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2019年5月24日金曜日

扇動する輩⁉

 最近Y経済研究所によるセミナーが行わられ題材が『合成ダイアモンドの今後』という事であったらしいのですが、その中で数年後には宝飾業界の中でのダイアモンドの割合いの12~15%のシェアを占めるだろうという内容であったという事でした。

 参加をした方からのお話では合成ダイアモンドは今後の業界を左右するとさえ言及していたようです。

 以前から述べていますが合成(人造)ダイアモンドに関してはすでにある意味解決をしなければならないことですが、既に結論が出ていると言って良いでしょう。日本では今騒がれていますが米国では既に法律でも定義付けられている問題でもあります。なぜに今更ここまで大きな騒ぎにしようとしているのかが理解できません。

 Y経済研究所とな大手の機関ではありますが、事宝石業界においては胡散臭い事ばかりをあえて行っているのかいつも大騒ぎをしてはセミナー開き結局は何の解決策も示さずにぼやかしてしまうことが多い組織だと私は認識をしています。私自身も迷惑をこうむった過去があります。

 まずダイアモンドとは炭素の同素体であることは皆さんご存知ですが、他にも炭素の同素体はグラファイトを始め存在します。それをなぜダイアモンドというのかと考えると硬度や電気伝導率に優れさらには希少性が高く何より天然の鉱物であるという前提にあると思います。

 更には宝石というのは天然であることが前提で希少性があるという定義があります。つまり、天然でもなく希少性でもない炭素の同素体といっても良いわけです。本来であればダイアモンドというネーミングそのものがおかしいともいえるわけです。

 現在では全世界で月産50CTともいわれる現在では希少性も何もあった物ではありません。現在では天然の1/2~1/3の価格で販売をされているようですが、いずれ1ctサイズが数万円から数千円で販売をされるようになるでしょう。既にいろいろなところで価格の下落が進んでいるようですが量産品とはそういうものです。

 ましてや宝石ではありませんから重量表示に『CT』を使う事も如何なものかと思いますし、そのような販売をすることが問題なのでしょう。つまり、宝石業界がそんなものを取り扱わずに普通の売り方さえしていればなんの問題もないことです。業界自体が違うのですからそのようなものに宝石を扱っていながら混ぜ込ませようとする輩が問題なのであり、合成ダイアモンド自体が問題なのではありません。

 それを如何にも宝石業界の新しい流れのように講釈を述べる輩は如何なものかと思います。

 慌てないことが大事です。
https://ameblo.jp/diamonrow

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