めて記しておきます。

 あとは、お金があれば手に入るといった品物ではなく、手に入りやすいものは、やはり資産性は低くなるという事も併記しなければならないでしょう。



2022年3月23日水曜日

ダイアモンドの近々⁉

 昨年来からの値上がり傾向や年始の各鉱山会社からの値上げ発表、更にはロシアのウクライナ侵攻と値上りトレンドが続いています。

 アルロサへの制裁を含めダイアモンドビジネスに暗雲が漂うような気配すらしますが、実際には大きな変化はないと思っています。

 事実、アルロサの原石は制裁に加わってはいないインドに次から次へと送られ研磨され、供給には問題がないようにも思われます。むしろアルロサの原石供給過多による問題がはらまれてきます。

 それは小粒のダイアモンドの90%以上の研磨シェアがインドに集まっているために、むしろ小粒に関しては近々に値下がりすら予想できるのではないかと考えています。

1980年のダイモンドの大幅値下がりもその前の過度の値上りとイスラエルダイアモンド業者の過度な供給が大きな要因でした。多くは1ct以下の小粒でしたが。勿論背景は今回とは違いますが現象面だけを見ると今回起きている部分と非常によく似ています。

 勿論大粒ダイアモンドに関してはその例外になるでしょう。絶対的な供給量が足りず、今回のウクライナ侵攻により需要が増すことが十分に考えられるからです。

 現実に以前のように決して買い手市場ではなくなっています。余裕があるのなら無理には売る必要もなくさらに言えば、現在は大粒オーナーの殆どは資金的に余裕のある人が、圧倒的だからです。

 ダイアモンドのディーリングにおいても圧倒的に購入希望者が多く、販売希望者との割合は8対2といっても過言ではないのです。

 さらに日本においてもその傾向は強くなるでしょうし、日本においての新なるダイアモンドビジネスのスタイルになるのかもしれません。


2022年3月8日火曜日

ウクライナリスクとダイアモンド⁉

 前回書いた内容とダブる部分と異なる部分があるかもしれませんが、ロシアの更なる侵攻により状況も、かなり世界的にもひっ迫してきたように思えます。

 前回、有事の金とドルという割には金の値上りは限定的であろうと見解を記しましたが、ここにきて安定資産への資金の流入が増えるとともに金も数日以内には史上最高値を更新するような気配が出てきました。

 米国でのテーパーリングの動きから利上げ予想が大方の見方でしたが、ここにきて資金の動きから米国債の集中が始まり、利上げ予想は遠のくような状況になってきました。

 インフレ抑制策としての利上げでしたが、ここにきて米国債への資金の集中が、それを難しくしています。しかし、ロシアのウクライナ侵攻が激化をするに従い、原油や穀類の原材料の値上りの流れを汲みコストインフレ、つまり、スタグフレーションの様相が強くなってきました。

 今後の株価の暴落を予想させるとともに,我が日本においては最も顕著な現象が出てきます。それは貿易国であった日本は既に投資国へと変貌を遂げていることをあまり知られていない事ではありますが、日本の海外への投資額は既に先進国でもベスト5に入るレベルです。

 つまり、貿易収支の赤字が増えるとともに国有資産の価値下落をはじめ、不動産のリスクが顕著化されることが予想をされるからです。そうなれば当然の円安であり、物価上昇です。

 多くの投資家、資産家がリスク資産から安定資産への資金意向が顕著になっている現状が地金の高騰であり、米国債の利幅減なのです。

 一方、安定資産としての大粒ダイアモンドは今回のロシアのウクライナ侵攻を受け、そもそもが値上がり傾向にあったもの(一部ではロシアのウクライナ侵攻は昨年末には織り込まれていたともいわれています)がここに来て更なる底上げがあります。

 ウクライナの避難民がポーランドやオーストリアなどでのダイアモンドの換金の動きは既に出ているとの情報も流れており、戦争や災害時の資産保全策としてのダイアモンドはここでも生かされています。これは東日本大震災の折にも起きた傾向です。

 更にはロシアが一定の影響力を持っていた中東の不安定要因は地政学的にも問題であり、更に今回のインドの親ロシア姿勢はQuad(日、米、豪、印)戦略対話にも影響を及ぼします。それは中国への誤解を招くアピールにもなるのです。

 日本は災害も国家安全の危機、更には国家の債権リスクもあります。安定資産への更なる資金移行に拍車がかかる可能性もあるのです。

 

 

2022年2月26日土曜日

ウクライナ侵攻とダイアモンド⁉

 今回のロシアによる暴挙は世界中にショックを与えました。それは専制主義がまかり通る時代の到来を告げるものなのか?

 中国をはじめロシアなどの専制主義というものは自由主義社会への挑戦というより世界の半数以上の国が専制政治を行っていることを浮き彫りにしました。

 1979年12月旧ソビエトのアフガン侵攻の時にも同じ現象が起きました。それはダイアモンドの値上がりです。この侵攻の少し前にダイアモンドの値が上がりが始め、その直後に地金が高騰したことを印象深く覚えています。

 その時にはユダヤ人たちからの情報により、いち早くその情報が告げられ実質的な被害を避けたことがあります。その後数週間で地金の価格が下落し続けたことが思い出されます。

 今回の違いはダイアモンドの値上りというものは共通しているのですが、地金に変化が殆どなかったという事です。すでに高止まりしている地金の相場はメディアによる報道により史上最高値を付けているような印象を受けますが、それは間違いです。

 2020年の8月をピークに地金相場は200ドル近い値下げを行ったり来たりしているだけで為替が弱くなったために日本円で高値が付いたように見えますが実際には決して上値に向かう展開ではありません。

 有事に強いドルと金の時代は既に終わっているのです。現在は仮想通貨にあるようにモンスター金融が実質的な社会環境指標になっており、ドルや地金相場はもう過去のものといってもよいのです。

 ここでダイアモンドですが依然と同じように侵攻の数週間前より顕著な値上がりが起き、更に市場では品不足が起こっています。しかし、今回は前回と違い既に価格が上がり気味であったことに加えこの侵攻が重なったのです。

 更に言えば前回時はダイアモンドの価格はデ・ビアス社のほぼ一社体制だった訳ですが今回はデ・ビアス社を含めアルロサ、リノティントなど複数の鉱山会社が市場に参加をしています。

 このために複数の要因が存在します。一つにはコロナ禍であり、ロシアのウクライナ侵攻ですが、そのほかにダイアモンド枯渇説もその中に含まれ、いくつかの研磨業者の売り留があり、さらに言えば各国バイヤーの買付け控えがあります。

 大粒に別にしても1ct以下のものに関してはこの後の価格の下落も視野に入れる必要があるからです。しかし、今回のウクライナ侵攻の様な事があると利便性の高い資産としての大粒のダイアモンドの価格が今後上がることは容易の想像がつきます。

 

2022年2月5日土曜日

ダイアモンドの値上がりが意味する事⁉

 ダイアモンドの値上がりがニュースやレポートを含め多くの場面で語られ始めています。デ・ビアスの8%の値上げをはじめ、アルロサやリオ・ティントの5~7%の値上げ発表は久しく聞かなかった値上げ率です。

 要因として日本を除く海外での宝飾業の堅調さが背景にあるのですが、コロナ禍において結婚式や新婚旅行のキャンセルに伴った費用が婚約指輪に回り、2020から2022年においての米国のE・コマースの売り上げが180%の伸びを示したことでも解るように巣ごもり需要が増えたことがあります。

 一方で同じ条件下で取引所や多くの研磨工場のロックダウンにより供給不足になったにもかかわらず需要が堅調であったことも大きな要因の一つといえるのです。

 何故に日本の宝飾業界だけが仲間外れになっているのかというと他国との違いは販売方法の特殊性となのです。それは他国では例を見ない展示会等での販売方法です。これらの販売方法は異業種などの参入により宝飾業とは真逆になる販売方法が取られマーッケットを崩壊させたことが大きな要因になるのです。条件が整っているのに結果が出ない。つまり、ベースが違っているという事です。

 販売チャンスを増やした結果、乱売乱質になりヘビーユーザーの信用を失ったことが大きな原因でしょう。多くの庶民に寄せた販売方法はいかにもカジュアルになったのですが、一方で本来の宝飾業とはかけ離れた価値を市場に植え付けてしまったからです。それらの要因が日本の宝飾業が世界においていかれてしまった理由でもあるのです。

 日本の状況はさておき、ダイアモンドの値上がりというより値上げの要因の一つに鉱山会社の持っている情報によるものではないかと勘繰る部分もあります。それは限りなく有限資源であるダイアモンドの枯渇です。

 多くの鉱山会社のここ数年の動きを見ていると大粒のラフをそのままオークションに投入したり、直に研磨し、それを同じくダイレクトにオークションに出品したりと過去のラフマーケットを無視するかのような所業に出たり、アルロサのように小売展開の世界戦略を模索するような動きを見せたりと、デ・ビアスがブティック展開をした時とは事情の違うプロモーションが進んでいます。

 それはいかにも利益を増やし、維持する方法を模索しているように見えます。本来であれば今までの市場を維持することで安定した利益を維持することができるわけですからその動きは市場を壊す展開に見えるわけです。

 それでは何故という事になると、ここ数十年ダイアモンドの採掘はスピードアップされ採掘技術もとてつもない速度で改良をされてきたわけです。それは同時に衛星探査によるダイアモンドの埋蔵量の把握という事にも技術は投入されてきました。

 それは更なる採掘はコスト高になることは十分に考えられると同時に恒常的に過去の埋蔵条件で採掘できる状況の終焉を想像するには容易な十分なデーターを既に持っているのではないかという事です。

  つまり、ダイアモンドの価格を吊り上げざるを得ない状きょぷにあるyのではないかという事も想像が付くわけです。それは今後ジュエリーに使うような1ct以下のダイモンドは別にして、資産性を持つような大粒のダイアモンドは更なる値上がりが予想できるのです。状況は常に変わりますがダイアモンドの意味する価値は変わりません。ただし、市場環境は常に変わるという事になるのでしょう。