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2026年8月28日金曜日

テロワール!?

  イスラエルからのワインを輸入し始めて早4年が経とうとしています。私自身がワインに携わろうとしたというよりも、周りの環境により(在駐日イスラエル大使館等のお勧め)結果的に行う事になってのです。

 ワインも好きだし、イスラエルという国の自然環境も自分に向いているという事もあり、船出をしてみました。四十数年イスラエルでワインを飲み続けて飽きることもなかったのですが、基本的には当初食事に行って飲み物となるとワインしかなかったという事でもあります。

 最近では美味しい好みのビールがたくさんあり、そちらを頂くことも多くあります。不思議にそれらのビールは我が故郷の北海道のビールによく似ていて、大変飲みやすく、最近ではまずビールです。

  ワインエキスパートの資格を取った際にいろいろ勉強をしたこともありますが、なぜにイスラエルという土地でワインが製造されていたんだろうという事が気になり始めました。そこで気が付いたのはテロワールです。

 ワインがお好きの方であれば耳にしたことがあるであろうこの言葉はワイン用語として使用される土壌の事です。つまり、ブドウの生育に適し、ワインの品質の大きく関わるのがその土壌です。

 5,000年ほど前からワインの醸造が行われてきたという事ですから、やはり、そのテロワールはブドウや他の果実の生育に向いていた場所という事になります。

 特にイスラエル北部のゴラン高原地区に関してはゴラン高原自体がもともと火山であったということもあり、火山灰や軽石、玄武岩の風化土壌で構成されており、水はけもよく、根腐れを起こすこともなく、果実の生育にはもっとも向いている土質といえるのです。その上、ミネラル(鉄分、マグネシュウム等)が豊富ですから、その味わいに変化が付き、その地区本来の果実の味わいになります。つまり、上質な土壌という事になります。

 更に地中海からの風やその海抜が多様な果実を育てることになります。それら自然条件がイスラエル地区独自の風味を感じさせてくれるとともに、上質なワインを仕上げているわけです。

 世界各国には色々な名産地やテロワールがありますが、5000年前ほどから自然の力によりワインが造られてきた来たことは、それぞれの国が改良を重ねながら作ってきたテロワールと違い、ある意味最も手を加えずにテロワールとブドウのポテンシャルによりワインが醸造されていたとも言えます。

 しかし、南部では荒涼とした砂漠でブドウの栽培を現代農業の粋を集めた灌漑技術でその環境を生かしています。つまり。砂漠は昼暑く、夜寒く、乾燥した環境にありますから果実の糖度を上げるには向いていますが、水がない訳です。そこでイスラエルという国の農業技術が生かされ、そのテロワールを見違えるほど変化させたわけです。

 そのため、イスラエルという国全体でワインの製造が可能になったわけですが、そこには元々の優れた自然のテロワールの環境が存在をしたからと言えます。

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