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2019年1月28日月曜日

東京国際宝飾展⁉

 一昨日IJT ( 国際宝飾展東京)を終えてその土産がインフルエンザということで、やはりこの時期の大衆が集まる所へは気を付けなければならないと改めて感じた次第です。

 この間私と接してインフルエンザに罹った方がいましたら本当にごめんなさい。

 さて、今回の宝飾展ですがやはりというか運営もそうですが本来の宝飾展の目的とは違う方向に向かっていたことが如実に表れていました。

 まずは全体的に来場者が少なかった中で圧倒的一般客が多かったこと、さらには中国をはじめ海外からのバイヤーが少なかったこと。この二つは本来に出展者や業界の人々が少なくなってきたことが要因ではありますが、さらにはここ最近中国からのインフルエンサーがSNSの中国側からの遮断により来場者そのものが少なかったことも要因ではあるでしょう。

 当社としては初めての出展いうこともあり本来の大体の目的は果たした言ってよいでしょうが長らく出展をしてきたところは次回からの出展を考慮をしたいというところも多くありました。

 問題は出展者も国内外問わずに一般客を前提にしているので低単価のものが多かったり、リサイクル商品が多かったりもするので本来の新製品や企画商品の少なさが気になることと高額商品の少なさでしょう。

 本来の宝飾展の目的に反しているので海外、特に西洋からの出展社はこれからもますます少なくなってくるでしょう。

 今回やはり驚いたのはダイアモンド知識に対して20年以上前の知識かと思うような質問やお答えが多かったことでもあります。改めてダイアモンドの知識をもっと正確に伝えることが必要だと感じました。
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2019年1月22日火曜日

国際宝飾展⁉

 明日からIJT(国際宝飾展東京)が開催されますが今年は当社も出展をいたします。

 現在の宝飾展に関していえばどちらかと言えば否定的な私自身ですが、その理由として本来の原点は業界の振興と」発展という事でしたが、どちらかと言えば現在の宝飾展は安売り販売会状態で、以前は認めていなかった一般客や海外からの観光客の誘致がメインであり、海外出展社も殆どないという状況であり、それが現実です。

 しかし、現代はBtoBからBtoCへの移行段階であり、これは否定の出来ない事実といえるでしょう。また、これ宝飾業界のみならず、他業種も同様の変化をしているといってよいです。

 路面店からショッピングモールへ。そして、それはネットショッピングへと移行をし、これ自体は時代の流れであります。路面店がシャッター通りになり、郊外ショッピングモールがゴーストタウン化し、更にはネットショッピングの進化につけて町へ人が出なくなり、町のイベントムードはクリスマスや正月気分をそいでしまうようになりました。

 ウインドーショッピングや衝動買いもなく、付加価値といったものの位置づけも低くなり、価格はさらに落ち、デフレスパイラルはまだまだ続くのでしょう。それは流通にいるものとして業界というよりもビジネスとしてBtoC という形態を無視はできなくなってきているという事です。

 その他色々と事情はあるにしても今回出展を決めた一因としてこの形態への対処という事もあります。資源のない国として流通を破壊する行為はあまり良いとは言えませんが、時代の変化として受け止めなければいけないでしょう。ただし、同時に流通の下流である小売店さんや百貨店さんの売り場を守るという事も忘れてはならないです。

 家電業界では品番を変えたり、性能を変えたりしながら小売店さんと通販再度を色分けしているようですが、あくまでも供給側の理屈でしかありません。

 宝飾業界の場合はこの差を出すことは難しく、昨今話題の人造ダイアモンドを取り扱うのかどうかという事が一つの境目になるかもしれません。

 今回の宝飾展では話題の人造ダイアモンドの出展もあるそうですが、これはこれで大きなトライだと思っていますが主催者側の無軌道さも露呈しているような気もします。決して業界の発展に寄与するような内容ではないと思っています。

 それらを含めて今回の出展の運びとなったのですが新たな試みになることを期待しています。
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2019年1月18日金曜日

見解⁉

 先日さる鑑定機関のトップとお話をさせていただく機会があり、人造ダイアモンドについての見解についてお話をさせていただいたのですが、まず第一に人造ダイアモンドを看破することは100%可能であり、更に人造ダイアモンドの進化が続いてもそれは限りなく可能でしょうとの事でした。

 看破方法に関しては現在においては殆どが非公表にしているとのことでその看破方法を公表するとやはりその部分を解消して人造の新しいものが出てくるというものでした。

 現在市場で多くの人々が懸念をしていることですが、販売するものに混じることはないのかどうかという事になると海外の製品に関していうと混入の可能性は大であるという事ですが、それらの多くはメレーサイズの物であり複数石を使用したものが多いことは想像に難しくありません。

 しかし、現在においてはそれぞれのメレーサイズに対して鑑別書を付けることはかなり課題も多く残ります。それは数百円のダイアモンドに1000円の代を鑑別代払う事になりますので下手をすれば本体のジュエリーよりそちらの方が高くつくという事になります。そうなるとそれを回避する会社も多く表れるでしょう。

 そこで私自身も以前書きましたが小売店さんがその辺をプロテクトをすることが難しく、問題が起きた時には世間を騒がせることにもなりかねません。そこで将来の事を見据え、小売店さんを守るためにも小さなサイズ物に関しては日本ジュエリー協会なり、日本鑑別組合なりが声明として使用を容認するという事をすべきではないのかという事です。

 つまり、きたない天然の物よりは明らかに綺麗でコスト的にもあまり変わらないのですからデザイン物に関してはあまり大きな変化はありません。ましてや過去にも宝石以外を使用した製品も数々あり、更には人造宝石を使ったデザイナー物も多くありますのそれほど大きな問題になるとは思いません。さらに言うと熱処理の色石等も多く扱われ再生石も多く扱われてきました。

 従来方法で頬かむりをしたままだと小売店さんを守れないという事です。勿論天然の拘るところは全石調査をした上でそれなりの価格で販売をすれば良いだけですからそれも問題はありません。

 勿論大粒の一個石に関してはいずれにしても鑑別書なりを付ける必要もあるでしょうし、本来はグレーディオングレポートも天然石を前提としてくれればよいのですがGIA(米国法制学会)などはデビアスの影響もあり、人造石にまでレポートを付ける体たらくです。

 天然のダイアモンドには自然の情報、物語がたくさん詰まっています。さらに言えばこれも見解として一致をしたことでもありますが、やはり天然に比べてライフが落ちるような気がするという事に関しても一致をした次第です。

 今後の業界のモラルが上がっていくことを望んでやみません。
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2019年1月8日火曜日

本物と偽物の線⁉

 天然と自然と分けると難しい部分はありますが、あえて分けると人為的ではなく自ずから存在をしているものが自然であり、その自然の状況を天然といえるのでしょう。

 ダイアモンドに置き換えると人造なのかそうではないのかと分けると、人造に対して天然とは言いにくい部分があります。何故なら現状の皆が認識をしているダイアモンドはすでにカットが施されており、見た目においてはどちらも人の手が加わっているいますのですから。

 それではカットをしない状況では素材として自然か人工かという事になる訳ですが、カットをして手が加わった場合にはどちらもダイアモンドには違いがないので後は『本物か偽物か』という表現にすることが適当ではないのかと考えます。つまり、過去の合成ダイアモンドとか人造ダイアモンドといわれたものは他の物質でしかありませんでしたが、現在のものはどちらもダイアモンドです。

 素材の生成過程以外に違いがないのであればその表現方法は研究所生成ダイアモンドと呼ぼうが養殖ダイアモンドと呼ぼうがフェイクでしかありません。すべてのものは完成したそのものを見ていきなり名前が付くわけではなく、その過程もあるわけです。

 もし本物のダイアモンドが無くいきなり人造ダイアモンドが生成されたとしてダイアモンドと呼ばれるかどうかというと必ずしもそうではなく硬質グラファイトなり透明グラファイトなりの名前が付いたかもしれません。

 天然のダイアモンドはその由来があり名付けられています。他の自然の物の多くはその由来があってのネーミングになっていると思います。日本では有名な『カニカマ』なるものが有りますが、これは元々本物の蟹に似せたものであることは誰も知っています。しかし、先に蟹があったためのネーミングです。

 もし、素材そのものでの話でするなら『天然か人造』という事になるのでしょうがいずれにしても理屈を言えば人の手が既に入ってダイアモンドという以上『本物か偽物』を頭に付けるか、『カニカマ』ではないけれどダイアモンドユライとかグラファイトからダイアファイトとか他の名前を付け明らかな違いをつけるべきではないでしょうか。

 これらは私見ですから皆さんがどう考えるかですがむしろ表現をきちっとすることで今までまやかしていたような部分も、よりやり易くなるのではないでしょうか。

 一つの例としてどちらのダイアモンドと表現するにしても『こちらのダイアモンドは換金性がありますが、こちらの方はありません。』のようなはっきりとした線を引いてあげることにより購入者の意志もはっきりとしやすいのではないでしょうか。

 ある意味では好機が来ているのかもしれません。
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2019年1月7日月曜日

CVDダイアモンド⁉(追記)

 昨今私が書いているCVD(人造ダイアモンド)という書き方に誤解があるようなので追記します。

 CVDとは本来生成方法を指す言葉で日本語でいう科学蒸着(Cemical Vapor Deposition)という方法です。

 ダイアモンドには以前からのHPHT(高温高圧)方法を始め、使われだした言葉が多くあります。HPHTに関しては天然のダイアモンドに高温高圧をかけ色処理をする方法でもあり、合成ダイアモンドの生成方法でもありますがそのことに関しては以前からGIA(米国宝石学会)においてもそのインフォメーションを行っています。

 最近になりとみに話題になっている人造を前提にHPHT方法と区別の為に単にCVDという言葉を当てはめて書いてきましたが、正確にはCVD生成ダイアモンドもしくはCVDダイアモンドと書くべきだったのかもしれません。

 これらの方法以外にも他の人造宝石を生成する方法はありますが、ここではダイアモンドに特化し、最近特に問題が起こりそうなCVDダイアモンドに関してだけを取り上げています。

 何故ならHPHT法に関しては古くから用いられ現在で最寄り安価な生成方法として用いられていますが違いは大雑把に言うとHPHTに関しては高圧下で高温をかけグラファイトをダイアモンド化する方法でCVDは炭化水素ガスの混合物に電熱による刺激を与え基板上にダイアモンドの結晶を創り上げるもので特に高圧を必要とはしない。更には成長ではないので膜を一枚一枚重ねていく方法なので小粒には向いているが大粒向きではないという事でしょう。それゆえ大粒に関してはHPHT由来という可能性が大きいとも持っても良いのではないかと思っています。

 現在ではCVDダイアモンドに関してはメレーサイズが多く、この辺が大きな問題になっているといってよいでしょう。昨今ではホウ素投入や窒素投入方法の改善により、より天然に近いものが造られていますが、いずれにしても看破方法が確立されているといってよいでしょう。

 色々報道等で心配をしている人たちもいるそうですが、むしろ色石の天然の物ものに処理をしている物よりは明らかに天然か人造かといった分け方をできるのでむしろ心配はないのだろうと思っています。

 現在米国では天然と同じ素材という意味で過去の合成ダイアモンドとは一線を引き、研究所成長ダイアモンドとか養殖ダイアモンドといった定義づけを行っています。

宝石としてのダイアモンドに追加⁉

 このところCVD(人造ダイアモンド)について書いていますが、色々考えた末に思う事は宝石としての条件として5つ美観性、希少性、耐久性、携帯性そして換金性がありますがさらに情報性というものを追加するのはどうでしょうか?

 情報性という言葉がイコールかどうかわかりませんが、天然のダイアモンドにもCVDにも内包物はありますがその性格は極めて異質です。例えばダイアモンドの内包物にはE型、P型というものがあるという事は以前にも書きましたが、そのほかにもいくつかの内包物が有りますが、このことにより以前は地下200~250キロともいわれていたダイアモンドの生成深部が今では下層マントルの660キロ以上深部での生成も認められています。

 特にタイプⅡといわれるダイアモンドには下層マントル付近での生成されたものが多いとされています。これは地表近くの存在の多い窒素の存在が大きいと思われるのですが、窒素イコールタイプⅠということになりますので、その想像に値するのだと思います。

 難しい話は抜きにしても天然のダイアモンドには地球深層部の情報が多く含まれている反面CVDにはその情報は勿論ありません。その内包物は単なる圧力の不安定による瑕疵でしかありません。これも技術によりいずれ改善されるでしょう。

 つまり、CVDの存在そのものは今後も否定はできないし、その生産者たちが本当にジュエリーの価値としての人造ダイアモンドを目指しているのかどうかという事もあります。もっと違う目的により人造ダイアモンドの生産に精を出している可能性も大きいのです。

 今後看破方法も更なる躍進をし、その境目というものは明らかに明白になっていくでしょう。前回も書きましたがその目的は別にしてもその存在を否定しない以上違いも明白化をしていくべきです。

 科学としてのダイアモンドと宝石としてのダイアモンドは明らかに違います。その違いを打ち出す事とジュエリーに使用をする事とは意味が違ってきます。起源を元々訪ねれば宝石としての存在があり、それを身に着けるものとしてのジュエリーが存在をしてきましたが近代においては必ずしもジュエリーは宝石を伴うものとして発展をしてきたわけではありません。

 それ故にジュエリーをより生かすための材料としてのCVDを素直に認め、養殖真珠や処理色石の時のように存在を誤魔化すような表現方法は止め素直にジュエリーに使用をすることを認めることが大事であり、単純に材料としての道を歩むべきでしょう。

 現代販売の大半を占めている催事や通販には意図的ではないにしても」混じりいる可能性はあります。であればそれは最初に認めてやみくもな混乱やまやかしはやらない方が後々の為になるでしょう。

 それ以外の宝石としてダイアモンドを販売するところはその証明を付け、消費者もそれを理解し多少の金額を上乗せすることを認めるべきなのです。もう二度とこれを機会に明らか着色の真珠を調色とごまかしたり、明らかに販売量を増やすために処理をした色石に対して、殆どの色石は処理がされているような説明をするような販売側の都合ではいけないのです。

 これを機会にちゃんとした宝石の位置の確認と宝石というものの意味を理解してもらえるように啓蒙活動をする必要が宝石業界にはあるのでしょう。その為にも宝石というものの条件をもっとしかっりと確立する必要があります。

 これがが確立をされればこの市場にCVDが投入をされても何ら問題はないと私は考えます。
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2019年1月5日土曜日

平成の30年間⁉

 平成の終わりの年を迎えると30年は日本にとってどんな時代だったんだろうと考えます。勿論一般的に言われる災害の多かった時代ですが、天皇陛下が述べられた通り、戦争を起こさなかった時代でもありました。

 しかし、私自身が一番印象に残るのは日の昇る日本から日の沈む日本です。バブルのピークで平成元年を迎え、その後の衰退は目を追うものが有りました。世界のベスト50社が日本企業であった物が現在では35位のトヨタのみです。

 また、個人のGDPが世界2位だったものが25位です。これを衰退と呼ばなければ何を衰退と呼べばよいのでしょうか。

 戦後の日本は近隣諸国の不安定状態を米国の下の元、利用し経済発展を遂げてきました。近隣諸国が日本をよくも見れないことはこの辺にもあるのかもしれません。朝鮮動乱、ベトナム戦争等々日本はこれらの戦時享受をどれくらい受けたのだろうか。

 そして、近隣諸国が安定するとともに日本の衰退がはじまったのは否めません。

 物造り日本とか、クールジャパンなどと表面上の対面は整えていますが、本当に今のままで良いのでしょうか。物造り日本というならばもっとモノづくりにお金を払い職人に敬意を払わなければならないでしょう。既にそれらの職人たる人々は存在するのでしょうか。

 そして、クールジャパンなどと言っていますが、アニメを中心とした日本文化を本当に繋げていく文化として重要して良いのでしょうか。デジタルを使った文化などはすぐに途上国が追いついてくるでしょう。

 一番の問題は日本の社会主義化でしょう。自民党や他党の政治家は国民というより自分の選挙民当ての政策ばかりを行ってきたことが結果的には日本を社会主義化してきていることに気が付いていないのではないでしょうか。バラマキ政治とは実は社会主義の入り口であることに早く気が付くことです。

 ばらまいている以上に集めている税金。返す目度のない借金は形は違えども社会主義国家の崩壊の形に似ているとは思いませんか。集める税金がなくなった時に崩壊が始まる訳です。

 国家に色々やってもらいたいことが多々あることは理解をします。しかし、それは社会主義国家の国民が働くなったこととよく似ています。今、国は面倒を見てくれませんが以前社会主義国家だった国の殆どの国の国民は躍動し発展をし始めています。

 日本も後れをとってはいけません。多くの国はローンで物を買う事はありません。日本はそのローンという経済が虚像を作っているような気がしてなりません。本当はお金がないのです。

 今の政治なら誰でもできます。今のはただ政治家が政治ごっこに酔っているだけで実は誰がやっても役人が動かしているだけなのです。つまり社会主義そのものなのです。

 これからの30年間で何を変える事が出来るのかを考えることが本当に大事でしょう。国単位ではなく個人単位でという言ことですが・・。

2019年1月4日金曜日

今後の人造ダイアモンド⁉

 前回に続きCVD(人造ダイアモンド)についてですが、昨年末よりCVDの件がTVで良く報道されているという事でこの年末年始にかけてご質問をいただくことが多く、ちょっと書いてみます。

 人造ダイアモンドの報道に関しては不安をあおるような内容が多いように思いましたが、実際にはどうかというと、人造である以上その看破方法は存在しています。TVではプロでも見分けがつかないという事でしたがどの部分までをプロというかは別にして相当数見てきた人であれば違和感を感じる程度のことはあります。

 一番の違いはCVDに関しては宝石ではないという事を前回にも述べましたが、宝石の前提となる希少性と換金性がないという事ですが、問題はそれ以前の販売方法としてその不安を取り除くことができるかどうかという事だと思います。

 これは現在宝飾品を取り扱っている人々の意識の問題でもありますが、少なくても催事等を行っている人々にはこの不安が常に付きまといます。つまり多くの催事屋さんたちはメーカーからの受託商品が多いのでその中にCVDが混入されていても区別もつきません。

 しかし、宝飾業界としてはこれを水際で防ぐ為には小売店さんが催事屋さんや問屋さんに鑑別済みのみを搬入するように依頼をするしかないのですが、催事屋さんや問屋さんいはコストを含めて時間もかかることなので難しい状況になるのでしょう。

 つまり、現実的にはキタナイ天然のダイアモンドを扱い価格を誤魔化そうとするよりもCVDが入った物のほうが綺麗であり、更にはダイアモンドであることには変わりがないのですから最初から催事の展示商品には美しさを追求するために混じっていることを前提にすれば問題が生じません。そして、それを選ぶかどうかは購入者の考え次第と販売者の説明次第です。

 今後鑑別協会側でCVDを『養殖ダイアモンド』などと呼ぶことを考慮中であるとも聞きます。つまり、真珠にしても養殖という便宜上の名前を与え、色石の処理石に関しても、如何にも殆どが処理石であるかごとく消費者を啓蒙してきたのです。

 勿論当たり前の考え方をしている人間であればこのこと自体が業界の都合であり、鑑定する側の都合であることはすぐにでも気が付きます。しかし、これ以上の誤魔化しは業界自体を衰退させ更には宝石というものに対する不信感を増幅させかねません。

 そこでいっその事はっきりと認めCVDというジュエリーにとって適した素材を使用していることを認め、ただし宝石ではないという事実をきちっと伝えることが業界の誠意ではないでしょうか。それで業界が落ち込むことはないと考えています。なぜなら、今までも催事等で宝石ではない素材を使いながらそれなりの価格で売ってきたのですからそれほど大きな問題とは思えません。

 もし天然のものがご所望であればお金を出すか、質を下げれば良いのです。ただしここには精神的な問題もあります。以前にもありましたがキュービックジルコニア出てきたときには相当数売れましたが、現在ではほとんど売れません、やはり、見た目がダイアモンドでも実際にはフェイクなわけですから、心の問題として身に着けていて惨めになるという意見も多々あり、いつの間にか市場価値を失い始めました。

 人間情緒というものはやはり本物の中にのみ存在するものであり、何事も偽物には本質というものがありません。今後のCVDは取り扱う側の倫理の問題であることは間違いがありません。
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2019年1月2日水曜日

新年を迎えて⁉

 富士山の麓に火田栗本宮富士浅間神社というものが有ります。私は一昨年の夏に知人の勧めによりその神社を訪れたのが最初なのですが、自身の中で何か感じるものが有り、今年の始まりを意識するために行ってきました。

 最初に訪れたときになぜか心安らぐような気がして気になっていたのですが、富士山の麓という先入観がないにしても不思議な場所なのです。そこの場所は大きな杉の木が数本あり、その周りに沢山の杉のある林間なのですが特に2本だけとてつもなく大きくなった杉の木があり、ご神木となっています。

 私自身は霊感とかそういう類のものはあまり感じもしないし、あるとも思っていません。しかし物理的に証明の出来る磁場とか波動というものは何らかの影響を動物や生物に与えることは否めません。

 つまり、月による潮の満ち干があるように宇宙の理屈が地球への影響を持っていることは明らかなのですがこの場所というものも何らかのエネルギーの影響で生物なりを成長させており、そのせいで一部の杉の木が大きくなっているのかなとも思うわけです。

 私自身富士山の誕生に関して地球が今よりもっと不安定な時に海の満ち引きと同じようにその部分が引っ張り上げられて爆発し。あのように日本一高い火山が存在をしたのだろうと考えています。

 つまり、一番柔らかい場所が地球の遠心力なり、月の引力なりの影響により爆発をした場所という事ですが、そのエネルギーがその辺りで一番強い場所という事です。

 私自身その大きな2本の杉の間に立つとなぜか気持ちが落ち着きリセットされるような感情的な物を感じ、なぜかポジティブな気落ちになります。つまり、スピリチュアル的影響を受けるのです。

 自然界には人間が解明をしているいないに関わらず人間社会に影響を与えているものが沢山あります。マイナスイオンなどもその一部でありそれは科学的にも説明がついていることです。

 自然のすごいところは、人工のものではない魅力というものは未知だからという事とも一因ではありますが人間の力では出来ない事をみせてくれるからです。

 最近いつも話題にしている人造ダイアモンドにしても天然のダイアモンドが地球内部から持ってきた地球の歴史を存在させることは出来ないのであり、もっと言うなら宝石というものは自然が創りだしたからこそ宝石であり、それは人間型ロボットをいくら作り出しても所詮は自然が創りだした人間が創りだしたものに他ならないという事でしょう。そこには物理的価値しかないのです。そして物理的価値というものはやがて失われるのです。

 新年は心新たに天然のダイアモンドというものをいかに伝えるかというテーマが浮かび上がってきたのもこの神社をを訪れての事でした。新しいダイアモンドの時代の幕開けかもしれません。
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