2003年の初夏、丁度ラスベガスJCKショーの開催時期に出展をし、灼熱の外気に触れながら宿舎から会場に向かい会場に一歩踏み入れるとその中の冷気が肌に心地よく、私自身はその事自体が決して嫌いではなくむしろご機嫌でもありました。そんな時にある一通の招待状を貰いました。
ラスベガスのJCKショーはリゾートホテルべネシアンにつながるサンズコンベンションセンターというところで行われていたのですが、その招待状のその場所とはちょっと離れた某ホテルの一室が会場となっておりました。私は灼熱の外気の中を駐車場に向かい車に乗り込むと外気より更なる暑さに迎えられエンジンをかけエアコンで少し車内を冷やし、会場へと向かいました。
そのホテルの一室に顔を出すと長身の眼鏡をかけた男性が迎えてくれました。名前はもう忘れましたが人造ダイアモンドメーカーのGemsisのCEOでした。
彼の話によるとJCKショーへに出展依頼を数年申し込んでいるが合成ダイアモンドという事で出展を許可されずにいるという事でした。結果的に同時期に近くに会場を設けてアピールをしているという事でした。話の内容は、彼のここまでのいきさつや活動について説明をされ、ぜひ協力をしてもらえないかという事でした。
話の内容というのは彼は軍人でソ連崩壊の折にソ連に派遣をされ、その際に人工ダイアモンドの製造機に出会ったという事でビジネスになると考え除隊をし、製造機を手に入れGemsisiを立ち上げたという事でした。
勿論、その前からその噂は耳にしておりましたし、興味もあったという事もあり、詳しく聞くと既に米国内では約40店ほど、さらには香港に法人を立ち上げているということでした。そして条件としてネット上で取り扱いを公表するという事で不正を防ぐという事もしておりました。しかし、当時の日本においてはまだまだ業界の知識不足という事もありましたのでその場での返答は控えました。
実際には確認は取れておりませんがその前にすでに日本には入っていると確信をする事はできました。それというのはまだ旧ソ連崩壊前に日本にはソ連からにダイアモンドの輸入が行われていたのですがGemsisのダイアモンドの製造機械が旧ソ連製であったという事から結びついたのです。
旧ソ連崩壊の数年前にある事件があり、その時に大量のダイアモンドが警察に押収され、そのダイアモンドの鑑別依頼を受けた事があります。その時にはまだ人造ダイアモンドの知識も余り無く、考えたもいませんでしたが経験上の肉眼ではそのダイアモンドに違和感を感じていたことがありました。
当時の計器上ではダイアモンドであることは理解しつつも当時大量にダイアモンドを見ていた自身の経験が違和感を発していたのです。もちろん今となってはその確認をとる方法はありませんが、当時の鑑定機関はダイアモンドとしてグレーディングレポートを出しておりました。
その後ディスクローズされた取扱店の中に当方の取引先でデトロイト郊外のお店も入っておりましたので後日訪問をし、確認をしてみるとそこの店主は
『何の問題もないよ、ちゃんと説明が出来るからね。』
と意外とも言えるくらいに簡単に返答をしておりました。
つまり、アメリカの場合怪しげな業界という前提がないので、ちゃんとした説明をすれば何の問題もないことでした。私は反面羨ましさを覚えた記憶があります。
当たり前のことですが説明をしにくいとか疑念を持たれるというのは販売側の問題であってお客様にちゃんとした説明が出来れば問題がないという事はある意味当たり前のことでそれが出来ないという方のレベルに問題があるという事を痛切に感じました。つまりプロ意識の欠如です。
その後私の業界に対する考え方が変わってきたような気がします。
https://ameblo.jp/diamonrow
ラスベガスのJCKショーはリゾートホテルべネシアンにつながるサンズコンベンションセンターというところで行われていたのですが、その招待状のその場所とはちょっと離れた某ホテルの一室が会場となっておりました。私は灼熱の外気の中を駐車場に向かい車に乗り込むと外気より更なる暑さに迎えられエンジンをかけエアコンで少し車内を冷やし、会場へと向かいました。
そのホテルの一室に顔を出すと長身の眼鏡をかけた男性が迎えてくれました。名前はもう忘れましたが人造ダイアモンドメーカーのGemsisのCEOでした。
彼の話によるとJCKショーへに出展依頼を数年申し込んでいるが合成ダイアモンドという事で出展を許可されずにいるという事でした。結果的に同時期に近くに会場を設けてアピールをしているという事でした。話の内容は、彼のここまでのいきさつや活動について説明をされ、ぜひ協力をしてもらえないかという事でした。
話の内容というのは彼は軍人でソ連崩壊の折にソ連に派遣をされ、その際に人工ダイアモンドの製造機に出会ったという事でビジネスになると考え除隊をし、製造機を手に入れGemsisiを立ち上げたという事でした。
勿論、その前からその噂は耳にしておりましたし、興味もあったという事もあり、詳しく聞くと既に米国内では約40店ほど、さらには香港に法人を立ち上げているということでした。そして条件としてネット上で取り扱いを公表するという事で不正を防ぐという事もしておりました。しかし、当時の日本においてはまだまだ業界の知識不足という事もありましたのでその場での返答は控えました。
実際には確認は取れておりませんがその前にすでに日本には入っていると確信をする事はできました。それというのはまだ旧ソ連崩壊前に日本にはソ連からにダイアモンドの輸入が行われていたのですがGemsisのダイアモンドの製造機械が旧ソ連製であったという事から結びついたのです。
旧ソ連崩壊の数年前にある事件があり、その時に大量のダイアモンドが警察に押収され、そのダイアモンドの鑑別依頼を受けた事があります。その時にはまだ人造ダイアモンドの知識も余り無く、考えたもいませんでしたが経験上の肉眼ではそのダイアモンドに違和感を感じていたことがありました。
当時の計器上ではダイアモンドであることは理解しつつも当時大量にダイアモンドを見ていた自身の経験が違和感を発していたのです。もちろん今となってはその確認をとる方法はありませんが、当時の鑑定機関はダイアモンドとしてグレーディングレポートを出しておりました。
その後ディスクローズされた取扱店の中に当方の取引先でデトロイト郊外のお店も入っておりましたので後日訪問をし、確認をしてみるとそこの店主は
『何の問題もないよ、ちゃんと説明が出来るからね。』
と意外とも言えるくらいに簡単に返答をしておりました。
つまり、アメリカの場合怪しげな業界という前提がないので、ちゃんとした説明をすれば何の問題もないことでした。私は反面羨ましさを覚えた記憶があります。
当たり前のことですが説明をしにくいとか疑念を持たれるというのは販売側の問題であってお客様にちゃんとした説明が出来れば問題がないという事はある意味当たり前のことでそれが出来ないという方のレベルに問題があるという事を痛切に感じました。つまりプロ意識の欠如です。
その後私の業界に対する考え方が変わってきたような気がします。
https://ameblo.jp/diamonrow